第16話 裏切りのステージ
べ「ここでいいわ」
そう言って車を止めると、ベルモットは後部座席で外を眺めている##NAME4##へ声をかける
べ「ジンには私から言っておくから…
バーボンは返すわ
ゆっくり2人で過ごしなさい」
きっと、今日の私の様子を見て暇をくれるということなのだろうと予想し、視線をベルモットへとす
『…ありがとうございます。ベルモット』
べ「ふふ、いいのよ
じゃあね」
そういって優雅に車から降り、駅へと姿を消していった
…ベルモットですら悪いと思う程私の機嫌は悪かったのか…とベルモットの後ろ姿を眺めながら自分で呆れてしまった
降「##NAME4##、こっちに来い」
『はい…』
一度車を降り、助手席へと乗り込む
シートベルトを締めようとそちらへ顔を向けたが、頭を捕まれた…と理解した時にはすでに目の前には金色で埋まっていた
と同時に唇に感じる温かく柔らかい感触…
『っ…』
降「…すまない…」
『…なにがですか?』
降「しばらく連絡が取れてなかったことと…今日の事…ベルモットから言われたよ
“嫉妬”してくれたんだろう?(ニヤリ)」
『っ!!(言ったのか!!ベルモット!!)
い、いやっ、嫉妬というか…っ』
降「それに、コナン君からも言われたよ
“お仕事だからっていうのはわかるし、##NAME2##姉ちゃんもわかってるだろうけど…あんまり泣かせないでね”とね」
『(新一!!お前もか!!////)
え、え~っと…;///』
降「…別に嫉妬することはワガママじゃないぞ?
むしろ俺は嬉しい(ニコリ)」
『…///』
自分の感情が思いのほか表に出ていた恥ずかしさと、子供みたいにあからさまに嫉妬していた自覚があり…
……穴があったら入りたい…
降「で?嫉妬、してくれたんだろ?(ニコリ)」
頬に手を添えられ、顔をそむくことが許されない
精一杯の抵抗で視線だけ外すが…
自分の顔が熱い自覚はある…
『…;///』
降「…##NAME2##?」
ぐっっと顔を近づけられ、綺麗な青が視界いっぱいに広がる
これは言うまで攻められるパターンだ…
と諦めと覚悟を決める
『~っ…し、しまし…た…///』
降「……マズイな…」
『え?…何か…やっちゃいました?私…;』
降「…そうだな…
可愛すぎて困る」
『っ!?////
え、あ、!?か、かわっ!?』
降「とりあえず、今日は俺の家に帰るぞ
・・・覚悟しておけよ?(ニヤリ)」
『…っ、こっちのセリフよ…っ!』