第15話 バラの真相









話しが大体終わったので、降谷に連絡を取り迎えに来てもらう



コナン君も送っていくと言うことになり、2人で外に出て降谷の到着を待っている




コ「脇腹の傷…もう大丈夫なのか?」



『うん。大丈夫だよ(ニコ)

まぁ降谷さんも私も、内臓に当たらないけど脇腹に当たるギリギリを狙ったからね』



傷口の上を触りながらそう告げた##NAME2##に、コナンは再び驚きを通り越して呆れ顔になった



コ「…そこまで合わせたのかよ…;」



『一応、警察学校時代は私と降谷さん成績トップだったからね~

お互いの腕は信頼してるし(ニコリ)』



自信満々に、自慢げに話す##NAME2##を見て、コナンは安心感を覚えていた

と、ふと窪倉について疑問に思ったことを聞く



コ「そういえば窪倉って人、西川たちが##NAME2##姉さんに情報を話しているって知らなかったみてーだけど…」



『あぁ。実は零さん、わざと窪倉に盗聴器を仕込ませたまま公安部に戻ってきたことがあってね…

その時に私が“西川たちが口を割らなくて…”って言ったからじゃないかな?』



コ「…え?なんで安室さんに盗聴器が仕掛けられてるってわかったの?」



『それは警察学校時代、遊び半分でサインを決めてたの

その時零さん、下唇を親指で触って…それは“虚偽”っていう意味だったから…

今から言うことは嘘…今公安の部屋には私と零さんしかいないのに嘘をつく必要はないでしょ?

ってことは盗聴されてるのかなって思ってね』



コ「へぇ…##NAME2##姉さんと安室さんって警察学校でも仲良かったのか…」



『お互いにトップだったし、私の直属の先輩だったからね…捜査一課の坂田祐実ってわかる?』



コ「あぁ…よく目暮警部と一緒にいるからな…」



『あれ、私の同期なんだ
成績は2位でいつも競い合ってたの』



コ「え?じゃあなんで捜査一課に?
そんなに成績がいいなら警察庁公安部でも警視庁公安部でも行けたんじゃ…」



『“人のそばで目の前で苦しんでいる人を守りたい”だってさ』



コ「…なるほどな…その気持ち、わかるよ…」



俯き、手を握りしめたコナンを見、一瞬悲しい目を向ける##NAME2##だったが、一度目を閉じ、再び開いた時にはいつもの##NAME2##に戻っていた



『…新一くんも、蘭さんの事守りたいんでしょ(ニヤリ)』


コ「!?; バ、バーロー!んなんじゃねーよ!」



『嘘ばっかり~…ってあ…タイミングがいいというか悪いというか…』



自分たちに照らされるライトを見やり、コナンは後部座席へ##NME2##は助手席へそれぞれ乗り込む



安「やあコナン君

今回は##NAME2##に手を貸してくれたみたいで、ありがとう」



コ「『!;』」



乗り込んで早々爆弾を落としてきた降谷に2人の表情は固まる



『…え~っと…;

私零さんにコナン君に##NAME1####NAME2##だと話したって…言いましたっけ…?;』



安「いや?けど君が昔工藤新一くんと姉弟として育ったこと、コナン君が工藤新一くんと親戚であること

何よりコナン君にとって##NAME3####NAME4##はパルであり、帝丹高校教師であるにも関わらず、あの倉庫で僕と銃を向けあっていたのに動揺した気配も助けようとする気配もなかった



そして君は僕の正体を知っている…



となれば、##NAME2##の正体も君にはバレていて、元々あそこで煙幕によって##NAME2##を逃がす算段だった


と考えるのが自然だろう?


何か違ってるか?##NAME2##(ニッコリ)」






あぁ…久しぶりに後ろに黒いものが見える…





『…いえ…その通りでゴザイマス;』


安「まぁその話は家でじっくりするとして『<ビクッ>;』…本当に、助かったよコナン君」


コ「…##NAME2##姉ちゃんと安室さんが無事でよかった…本当に…」



安「『!』」



安「…今度、ポアロでコナン君が好きなレモンパイでもご馳走するよ」


コ「! 本当!?(パァァァ)」


安「あぁ。今回のお礼だ(ニコッ)」


コ「ありがとう!安室さん!」



『(あぁ…2人とも可愛い…)』





笑顔で話し合ってる2人を温かい目で見守る


心の中で合掌し2人の尊い会話を横目で見ながら、この平和をかみしめる##NAME2##だった
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