第13話 動き出す影























早朝、##NAME2##の家へ変装術を用いて近づけば…




警察が出入りしていた







『…(やっぱり早々に仕掛けてきたか…まぁ部屋には組織に繋がるものも公安に繋がるものも置いてないからいいか…心配なのはノートパソコンだけど、パスワードも設定してあるし、無理にハッキングしようものならデータは消える算段になっている


特に問題はない、か…)』





そう結論付けて身をひるがえし元来た道を戻っている時、1人の男性とすれ違う


短髪で真面目そうな顔つきでメガネをかけている…





『…(風見さん…)』




少し立ち止まって風見の顔色を窺っていると、風見に駆け寄る青年が何か報告をしている



もの陰に隠れて聞き耳を立てれば、わずかに会話が聞き取れ読めた





「加美崎警視より………………で降谷さんたち公安も………………でも信じられません………………何かの間違いで………………」



風「…そう思いたいな…」




そういって敬礼をし、立ち去る青年警察官を見送った風見さんの背後に公安の先輩刑事が話しかけていた


といっても##NAME3##にとっては先輩で風見にとっては同期にあたるようだ


こちらに向かってゆっくりと歩きながら話していたので、一部の会話は丸聞こえだった




「…##NAME2##ちゃん、心配だな…

だがあの子の事だ…何か深い事情があるんだろう…」




風「俺もそう信じている

あの人が日本を…降谷さんを裏切るはずがない


絶対に、だ」




「帰ってきたら“心配かけやがって”ってみんなで泣きついてやろうぜ(ニヤ)」



風「あぁ。そうだな…その為に、あの人の今後に響かない様早く真相をみつけてやらないと…」





『…(ありがとう。風見さん…みんな…






































でも…








時には日本の為に…手を汚すこともある…



それができる人間なんですよ…私は…)』















物陰から再び元来た道を戻ろうとしたときだった

















歩「わぁ!」




曲がり角で歩美ちゃんとぶつかってしまった

思わずしゃがんで『ごめんね!大丈夫!?』と言ってしまった




##NAME2##の声で





『!!(ヤバっ)』



風「「!!?」」



『ちっ…(気づかれたっ)
ごめんね!!ちょっと急いでるから!!』



そう言って走り出す##NAME2##を不思議そうに見つめる少年探偵団の横を風見と公安の人…先ほどの青年が追いかける





「待て!!!」


風「“待ってください”!!
っ##NAME1##さん!!」


「止まれっ!!」



コ「!?(##NAME2##姉さん…?)」



追いかける3人と##NAME2##に対して敬語を使っていたことから、一瞬で警察関係者だと見抜いたコナンは、同じ警察官である##NAME2##を追いかけることに疑問を持った


そしてなぜ別人に成りすましているのか…



赤井なら何か知っているかもと探偵団と共に工藤邸へと急ぐ












工藤邸へ到着し、いつも通り沖矢が中へ入れてくれたところでコナンが子供たちから距離を取り##NAME2##について聞き出す




コ「##NAME4##さんのことなんだけど…」



沖「あぁ。彼女ならもうすぐ…」







ガチャッ



『ただいま~…あー疲れた…;』









コ「…え?;」



『……え?;』
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