第12話 緋色シリーズ
あのあと、コナンくんが「ポアロに行きたい!」と言ったので、道中お話ししながら一緒に行く事に
コ「つーかいつから気がついてたんだよ?」
『何が?』
コ「俺が工藤新一だって…」
『あぁ…実はミステリートレインの後に有希子さんに会って…』
『実は有希子さんにお願いがあって…』
有「?」
『私がいまコナンくんの近くにいる事、黙っててくれませんか?』
有「それはいいけど…どうして?
新ちゃんに言ってたほうが色々と都合がいいんじゃ…」
『いえ…今私は組織の幹部として潜入中…無闇に接触すればコナンくんや周りの人に被害が及ぶでしょう…
まぁ状況によっては言わないといけないとは思ってますが…
その(言わない)方が面白いでしょう?(ニヤリ)』
有「! ふふ、そうね!さっすが私の子!♡」
『!…ありがとうございます。“お母さん”』
『ってことがあってね
まぁその時に有希子さんにカマかけたら、見事ビンゴだったってワケ』
コ「…(母さん…;)」
『ふふ、まぁコナンくんが新一くんってわかったから…色々納得したし、これから色々協力してね?♡』
コ「…わぁったよ!そのかわり、俺の協力もしろよな!」
『まぁできたら、ね?』
ポアロに到着し扉を開けると、丁度カウンターを拭いていた安室が立っていた
その隣に立つようコナンに背を押され、大人しく立つ
安「…」
コ「…嘘つき…」
安「ふ…
君に言われたくはないさ」
『同感…(笑)』
コ「じゃあ、またね##NAME3##先生」
『あ。コナンくん』
コ「?」
##NAME2##達に背を向け、ポアロを出ようとしたコナンを引き止める
『“これから忙しくなると思うから”
また、よろしくね♡』
コ「…うん。わかったよ」
##NAME3##の笑顔に裏があると感じ取ったコナンは、一抹の不安を抱えながらポアロを後にするのだった
カウンターに座った##NAME3##を見やり、店内は誰もおらず、梓さんも裏へ入った事を確認して声をかける
降「…準備は整ったのか?」
『あと一手…それが打てればすぐにでも…』
降「わかった…
俺の方も心構えはしておこう」