第二話 トリプルフェイス



安室side




蘭さんと園子さんが入店したとき、後ろに誰かいるのが見えた


だからわざと人数を聞いてその人を捉えたのだか…
















まさか##NAME1##だとは






















向こうも俺だとは思っていなかったらしく、目を見開いていた

(普通の人には気づかれない程度の変化だが)



「……はじめまして!


安室透です」




『…はじめまして


##NAME3####NAME4##です(ニコッ)』






##NAME3####NAME4##か



それが今の彼女の名前らしい





そういえば風見が「理事官から新たな任務を言い渡されてました。高校への潜入捜査らしいです」と…



俺と##NAME1##は、自分で言うのもなんだがエリートの分類だ



警察庁公安部に所属している時点でそうなのだが…



その中でも、俺と彼女はよく一緒に任務をすることや難易度の高い任務に就くことが多かった



そうしているうちに、公安部の中でも上の地位にいた



その為、年下ではあるが##NAME1##とは腐れ縁と言っていい



お互い上の立場なのにお互い任務続き…



内部に目を向ける時間が極端に少ない


だから週1回、彼女とは連絡を取る時間を作っている



お互いの状況(フォローはいるかなど)、今の公安部の事、裏の新しい情報などを交換している






安室side end

























##NAME3##side





…いや、待て待て待て待て



確かに思い返せば“ポアロ”は降谷さんの“探偵・安室透”としての潜入先だった


ならば当然、毛利さんたちとも親しいはず




…というか…











『すごい人気ですね~(ニコニコ)』





もう…なんだろう…アイドルみたいだ




園子「安室さん、女子高生を中心に大人気なんですよ!」



蘭「SNSでも盛り上がってて~」




園子「あだ名が“あむぴ”って言うんです!」




『っっ……(プルプルプル)

へぇ!可愛らしいあだ名ですね!(ニコニコ)』














吹き出しそうだった












危ない危ない…っっ



耐えなきゃ…っ












…っった、耐えきれないかも…っ!!








表情は変えずに笑顔で入るが、心の中で爆笑していると







安「お待たせいたしました」








注文したパフェと紅茶が運ばれてきた







あ む ぴ に







『っっ…


ありがとうございます(ニコ)』





安室さんに笑顔でお礼を言うが、私が笑いを堪えていることを見透かしている様で…







安「(ギロッ)」





『…;
(…一瞬…睨まれたし殺気飛ばされた…;)』





遠慮なく睨まれ、背筋が凍ってしまった




…だって自分の上司のあだ名が“あむぴ”って!!!



笑うしかないじゃない!?!?




笑顔で毛利さん達と談笑していると、またカランカランと誰かが入ってきたようだ








コ「安室の兄ちゃんこんにちは!」



安「いらっしゃいコナンくん
蘭さんたちがいらしてるよ」



歩美「あ!蘭お姉さんと園子お姉さんだ!」


元太「何食ってんだ!?」


光彦「あれ?はじめてお会いする方ですね?」



哀「…」





…小学生がいっぱいきた



あれ?あの子…




『…君、もしかして“キッドキラー”の子?』



コ「…うん!僕は江戸川コナン!
お姉さんの名前は?」



『##NAME3####NAME4##よ
今日から毛利さんたちの先生になったの

よろしくね、コナン君(ニコ)』



1人の少年と握手を交わし、その流れで他の子たちとも挨拶をかわした


“握手するごとに手元を戻して”


全員と握手した





『よろしくね?哀ちゃん』




哀「…」




灰原哀ちゃんにも手を差し出したが、彼女は江戸川コナンくんの後ろに隠れてしまった


ちゃんと顔をのぞかせて「よろしく」は言ってくれた



安「…」


コ「…」








そんな私の行動を凝視していた男が2人












先走り過ぎたかな?
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