第六話 また潜入










安室の爆弾発言のおかげで、蘭たちは「あとはどうぞごゆっくり!!」と店を出され、梓さんからも「今日は上がってもらって大丈夫です!!あと5分ですし!!」と言って安室も上着等ごと梓に押され店を出る





安「『……………』」





安「とりあえず、僕の車に乗りましょうか(ニコ)」




『…ソウデスネ…』







もう店を出たので声色は戻して問題ないだろうと判断し、姿勢や表情は変えずに声だけ##NAME2##へ戻す








ちなみに##NAME3####NAME4##の外見はメイクで少しおっとり系にイジって、声も変えている



この技術はベルモットの教育の賜物だ



男は無理だが、女性であればある程度は変えられる(幼児~高齢者の年齢幅の調整も可能)




安室が車を回して来てくれたので、大人しく乗車した




同時に盗聴器発見器を発動させる




結果は正常















『…なんで安室がゾッコン、みたいな設定にしたんです?』




この日私が一番疑問に思ったことを口にすると、降谷は目をパチパチと瞬き、信号が丁度赤になり車が停車したと同時にこちらを見やる




降「普通、男が女を追いかけるもんじゃないのか?」



『…女性からしたら嬉しいですけど…
“あむぴ”「あむぴは止めろ」………安室さんファンから反感買いそうで恐ろしいです…;』





##NAME3##が安室に惚れて迫るより、##NAME3##が安室に迫られたほうがよっぽど危ない気がするのだが…



思ったことを正直に言えば、「そんなことより」と話しを逸らされた




降「##NAME3##先生は上手くやれそうか?」




『問題ありません

みんな西川の代わり、とすぐ納得してくれました』



降「ならいい

同じ場所に2度潜入となると、1度目よりやりづらくなるからな…」



やはりその点を心配してくれてたようだ


けど、そんなに口出しをしてこなかったと言うことは、“私なら”、上手くやると信じてくれていたのだろう



…まぁパルとしても##NAME2##としても潜入は得意だから当然と言えば当然なのだが…



やはり好きな人に褒められれば誰だって嬉しい




だから私も、精一杯の賞賛を送ろう




『そうですね…

まぁ、そこは上手くやりますよ









これでも、降谷さんの部下ですから(ニヤリ)』









降「!」







意図をくみ取ってくれたのだろう




##NAME3##自身を称賛する言葉ではなく、上司である降谷の教育の賜物だと降谷を称賛する言葉だと伝わったようだ












降「…ははっ、俺も、お前の様な優秀な部下を持てて嬉しいよ」




『…恐縮です






















で?そんな優秀な部下と向かう先は…』





























降「本庁だ(ニッコリ)」



















…………………あぁ













ほんと、優秀な上司だ…
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