第六話 また潜入
『あら?もしかして…世良さんですか?』
世「あぁ、はじめまして!
##NAME3####NAME4##先生だよな?」
『えぇ
…今日は午前中来ていなかったようだけど…?』
世「ちょっと家の用事で!
まぁちゃーんと午後から来たわけだし、大目に見てよ!先生!」
『…次からは連絡入れるようにしてくださいね?
先生方が困ってましたよ(苦笑)』
世「うっ…;
は、はーい…;」
突如蘭、園子、世良と4人でポアロへと向かう
チャリンチャリン
安「いらっしゃいませ!」
蘭「安室さん!こんにちは!」
梓「あ!蘭ちゃん!毛利さんから伝言が…!」
蘭の姿をみてすぐ手を引き店の中へと連れ込んだことにより、私の前に立つ人がいなくなった
そして目の前には安室透こと私の上司
安「##NAME3##さん!
お久しぶりです!」
『お久しぶりです(ニコ)
安室さんも梓さんも、お元気そうでなによりです』
梓「あ!?##NAME3##さん!
蘭ちゃんたちから聞きましたよ…!
ケガは大丈夫なんですか!?」
蘭を見せの中へと連れて行った梓が、安室の声で##NAME3##に気づき近づいてきた
手を握って顔を近づける彼女に若干引きながらも、身を案じてくれているので答える
『えぇ、私はケガしていませんから…
でもやっぱり怖かったですけど…;』
梓「よかった~!
もうっ心配したんですからね!?」
『あはは;すみません;』
園「まぁまぁ!積もる話は、まず座ってからにしましょう!」
園子に背を押され、##NAME3##、蘭さんが隣同士で向かいに園子と世良が座った
それぞれ飲み物を注文し、先程の話に戻る
園「で!?##NAME4##先生ほどの美人でも落とせない相手って!?」
『美人って…;
…でもまぁ、それは秘密です♡』
世「へ~、##NAME3##先生に落ちない男っているんだな!」
『そりゃあいますよ;
あ、あと世良さん、##NAME4##でいいですよ?私は立場上みなさんのことはさん付けで呼びますけど(ニコ)』
世「! じゃあそうさせてもらうよ」
園「はい!話を逸らさない!!
外見とか!性格とかだけでもいいじゃないですか!」
『え~…?』
迫ってくる園子に、あえて安室の事を言おうか降谷さんのことを言おうか…でも実際付き合うていにするのは安室だから…と考えてふと気づく
…なんで彼氏候補で降谷さんが出てきたんだろう?
…まさか…いや、きっと安室さんと付き合う設定だからパッと出てきたのが降谷さんだったってだけで…いやでも風見さんでもよかったんじゃ…他の公安部の人たちとか…
でもなんか違うんだよなぁ…
どうこたえようかと迷っていると、「僕も気になりますねぇ」と飲み物を運んできてくれた安室が笑顔でこちらを見ていた
どうやら“安室と##NAME3##が付き合ってる設定作戦”の開始を感じ取ってくれたのだろう
…我ながらネーミングセンスないな…
蘭「安室さんも気になりますよね?」
安「えぇ、すごく…
##NAME3##さんの様な綺麗な方に落ちない男性はいないと思いますが?」
爽やかん笑顔を向けながら問いかける安室を内心冷ややかな目で見ながら『安室さんはお上手ですね』と返す
園「じゃあじゃあ!安室さんから見て##NAME4##先生は魅力的な女性ですか!?」
『え…っ///』
…一応、照れておこう…
また歯の浮くようなセリフを言ってくるんだろうなぁと心構えをしていたが、その心構えが無駄に終わることを知る
安「僕は##NAME3##さんより魅力的な女性は、見たことがないですよ」
いつもの爽やかな笑顔じゃない
少し儚げな表情で…安室透の仮面は被っているけど、声色は…これは…
『(…降谷さん…?)』
疑問に思っていると、隣と正面から「きゃーー!♡」という悲鳴に近い歓声が上がった
世「実は安室さんも、##NAME4##先生のこと狙ってるんじゃないのか?(ニヤリ)」
きっと彼女は半分からかったつもりで言ったのだろう
でも、今度は真剣な表情になり…
安「えぇ、僕、今彼女にアタック中なので」
「「「『えっ!?////』」」」
いや待ってそれは初耳なんですけど!?;
##NAME3##ってことはわかってるよ!?もちろん!!
けどっ!
##NAME3##が安室に片思い中で安室が折れる
みたいな流れだと思ってたんだけど違うの!?; 違ったのか!?
……………あぁ、この人、プライドはエベレスト級に高いんだった…(遠い目)
ねぇ…
最近私の計画壊す人多くない??