第五話 西川先生
あれから1ヶ月
ようやく退院許可が下り、久しぶりに##NAME4####NAME3##として帝丹高校へ向かった
はずなのに…
「動くなぁ!!!」
体育館に響き渡る高校生たちの悲鳴
縛り上げられる教師陣
銃を手にもつ犯人3人
狙いは…
「おら!大人しくしろ!!」
園「きゃぁ!!」
鈴木園子
『(財閥令嬢として、身代金目的だろうけど…それなら下校中にすればいいのに…)』
まぁ全生徒が集まるこの機会に、全校生徒をも人質に…といったところだろう
そして今日、##NAME3####NAME4##としての任務が終わり、離任式も兼ねてだった…
逆に言えば警察である私がここにいることは、ある意味よかったのかもしれない
が
あいにく警察は警察でも警察庁公安部“ゼロ”
公に捜査は避けたいところなのだが…
『(全校生徒の中で戦力になりそうなのは、空手家の毛利蘭のみ…か)』
彼女なら親友である園子さんを助けることを考えているはず
だが蘭さんにとっての“私”は高校教師
戦闘ができるとももちろん言ってないし思っていもいないだろう
『(まぁ外は捜査一課が取り囲んでいるようだし…彼らの任せましょうかね…)』
まぁんて呑気な考えだった自分を殴ってやりたい
パンッ