第三話 組織の任務
再び登庁すると、降谷がデスクに向かっていた
『…まだ、いらしたんですか?』
降「…ん?
あぁ、お疲れ」
『お疲れ様です…
先程は受け渡しありがとうございました』
降「いや、ご苦労だった」
降谷さんがの能力であればもうとっくに書類を終えているはず…
不思議に思いながらあいさつを交わし自分のデスクに着く
…そしてなぜ降谷さんがまだこの時間までいたのかを理解した
『……………降谷さん』
降「なんだ」
『……………ここにあった私の山は…?』
降「さぁ?」
『誤魔化さないでください』
降「なんのことかな?」
『今降谷さんが処理してる書類…
私のですよね!?!?;』
バンッと机を叩き降谷を見やる
しかし降谷は「HAHAHA」と笑いながら手元は忙しく動かすだけ…
『ちょっと!笑い事じゃないですよ!;
降谷さん!!早く帰って寝てください!!;』
降「ふふ、あぁ悪い…
だが、部下の体調管理をするのも上司である俺の仕事だ
急な任務で疲れただろう?
お前も今日また##NAME3####NAME4##として高校へ行くんだ
ここの仮眠室使ってもいいから、少しでも休め」
『その言葉そっくりそのまま返します!
今日の夕方にまた登庁する予定ですからご心配には及びません!!
はい!立って!一緒に仮眠室行きますよ!
そしてこの山は没収です!!』
降谷にコツコツと近づき、腕をつかんで強制的に立たせ、背中を押して出口へと軽く押す
そして書類をちょうど降谷の横にある自分のデスクに戻し、降谷の背中をズンズン押していく
降「ふっ!くくくくくっ」
『ちょっと!笑ってないで脚動かしてください!?』
一連の##NAME2##の行動に、思わず吹き出して笑いが止まらなくなった降谷を珍しそうに見ながらも、せっせと押して先を促す
その行動にさらに笑いを誘われたが、笑いを止め素直に従うことにした
降「ふははっ、あぁ悪い…
わかったよ、俺も一休みするさ」
『…本当ですよ?
起きて隣のベッドに降谷さんがいなかったら私発狂しますよ?』
降「…発狂してるお前にも興味はあるが…
登庁してくる職員の迷惑だから止めておこう」
そして降谷さんをベッドに突っ込み、自分も隣のベッドに潜り込んでしばらく…
2人は逆らうことなく夢の中へ…