第三話 組織の任務
一先ずは彼を逃がすことに成功し、警察庁までタクシーで移動する
そこで当直だった先輩に引き渡し、またあの倉庫へとトンボ返りだ
『さて…ジンに報告ね…
<PULLLLL PULLLL>
あ。ジン?』
ジ「<終わったか>」
『えぇ、手引きしたのは___よ』
ジ「<ご苦労だったな>」
『そう思うならもっと早く声をかけてほしかったですー!
あぁあと、ちょっと遊びすぎたみたいで沈黙しちゃったので、知り合いの始末屋さんに持ってってもらいましたからそこの所よろしくです♡』
この言い回しで彼が死んだこと、遺体は処理済みで血まみれの部屋だけなんとかしろと伝わったはずだ
…実際彼はいま警察庁にいるが…
ジ「<…わかった また連絡する>」
『はぁい<ピッ>
はぁ…5時じゃん』
ここから帰って30分、お風呂入って~ってしたら…
寝れないな
『ふぁ…とりあえず帰ろう…』
気を張っていた緊張が解け、軽く眠気に襲われるが
明日も学校だ
早くクスリの証拠をつかまないと…
それに…
『窪倉サンのことも調べないとなぁ…』
先程タクシーで警察庁へ向かっているとき、彼が漏らしてくれた
男「窪倉がススメてきたクスリの中にバラの形したのがあったなぁ…」
と…調べればホコリがいっぱい出てきそうだ
ちなみにそのタクシーも公安で用意したもので運転手も公安だ
さすがに倉庫に直接公安の車で迎えは無理だから偽造して…
バイクで飛ばして家に向かっていると
なぜが散歩?しているコナンくんを見かけた
こんな時間だ
走っているのは私だけなので自然とこちらに顔を上げてきた
ヘルメットごしに目が合う
そうだ
彼の事も調べないといけないんだ…
え、疲れる…
……………あ。書類の山1つ片付け忘れてた。
どうやら今日は家に帰れないらしい