ノイズな僕は生きてはいけない
「ね、姉ちゃん、いきなりなに」
「その……気になって。僕の相手ばっかりで、そういったこと、できてないんじゃないかって」
不安な気持ちを、言葉にして伝える。
家を出てからずっと働いているのに、駆から恋愛の話を一度も聞いたことがない。僕がいるから我慢しているんじゃないかって、なんとなく思ったのだ。
弟は少し考えて、口を開く。
「まぁ、今は姉ちゃんと、お互い支えあうことが大事かなって思ってるけど。そのうち、かな」
「ご、ごめん……邪魔だよね」
「そんなことないよ。それに今は、姉ちゃんといる時間が幸せなんだ」
駆はにこっと笑って、「ほら、口についてるぞ」なんて指摘してくれる。
僕といる時間が、幸せ。そう思ってくれている人もいるんだと思うと、自然と胸のあたりがぽかぽかと温まってくる。ティッシュで口元を拭きながら、口角がほんのり上がっているのを感じる。
「駆はきっとモテるよ。やさしいし、感謝を忘れないから。隠れファンもいるんじゃない?」
「いやー……あいにくそういった話はなくてね。俺にはそういった人はいないと思うよ」
苦笑いする彼に、僕は応援の言葉をかける。
「駆なら大丈夫! 駆の頑張りとかやさしさとか、全部見てくれている人が絶対いるから!」
「お、おお……わかった。ありがとうね、姉ちゃん」
「そうやって『ありがとう』って言えるところとか、素敵だと思う」
「どうも。姉ちゃんは褒め上手だね」
「そういうところ!」
二人で笑いながら、我ながら最高の弟だなと思う。彼がいなければ、きっと僕はここまで生き延びれなかった。
また、曲を作ろう。生きるために。生き抜くために。当面の間は二人で、そのうち、彼が離れて一人になっても。
この温かい気持ちも曲のテーマになるかなと、弟の作ってくれたやさしい味のシチューを食べながら、一人思った。
「その……気になって。僕の相手ばっかりで、そういったこと、できてないんじゃないかって」
不安な気持ちを、言葉にして伝える。
家を出てからずっと働いているのに、駆から恋愛の話を一度も聞いたことがない。僕がいるから我慢しているんじゃないかって、なんとなく思ったのだ。
弟は少し考えて、口を開く。
「まぁ、今は姉ちゃんと、お互い支えあうことが大事かなって思ってるけど。そのうち、かな」
「ご、ごめん……邪魔だよね」
「そんなことないよ。それに今は、姉ちゃんといる時間が幸せなんだ」
駆はにこっと笑って、「ほら、口についてるぞ」なんて指摘してくれる。
僕といる時間が、幸せ。そう思ってくれている人もいるんだと思うと、自然と胸のあたりがぽかぽかと温まってくる。ティッシュで口元を拭きながら、口角がほんのり上がっているのを感じる。
「駆はきっとモテるよ。やさしいし、感謝を忘れないから。隠れファンもいるんじゃない?」
「いやー……あいにくそういった話はなくてね。俺にはそういった人はいないと思うよ」
苦笑いする彼に、僕は応援の言葉をかける。
「駆なら大丈夫! 駆の頑張りとかやさしさとか、全部見てくれている人が絶対いるから!」
「お、おお……わかった。ありがとうね、姉ちゃん」
「そうやって『ありがとう』って言えるところとか、素敵だと思う」
「どうも。姉ちゃんは褒め上手だね」
「そういうところ!」
二人で笑いながら、我ながら最高の弟だなと思う。彼がいなければ、きっと僕はここまで生き延びれなかった。
また、曲を作ろう。生きるために。生き抜くために。当面の間は二人で、そのうち、彼が離れて一人になっても。
この温かい気持ちも曲のテーマになるかなと、弟の作ってくれたやさしい味のシチューを食べながら、一人思った。
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