all night long
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✭✭✭✭✭✭✭
「スガー。
今日のランチ、何にする?」
講義が終わり、隣に座る友人が声を掛けてくる。
いつもなら、一緒に学食へと向かうのだが、
「ごめん。
今日、俺 彼女と一緒に食べる約束してて。」
手を合わせて一礼すると、ヤツらは露骨に嫌な顔をしながら、
「お前、彼女出来てから、付き合い悪くなったな~
浮かれてんじゃねぇぞ!」
「ほんと、ほんと。
このリア充め!
バイト代出たら、飯 おごれよ~」
講堂から出て行く。
ここ最近のお決まりの会話だ。
ま、言わしたい奴には言わせておけ。
初めて出来た彼女なんだから、浮かれさせといてくれ!
「あ、ヤベッ。」
約束の時間から3分遅れていることに気付き、俺は慌てて荷物片手に移動する。
待ち合わせは中庭近くの学内カフェ。
要領のいい彼女のことだから、席は確保してくれているに違いない。
昼休みのキャンパスはたくさんの学生でごった返す。
平岩さんに早く会いたい一心で、人の波を掻き分けて走っていくと目的のカフェに近付く。
すると、窓辺近くの席に座る彼女の姿を発見。
手を振ろうとした瞬間、その向かいに男が座り込み、彼女の表情が冴えない。
誰だ?
サークルの勧誘か?
それにしても、あの後ろ姿に見覚えがあるんだけど……
「あ"っ!!」
思い出した!
アイツ、平岩さんをこっぴどいやり方で振った元彼だ。
懲りもせず、再び 彼女に近付いてきたのか?!
人の彼女にちょっかい出すとはいい度胸してんじゃねーの!
俺は急いで店内に入り、二人のいるテーブルへと向かう。
「夏乃、待った?」
いつもなら、彼女の呼び方は『平岩さん』……って以前と変わらず名字で呼ぶんだけど、
俺が彼氏だとわからせる為に敢えて呼び捨てにしてみる。
すると、びっくりした顔の元彼とこれまた『はぁ?!』と言わんばかりの平岩さんの顔が並ぶ。
だが、元彼は気に留めることもなく、
「誰、お前……こっちは今 取り込み中なのっ!
なぁ夏乃、今度一緒にプール行こう、なっ?」
今彼の俺の目の前でデートに誘う。
コイツ……図々しいにも程がある!
存在を無視された俺の腸 は煮え繰り返っていた。
何なの、このバカ男!
本当、バカなの?!
平岩さんがお前なんかと行くはず無いじゃん。
今彼の俺もこの前 プールに誘ったら、『恥ずかしい!』という一語で片付けられたのに!!
「夏乃はお前となんて絶対に行かないっ!
だから、お前との復縁もないからっ!
彼女にもう金輪際、話し掛けるなっ!!」
二人の間に割って入るように大きな声で主張すると、店内にいた学生達が『ヒューー』と囃し立てる。
あ……ついカッとなって、ここが学内カフェだったのを忘れていた。
「ほら、行こう。」
顔から火が出そうなほど恥ずかしくなって、彼女の手を取って店内から抜け出す。
あぁ、やってしまった……
「スガー。
今日のランチ、何にする?」
講義が終わり、隣に座る友人が声を掛けてくる。
いつもなら、一緒に学食へと向かうのだが、
「ごめん。
今日、俺 彼女と一緒に食べる約束してて。」
手を合わせて一礼すると、ヤツらは露骨に嫌な顔をしながら、
「お前、彼女出来てから、付き合い悪くなったな~
浮かれてんじゃねぇぞ!」
「ほんと、ほんと。
このリア充め!
バイト代出たら、飯 おごれよ~」
講堂から出て行く。
ここ最近のお決まりの会話だ。
ま、言わしたい奴には言わせておけ。
初めて出来た彼女なんだから、浮かれさせといてくれ!
「あ、ヤベッ。」
約束の時間から3分遅れていることに気付き、俺は慌てて荷物片手に移動する。
待ち合わせは中庭近くの学内カフェ。
要領のいい彼女のことだから、席は確保してくれているに違いない。
昼休みのキャンパスはたくさんの学生でごった返す。
平岩さんに早く会いたい一心で、人の波を掻き分けて走っていくと目的のカフェに近付く。
すると、窓辺近くの席に座る彼女の姿を発見。
手を振ろうとした瞬間、その向かいに男が座り込み、彼女の表情が冴えない。
誰だ?
サークルの勧誘か?
それにしても、あの後ろ姿に見覚えがあるんだけど……
「あ"っ!!」
思い出した!
アイツ、平岩さんをこっぴどいやり方で振った元彼だ。
懲りもせず、再び 彼女に近付いてきたのか?!
人の彼女にちょっかい出すとはいい度胸してんじゃねーの!
俺は急いで店内に入り、二人のいるテーブルへと向かう。
「夏乃、待った?」
いつもなら、彼女の呼び方は『平岩さん』……って以前と変わらず名字で呼ぶんだけど、
俺が彼氏だとわからせる為に敢えて呼び捨てにしてみる。
すると、びっくりした顔の元彼とこれまた『はぁ?!』と言わんばかりの平岩さんの顔が並ぶ。
だが、元彼は気に留めることもなく、
「誰、お前……こっちは今 取り込み中なのっ!
なぁ夏乃、今度一緒にプール行こう、なっ?」
今彼の俺の目の前でデートに誘う。
コイツ……図々しいにも程がある!
存在を無視された俺の
何なの、このバカ男!
本当、バカなの?!
平岩さんがお前なんかと行くはず無いじゃん。
今彼の俺もこの前 プールに誘ったら、『恥ずかしい!』という一語で片付けられたのに!!
「夏乃はお前となんて絶対に行かないっ!
だから、お前との復縁もないからっ!
彼女にもう金輪際、話し掛けるなっ!!」
二人の間に割って入るように大きな声で主張すると、店内にいた学生達が『ヒューー』と囃し立てる。
あ……ついカッとなって、ここが学内カフェだったのを忘れていた。
「ほら、行こう。」
顔から火が出そうなほど恥ずかしくなって、彼女の手を取って店内から抜け出す。
あぁ、やってしまった……