all night long
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✽✽✽✽✽✽✽
ようやく、彼の姿が浴室へ消えた所で私の計画をご紹介しよう。
【夏乃のお泊まり中止大作戦!】
菅原くんの風呂上がり後……
明日提出のレポートが未完成だと騒ぐ(芝居)
↓
ノートパソコンのある自宅に戻らなねば
マズい!……と深刻そうに悩む(芝居)
↓
慌てる私を見て、
紳士・菅原くんが心配する(予想)
↓
タクシーで自宅に戻れば何とかなるかも……
でも、持ち合わせが無い!
再び、深刻そうに悩む(芝居)
↓
紳士・菅原くん
「お金を貸してあげようか?」
と多分 申し出る(予想)
↓
「えっ、悪いよ~」とか言いつつ、
私は現金を借り、タクシーで帰宅(予想)
↓
お泊まり中止、大成功!
後日、菅原くんに返金して終了
良い人の彼に嘘付くのは胸が痛むけど、起こらなくてもいい犯罪(←勝手に妄想)を未然に防ぐ為だ。
神様だって、わかってくれるはず……
✽✽✽✽✽✽✽
ガリガリガリガリガリガリッ……
私は今 失意の中、手動かき氷器のハンドルを必死に回してる。
あぁ、肩重くなってきた……
「平岩さん、そろそろ代わろうか?」
それが彼に伝わったのだろうか?
向かいに座る菅原くんが心配そうに私を見つめている。
「あ、大丈夫。」
本当は代わってほしいのに、私は苦笑しながらも再びハンドルを回す。
何故、こんなことをしているのか?
さっきの計画はどうした、オイ……って思っていることでしょう。
私もそれを決行したかった!
がっ、しかし……
『暑いね……
何か、冷たい物あるかな?』
先程、風呂から出てきた菅原くんが冷凍庫を覗くがアイスどころか何もない。
有るのは氷くらいだった。
ここでゴマでも擦っとこう……
『私、コンビニでアイスでも買ってこようか?』
と言おうとした瞬間、菅原くんが扉を閉めながら、
『ごめんね、給料日前で買うのやめたんだった……』
振り向き様に微笑んだ。
『あ……そうなんだ……』
それを聞いて、私も笑うしかなかった。
彼のお財布事情を予測するの、忘れてたのだから!
……バカ、私のバカ!!
「ね……平岩さん。
眉間にシワすごいけど……大丈夫?」
「あ、うん。
大丈夫、大丈夫。
ほら、氷 出来ましたよ~」
そんなこんなありまして……
私達は段ボール箱からかき氷セットを引っ張り出し、真夜中だというのに額に汗して かき氷を作っている。
これから暑くなる時期を見越して、菅原くんのお母さんが『アイス買うお金を節約するように!』と気遣い、先週 アパートに送ってくれたらしい。
良く出来たお母さんですよ。
「ねぇ、シロップはどれにする?
あ……冷蔵庫に練乳もあるんだった。
ちょっと、取ってくる!」
シロップも赤、青、黄色と種類も豊富だ。
おまけに練乳もあるらしい。
本当はかき氷食べる気分じゃないんだけど、泊まらせてもらう手前 ノリが悪いのも気が引ける。
ようやく、彼の姿が浴室へ消えた所で私の計画をご紹介しよう。
【夏乃のお泊まり中止大作戦!】
菅原くんの風呂上がり後……
明日提出のレポートが未完成だと騒ぐ(芝居)
↓
ノートパソコンのある自宅に戻らなねば
マズい!……と深刻そうに悩む(芝居)
↓
慌てる私を見て、
紳士・菅原くんが心配する(予想)
↓
タクシーで自宅に戻れば何とかなるかも……
でも、持ち合わせが無い!
再び、深刻そうに悩む(芝居)
↓
紳士・菅原くん
「お金を貸してあげようか?」
と多分 申し出る(予想)
↓
「えっ、悪いよ~」とか言いつつ、
私は現金を借り、タクシーで帰宅(予想)
↓
お泊まり中止、大成功!
後日、菅原くんに返金して終了
良い人の彼に嘘付くのは胸が痛むけど、起こらなくてもいい犯罪(←勝手に妄想)を未然に防ぐ為だ。
神様だって、わかってくれるはず……
✽✽✽✽✽✽✽
ガリガリガリガリガリガリッ……
私は今 失意の中、手動かき氷器のハンドルを必死に回してる。
あぁ、肩重くなってきた……
「平岩さん、そろそろ代わろうか?」
それが彼に伝わったのだろうか?
向かいに座る菅原くんが心配そうに私を見つめている。
「あ、大丈夫。」
本当は代わってほしいのに、私は苦笑しながらも再びハンドルを回す。
何故、こんなことをしているのか?
さっきの計画はどうした、オイ……って思っていることでしょう。
私もそれを決行したかった!
がっ、しかし……
『暑いね……
何か、冷たい物あるかな?』
先程、風呂から出てきた菅原くんが冷凍庫を覗くがアイスどころか何もない。
有るのは氷くらいだった。
ここでゴマでも擦っとこう……
『私、コンビニでアイスでも買ってこようか?』
と言おうとした瞬間、菅原くんが扉を閉めながら、
『ごめんね、給料日前で買うのやめたんだった……』
振り向き様に微笑んだ。
『あ……そうなんだ……』
それを聞いて、私も笑うしかなかった。
彼のお財布事情を予測するの、忘れてたのだから!
……バカ、私のバカ!!
「ね……平岩さん。
眉間にシワすごいけど……大丈夫?」
「あ、うん。
大丈夫、大丈夫。
ほら、氷 出来ましたよ~」
そんなこんなありまして……
私達は段ボール箱からかき氷セットを引っ張り出し、真夜中だというのに額に汗して かき氷を作っている。
これから暑くなる時期を見越して、菅原くんのお母さんが『アイス買うお金を節約するように!』と気遣い、先週 アパートに送ってくれたらしい。
良く出来たお母さんですよ。
「ねぇ、シロップはどれにする?
あ……冷蔵庫に練乳もあるんだった。
ちょっと、取ってくる!」
シロップも赤、青、黄色と種類も豊富だ。
おまけに練乳もあるらしい。
本当はかき氷食べる気分じゃないんだけど、泊まらせてもらう手前 ノリが悪いのも気が引ける。