御挨拶
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烏野高校第2体育館。
練習前、体育館ステージに烏野高校排球部と背中に刺繍されたジャージ姿の男子3人組が正座した状態で一礼している。
しばらくして、中央に座る澤村が神妙な面持ちで顔を上げた。
「えっ……高いところから失礼いたします。
この度は当サイト『 evening sky 』 においでいただき、誠にありがとうございます!
11月15日に公開開始したばかりで、掲載している小説も少しではありますが、管理人共々 皆様に楽しんでいただけるとうれ……」
「大地、固いっ!」
右隣で大人しく畏まっていた菅原が辛抱堪らなくなったのか、いつものように突っ込む。
「うっ……そうか?
管理人に訪問者の方に失礼のないように挨拶しろって言われたから……」
「でもさ、オッサンみたいな挨拶して、どーすんだ。
しっかりし過ぎて、俺らの高校生としての面白味も若さもない!
なっ、旭?」
「うぇっ、俺っ?」
突然、自分に矛先が向けられた左隣に正座していた東峰がギョッとした表情で顔を上げる。
この3人の中で一番年上に見られがちな自分に振るか?
澤村の向こうで涼しい顔で佇む菅原を睨み付けた。
「じゃ、お前らはどう挨拶するんだよ。
面白味のある 若さ溢れる挨拶の見本、見せてくれよ。」
眉間に深いシワを寄せた澤村が他2人相手に匙を投げる。
その瞬間、辺りはシンと静まり返ったが、
「旭、ここはエースらしく、大地に見せてやれ♪
俺、武田先生に呼ばれてたの、忘れてた……」
菅原はいつもの微笑みを浮かべ、任せたと言わんばかりにステージから立ち去る。
「スガっ!
ちょっ、待てよっ……」
キム●ク顔負けの台詞で菅原を引き留めようとした東峰だが、左肩を掴まれる。
「ちょっ、待てよ(←棒読み)。
挨拶、まだ終わってない。」
後ろをゆっくりと振り返ると、澤村が顔を引きつらせるように笑って……
訂正
至近距離で確認したところ、東峰を見つめる澤村の目は全く笑っていない。
おまけに彼の背後からどす黒いオーラが放たれている。
その瞬間、東峰の額から一斉に汗が吹き出す。
あぁ……
練習前に悪い物を見てしまった!
東峰がそう思っても後の祭り。
「あ……そうだな……」
誰だ……
コイツをこんなに怒らせたのは!
それもこれも全部、菅原の無意味なツッコミのせいだ……
心中穏やかでない東峰だったが、この居たたまれない雰囲気を改善すべく、澤村のフォローに入ることにした。
「でもさ、スガはああ言ったけど、俺はさっきの挨拶……大地らしくていいと思っ……」
「いや、俺は旭の挨拶を聞きたい。
面白味のある 若さ溢れる、烏野のエースらしい挨拶を。」
真顔の澤村にハードルを上げられた東峰。
彼の運命や、如何に……
2015年11月15日
web拍手お礼小話として公開
練習前、体育館ステージに烏野高校排球部と背中に刺繍されたジャージ姿の男子3人組が正座した状態で一礼している。
しばらくして、中央に座る澤村が神妙な面持ちで顔を上げた。
「えっ……高いところから失礼いたします。
この度は当サイト『 evening sky 』 においでいただき、誠にありがとうございます!
11月15日に公開開始したばかりで、掲載している小説も少しではありますが、管理人共々 皆様に楽しんでいただけるとうれ……」
「大地、固いっ!」
右隣で大人しく畏まっていた菅原が辛抱堪らなくなったのか、いつものように突っ込む。
「うっ……そうか?
管理人に訪問者の方に失礼のないように挨拶しろって言われたから……」
「でもさ、オッサンみたいな挨拶して、どーすんだ。
しっかりし過ぎて、俺らの高校生としての面白味も若さもない!
なっ、旭?」
「うぇっ、俺っ?」
突然、自分に矛先が向けられた左隣に正座していた東峰がギョッとした表情で顔を上げる。
この3人の中で一番年上に見られがちな自分に振るか?
澤村の向こうで涼しい顔で佇む菅原を睨み付けた。
「じゃ、お前らはどう挨拶するんだよ。
面白味のある 若さ溢れる挨拶の見本、見せてくれよ。」
眉間に深いシワを寄せた澤村が他2人相手に匙を投げる。
その瞬間、辺りはシンと静まり返ったが、
「旭、ここはエースらしく、大地に見せてやれ♪
俺、武田先生に呼ばれてたの、忘れてた……」
菅原はいつもの微笑みを浮かべ、任せたと言わんばかりにステージから立ち去る。
「スガっ!
ちょっ、待てよっ……」
キム●ク顔負けの台詞で菅原を引き留めようとした東峰だが、左肩を掴まれる。
「ちょっ、待てよ(←棒読み)。
挨拶、まだ終わってない。」
後ろをゆっくりと振り返ると、澤村が顔を引きつらせるように笑って……
訂正
至近距離で確認したところ、東峰を見つめる澤村の目は全く笑っていない。
おまけに彼の背後からどす黒いオーラが放たれている。
その瞬間、東峰の額から一斉に汗が吹き出す。
あぁ……
練習前に悪い物を見てしまった!
東峰がそう思っても後の祭り。
「あ……そうだな……」
誰だ……
コイツをこんなに怒らせたのは!
それもこれも全部、菅原の無意味なツッコミのせいだ……
心中穏やかでない東峰だったが、この居たたまれない雰囲気を改善すべく、澤村のフォローに入ることにした。
「でもさ、スガはああ言ったけど、俺はさっきの挨拶……大地らしくていいと思っ……」
「いや、俺は旭の挨拶を聞きたい。
面白味のある 若さ溢れる、烏野のエースらしい挨拶を。」
真顔の澤村にハードルを上げられた東峰。
彼の運命や、如何に……
2015年11月15日
web拍手お礼小話として公開
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