語り・つぶやき

ケフカ・パラッツォという男(FF6)

2018/06/28 13:11
語り創作活動ゲーム
 「想起、狂気 力への渇望」を書いて

 設定資料本のケフカのプロフィールを見て、生い立ちを想像。

 劇中での言動を見るに、ケフカって結構いい家柄の生まれだったのではないかな、と。自分のことを「ぼくちん」って言うのは、幼少期にみんなから可愛がられていた時の名残なんじゃないかという想像です。

 まだまだ甘えたい盛りの時分に妹が生まれてしまい、自分の居場所を「奪われた」と思い込み、大人になりきれないまま成長してしまった……

 歪んだ劣等感を抱えたまま、魔導の力を注入→結果、自制の利かない支離滅裂な人格が出来上がってしまった、という流れです。一人称や口調がころころ変わるのは、そのせいではないかと。

 ディシディアFFでは人間離れした雰囲気で描かれていますが、天野喜孝氏のイラストを見るとケフカって意外と普通の、線の細い男性のように見えます。小柄で細いのも、コンプレックスのひとつだったりするのかも。力に対する執着はそれも一因だったりして……でも鏡に映った自分の姿は好き……と。色々と矛盾してますね。ケフカ自身もそんな自分に対して、嫌悪感やら何やら色々と思いを巡らせていそうです。

 ・何故妹がいるという設定にしたのか?

 趣味が「人形遊び」で、道化師のメイクをしているから。普通、人形というのは女の子が好むもので、家庭に女の子がいない限り男性は滅多に触れるものではないので。妹に対抗心を燃やしてみんなの気を引くために女装、化粧をする……という流れに持っていきたかったから。そうすると好きなものが「鏡(に映った美しい自分)」というのにも説得力を持たせられるかな、と考えて妹がいた、という話を書きました。

 ・「ケフカは頭がいい」なんて特にゲーム中では語られていなかったよね?

 頭が良くなかったら、皇帝直属の魔導師にはなれなかったと思います。言葉遣いもちゃんとしてる時もあったので、精神崩壊する前は優秀な人物だったのではないかと推察しました。小柄な体格なので、シド博士と同じ分野で活動していたのではないでしょうか。
 魔大陸でのガストラの台詞からもわかるように、ケフカは優れた魔導師で数々の魔法を編み出していたようですから、幼少期から頭が良かったという設定にしました。

 ・妹はどうやって「消した」?

 ご想像にお任せします。あまり具体的に表現すると生々しいので……

 ・両親はどうして「壊れた」?

 これもご想像にお任せします。感情の高ぶりで魔導の力が暴走したのか、ケフカが故意に壊そうとしたのか、本当に不慮の事故が起こって亡くなってしまったのか……

 ご意見、ご感想、お待ちしています。

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