ゲーム感想
「Bloodborne」について語る
近年始めたフロムゲーではこれが3作目ですね。「ダークソウル2」をクリアした後にこのゲームをプレイしました。
そのおかげなのか、
戦闘がめっっっちゃ楽に感じた。
かなりサクサクで爽快感がありました。操作方法がソウル系とはだいぶ異なり慣れるまでは死にまくりましたが、慣れたもうこっちのもんって感じです(*‘∀‘) 「銃パリィ」が決まると気持ちいい。
あらすじを簡単に説明するとこうです。↓
謎の奇病「獣の病」が人々を蝕む世界で、狩人である主人公は古都ヤーナムを訪れ「青ざめた血」の謎を追いかける。
夢の中に出てくる老人は言った。「君はただ、獣を狩ればいい。そうすれば君の目的にもおのずと近づいてゆくだろう」
「青ざめた血」とはなんなのか。獣が跋扈する悪夢のような街で、主人公は戦い続ける……。
……うん、だいたいこんな感じです。間違ってはいないはず。
まず、結論から言うと、
面白いけど、決して万人にはお勧めできないゲームです。
癖が強すぎる。
それを如実に語っているのがオンラインでのトロフィー取得率。
なんと買った人の半分が最初のボスの時点で篩 いにかけられます。
エンディングに到達できた人は、1割弱しかいませんでした……。
プレイヤーが100人いたとしたら、80以上もの人々が心折れて諦めているのです。
うーん、これはちょっと流石に擁護できないかな……。
難しいです。初代ダークソウルのときから思っていましたが、敵の火力が高すぎる……。慣れないうちは死にまくります。
でも戦闘はめちゃめちゃ面白いです。この部分に限定すれば神ゲーと言っても差し支えないほどです。
世界観やキャラクターのビジュアルも超絶格好いいです。19世紀のビクトリア朝が好きな人にはたまらないかと思います。
狩人様(主人公)がモデル並みにスタイル良くて、どの装備つけても格好いいです。ロングコート、ロングブーツたまらん(*´ω`*)
が、グロいです。
キモい敵もたくさんいます。集合体恐怖症の人は多分画面見れないと思います……。私も初見のときは「キモっっ!!!」と思い鳥肌が立ちました。
かなり人を選ぶゲームだと思います。
以下、私のプレイ報告はこんな感じ↓
トロフィー:コンプリート(これはもう、後半は意地でやってました)
クリア回数:4回
総プレイ時間:246時間
キャラ作成:男主人公、女主人公各1人ずつ
良かった点
・スピーディーでスタイリッシュな戦闘システム
回避アクションが「ステップ」になり、ピョンピョンと軽快に敵の攻撃を避けることができます。これが気持ちいい。見た目もかっこいい。
攻撃を食らってもすぐに反撃すれば体力を取り戻すことが可能な「リゲイン」システムも、今までの作品と比べると大分死ににくくなって優しくなったなあという印象です。(いうても死ぬときは死にますが……)
「仕掛け武器」もかっこよくて中二心をくすぐられますね。使い分けが楽しいです。
タイミングよく銃を撃ちダウンを取ってからの「内臓攻撃」も、必殺技が決まったみたいで爽快でした。(流血表現が苦手な方は駄目かもしれません)
・荘厳で美しいBGM
ゴージャスなオーケストラと男女混合の迫力ある合唱によるBGMは、ゲームを知らなくても音楽単体で楽しめるかと思います。
・防具の強化が無くなり、作業が減った
ダークソウル1、2では武器、防具の強化をするために黙々と敵を狩り続けて素材を集める虚無な時間を過ごすことが多かったのですが、ブラッドボーンではそれが無くなったのでプレイが快適になりました。これは非常に良いと思いました。
2週目以降では防具の有無なんてほとんど意味ないですしね……
・敵を走ってスルー出来るようになった
これもかなりの加点ポイントです。
というのも、セーブポイントからボスエリアまで、結構な距離がありボス戦で躓くと再びボスのところまでたどり着くのに、雑魚敵との戦いでダメージを受け回復アイテムを消費してしまうのが痛いからです。
ボスには体力満タン、万全の状態で挑みたいのに道中の雑魚戦でダメージを負うとやる気が削がれます……。
前作に当たるダークソウルではそれが結構多かったのでブラッドボーンでは改善されているのが良かったです。(でも難しい……)
悪かった点
・ダンジョン、ストーリーともに未完成である
中盤まではかなり面白かったのですが、後半に進むにつれ「あれ?」と思うような点が多々見受けられ、開発スケジュールギリギリだったんだろうなと分かってしまう作り込みの甘さが残念でならなかったです。
ビルゲンワース、カインハースト、教会の上層、メンシスの悪夢など……後半はボロボロでした。
イベントがありそうな描写が所々にあるのですが「何かあったんだろうな」というすべてが終わった痕跡だけがあり、それについての説明は一切なし。NPCもうんともすんとも言いません。なのでプレイヤーは「???」と首を傾げるばかりです。
「いや、エンディングまで進めていけば何かわかるだろう……!」と一縷の望みにかけてもやっぱり「???」なままでした。
起承転結の「起」と「結」だけを見せられて、ぶっちゃけ意味不明です。ある程度の考察ができるであろうキーワードは散りばめられているのですが、答えは用意されていません。自分で想像するしかありません。
これが俗に言う「フロム脳」というのでしょうか。(下手すると揶揄にもなりかねないです)
「あまり多くを語らない」という点ではダークソウルと似ているのですが、こちらはあまりに説明不足です。
私の啓蒙が足りないのか……?
・ヒントがわかりずらい
美麗なグラフィックゆえの弊害か、隠し通路がわかりにくく初見での見落としが結構ありました。オブジェクトがあまりに自然で背景と溶け込んでいるので判別できず「攻撃すれば壊せる」というギミックに気づきにくいです。
時間制限のあるイベントが多いので唯一品のアイテムの回収も、タイミングを間違えると次の周回でやり直すしかない……というのがきつかったです。
ヒントをくれるのも、1回きりで何度も確認できる仕様ではないため忘れてしまったら、攻略を見るしか解決法はありません。
「これ、初見で分かった人いるの?」というような意地悪な仕様が多かったです……。DLCの追加ダンジョン、私は1週目では全く気付かずスルーしてしまいました。
このあたりの不親切さも、未完成である故の影響なのかもしれませんね。
・武器の最終強化用素材が極端に手に入りにくい
武器は「+10」まで強化することができるのですが、最後の一回の強化をするための素材「血の岩」が1週のプレイで1~2個しか手に入らないのがあまりに厳しいなと感じました。特定の敵が低確率でドロップする、というのもありません。
つまり2個しか最強にできないのです。
武器の種類は結構な数があるのに、1回のプレイで強化できるのは2個のみというのはちょっと……(´・ω・`)
すべての武器を鍛えたいという人は一体何週すればいいの……?
最低でも10週はしないといけないでしょうね。 もはや罰ゲームです。
フロムゲーは周回する度に敵が強くなっていく仕様ですから。(それでも7週目で打ち止めになるらしいですが)
周回プレイが前提であることのこの仕様も、人によっては意地悪だと感じてしまうかもしれません。
・一部、大型のボスでカメラワークが悪く攻撃が全く当たらないものがいる
「聖杯ダンジョン」という寄り道要素があるのですが、そこのボス戦でのカメラワークが最悪です。
「恐ろしい獣」「獣血の主」はロックオンして攻撃を仕掛けてもびっくりするほど当たりません。
そりゃそうだよ。だってロックオンしてる個所は主人公よりも高い位置にあって武器のリーチも届かない部位にあるんだもん(´・ω・`)
おまけにこのボスたち、動きも早くて長リーチ、広範囲攻撃も持ってるから本~~~当にうざったい。
あの手この手を尽くして何とか倒すことはできましたが、どうにもモヤモヤが収まらない。「強敵を倒す爽快感」なんてちっとも味わえませんでした。
「いや、これ明らかに調整不足だよね? テストプレイやったの?」と。
聖杯ダンジョンに関しては「鐘を鳴らす女」とか「ヘムウィックの魔女」の雑魚召喚のエグさ、一部の敵の異常な高火力(一撃食らっただけで死にます)と、ツッコミどころは満載です。
もう少し、何とかならなかったんだろうか……
と、まあ私の受けた印象はこのような感じです。 戦闘システムの作り込みに時間をかけすぎちゃったのかな?
未完成なのが非常に惜しいなと思いました。
この世界観、ビジュアル、戦闘システム、ストーリーできっちり完成された状態での発売だったら100点満点の神ゲーに成り得たかもしれないのに……
もったいないですね。
噂によると、PS6でリメイクが出るかも、とのことですが本当だったら良いな~
戦闘は本当に、めちゃめちゃ面白いですから。
以上、ブラッドボーンの感想でした。
近年始めたフロムゲーではこれが3作目ですね。「ダークソウル2」をクリアした後にこのゲームをプレイしました。
そのおかげなのか、
戦闘がめっっっちゃ楽に感じた。
かなりサクサクで爽快感がありました。操作方法がソウル系とはだいぶ異なり慣れるまでは死にまくりましたが、慣れたもうこっちのもんって感じです(*‘∀‘) 「銃パリィ」が決まると気持ちいい。
あらすじを簡単に説明するとこうです。↓
謎の奇病「獣の病」が人々を蝕む世界で、狩人である主人公は古都ヤーナムを訪れ「青ざめた血」の謎を追いかける。
夢の中に出てくる老人は言った。「君はただ、獣を狩ればいい。そうすれば君の目的にもおのずと近づいてゆくだろう」
「青ざめた血」とはなんなのか。獣が跋扈する悪夢のような街で、主人公は戦い続ける……。
……うん、だいたいこんな感じです。間違ってはいないはず。
まず、結論から言うと、
面白いけど、決して万人にはお勧めできないゲームです。
癖が強すぎる。
それを如実に語っているのがオンラインでのトロフィー取得率。
なんと買った人の半分が最初のボスの時点で
エンディングに到達できた人は、1割弱しかいませんでした……。
プレイヤーが100人いたとしたら、80以上もの人々が心折れて諦めているのです。
うーん、これはちょっと流石に擁護できないかな……。
難しいです。初代ダークソウルのときから思っていましたが、敵の火力が高すぎる……。慣れないうちは死にまくります。
でも戦闘はめちゃめちゃ面白いです。この部分に限定すれば神ゲーと言っても差し支えないほどです。
世界観やキャラクターのビジュアルも超絶格好いいです。19世紀のビクトリア朝が好きな人にはたまらないかと思います。
狩人様(主人公)がモデル並みにスタイル良くて、どの装備つけても格好いいです。ロングコート、ロングブーツたまらん(*´ω`*)
が、グロいです。
キモい敵もたくさんいます。集合体恐怖症の人は多分画面見れないと思います……。私も初見のときは「キモっっ!!!」と思い鳥肌が立ちました。
かなり人を選ぶゲームだと思います。
以下、私のプレイ報告はこんな感じ↓
トロフィー:コンプリート(これはもう、後半は意地でやってました)
クリア回数:4回
総プレイ時間:246時間
キャラ作成:男主人公、女主人公各1人ずつ
良かった点
・スピーディーでスタイリッシュな戦闘システム
回避アクションが「ステップ」になり、ピョンピョンと軽快に敵の攻撃を避けることができます。これが気持ちいい。見た目もかっこいい。
攻撃を食らってもすぐに反撃すれば体力を取り戻すことが可能な「リゲイン」システムも、今までの作品と比べると大分死ににくくなって優しくなったなあという印象です。(いうても死ぬときは死にますが……)
「仕掛け武器」もかっこよくて中二心をくすぐられますね。使い分けが楽しいです。
タイミングよく銃を撃ちダウンを取ってからの「内臓攻撃」も、必殺技が決まったみたいで爽快でした。(流血表現が苦手な方は駄目かもしれません)
・荘厳で美しいBGM
ゴージャスなオーケストラと男女混合の迫力ある合唱によるBGMは、ゲームを知らなくても音楽単体で楽しめるかと思います。
・防具の強化が無くなり、作業が減った
ダークソウル1、2では武器、防具の強化をするために黙々と敵を狩り続けて素材を集める虚無な時間を過ごすことが多かったのですが、ブラッドボーンではそれが無くなったのでプレイが快適になりました。これは非常に良いと思いました。
2週目以降では防具の有無なんてほとんど意味ないですしね……
・敵を走ってスルー出来るようになった
これもかなりの加点ポイントです。
というのも、セーブポイントからボスエリアまで、結構な距離がありボス戦で躓くと再びボスのところまでたどり着くのに、雑魚敵との戦いでダメージを受け回復アイテムを消費してしまうのが痛いからです。
ボスには体力満タン、万全の状態で挑みたいのに道中の雑魚戦でダメージを負うとやる気が削がれます……。
前作に当たるダークソウルではそれが結構多かったのでブラッドボーンでは改善されているのが良かったです。(でも難しい……)
悪かった点
・ダンジョン、ストーリーともに未完成である
中盤まではかなり面白かったのですが、後半に進むにつれ「あれ?」と思うような点が多々見受けられ、開発スケジュールギリギリだったんだろうなと分かってしまう作り込みの甘さが残念でならなかったです。
ビルゲンワース、カインハースト、教会の上層、メンシスの悪夢など……後半はボロボロでした。
イベントがありそうな描写が所々にあるのですが「何かあったんだろうな」というすべてが終わった痕跡だけがあり、それについての説明は一切なし。NPCもうんともすんとも言いません。なのでプレイヤーは「???」と首を傾げるばかりです。
「いや、エンディングまで進めていけば何かわかるだろう……!」と一縷の望みにかけてもやっぱり「???」なままでした。
起承転結の「起」と「結」だけを見せられて、ぶっちゃけ意味不明です。ある程度の考察ができるであろうキーワードは散りばめられているのですが、答えは用意されていません。自分で想像するしかありません。
これが俗に言う「フロム脳」というのでしょうか。(下手すると揶揄にもなりかねないです)
「あまり多くを語らない」という点ではダークソウルと似ているのですが、こちらはあまりに説明不足です。
私の啓蒙が足りないのか……?
・ヒントがわかりずらい
美麗なグラフィックゆえの弊害か、隠し通路がわかりにくく初見での見落としが結構ありました。オブジェクトがあまりに自然で背景と溶け込んでいるので判別できず「攻撃すれば壊せる」というギミックに気づきにくいです。
時間制限のあるイベントが多いので唯一品のアイテムの回収も、タイミングを間違えると次の周回でやり直すしかない……というのがきつかったです。
ヒントをくれるのも、1回きりで何度も確認できる仕様ではないため忘れてしまったら、攻略を見るしか解決法はありません。
「これ、初見で分かった人いるの?」というような意地悪な仕様が多かったです……。DLCの追加ダンジョン、私は1週目では全く気付かずスルーしてしまいました。
このあたりの不親切さも、未完成である故の影響なのかもしれませんね。
・武器の最終強化用素材が極端に手に入りにくい
武器は「+10」まで強化することができるのですが、最後の一回の強化をするための素材「血の岩」が1週のプレイで1~2個しか手に入らないのがあまりに厳しいなと感じました。特定の敵が低確率でドロップする、というのもありません。
つまり2個しか最強にできないのです。
武器の種類は結構な数があるのに、1回のプレイで強化できるのは2個のみというのはちょっと……(´・ω・`)
すべての武器を鍛えたいという人は一体何週すればいいの……?
最低でも10週はしないといけないでしょうね。 もはや罰ゲームです。
フロムゲーは周回する度に敵が強くなっていく仕様ですから。(それでも7週目で打ち止めになるらしいですが)
周回プレイが前提であることのこの仕様も、人によっては意地悪だと感じてしまうかもしれません。
・一部、大型のボスでカメラワークが悪く攻撃が全く当たらないものがいる
「聖杯ダンジョン」という寄り道要素があるのですが、そこのボス戦でのカメラワークが最悪です。
「恐ろしい獣」「獣血の主」はロックオンして攻撃を仕掛けてもびっくりするほど当たりません。
そりゃそうだよ。だってロックオンしてる個所は主人公よりも高い位置にあって武器のリーチも届かない部位にあるんだもん(´・ω・`)
おまけにこのボスたち、動きも早くて長リーチ、広範囲攻撃も持ってるから本~~~当にうざったい。
あの手この手を尽くして何とか倒すことはできましたが、どうにもモヤモヤが収まらない。「強敵を倒す爽快感」なんてちっとも味わえませんでした。
「いや、これ明らかに調整不足だよね? テストプレイやったの?」と。
聖杯ダンジョンに関しては「鐘を鳴らす女」とか「ヘムウィックの魔女」の雑魚召喚のエグさ、一部の敵の異常な高火力(一撃食らっただけで死にます)と、ツッコミどころは満載です。
もう少し、何とかならなかったんだろうか……
と、まあ私の受けた印象はこのような感じです。 戦闘システムの作り込みに時間をかけすぎちゃったのかな?
未完成なのが非常に惜しいなと思いました。
この世界観、ビジュアル、戦闘システム、ストーリーできっちり完成された状態での発売だったら100点満点の神ゲーに成り得たかもしれないのに……
もったいないですね。
噂によると、PS6でリメイクが出るかも、とのことですが本当だったら良いな~
戦闘は本当に、めちゃめちゃ面白いですから。
以上、ブラッドボーンの感想でした。
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