ゲーム感想
「ダークソウルII SCHOLAR OF THE FIRST SIN」について語る
……噂では知っていました。
「バランスが悪い」
「理不尽」
「クソゲー」
「やる価値なし」
と、評判が悪いことは。
しかし一方では、
「シリーズ通してやったけど2が一番面白い」
「言うほどクソゲーじゃないでしょ」
「2から始めたからそんなに気にならなかった」
「マデューラ(町)の雰囲気は好き」
と、なんだか好みが分かれる作風となっているようです。
んで、実際に私も購入してプレイしてみたところ……
うん、これは好みが分かれるわ。
エンディングに到達した人、全体の2割切ってた。
(;゚Д゚)「………」
今回のステータスはこんな感じ。↓
環境:Xbox
主人公の素性:騎士
ステータス:筋力、技量重視
愛用武器:大剣、弓
クリア回数:2回
総プレイ時間:285時間
死亡回数:1344回
……うーん、1よりはプレイ時間少ないから少しは上達した、のかな?
でも滅茶苦茶苦行だった(´・ω・`)
2からは死亡回数がカウントされるようになって自分の状況が把握できるのが地味に嬉しかったです!
で、クソゲーかどうかという個人的な判定は……
純度100パーセントのクソゲーではないけど、クソゲーの領域に片足突っ込んでる。
といったところでしょうか。
悪かった点
・敵の数が多い
人型にしろ、動物型にしろ、幽霊型にしろ、このゲームって戦闘は一対一に持ち込んで慎重に進めていくというのが基本的な攻略法です。が、2ではそれが通用する状況が少なく、一方的にタコ殴りにされて死ぬということが多々ありました。
面倒くさくて走り抜けようとしたわけでもないのに。
1の方がまだ可愛いと思えるくらい数の暴力が酷い。
・モーションがもっさりしてて敵の攻撃のタイミングが読みづらい&攻撃が当たらないことが多々ある。
この要素が2をクソゲーたらしめている最大の要因だと思います。例えば、「強化クラブ」などの重量のある武器は、攻撃力が高く甲冑を纏った堅い敵でも怯ませられるのが魅力なのですが、このもっさりモーションのおかげでまあー当たらない当たらない。(加えて攻撃範囲も恐ろしく狭い)
敵の攻撃はバカスカ当たるのにね。
回避ローリングしたのに当たって「はあ? 今避けたじゃん!」と、腹を立てることがしばしばありました。
カメラワークもあんまりよろしくない模様。
・回復の反映が遅い
これも上記と並んで2がクソゲー呼ばわりされる最大の要因です。1では回復コマンドを押せば「ヒュンッ!」と体力ゲージが溜まり1秒もかからずにすぐに回復できたのに2では、
コマンドを押す→「じわー……」と、効果が表れるまで6、7秒はかかります。
もちろん回復中にダメージを受ければ死にます。
死んだ回数の8割はこれ。1と同じ仕様だったらあと100時間は早くクリアできてたと思います。時間返せ。
・盾の弱体化
盾の受け能力が前作よりも劣化し、ガードしてもほとんど意味をなしていない。これはひどい改悪。指輪で補強してやっとなんとか機能する、というほど。(その指輪も終盤にならないと手に入らない)
・マップの作りが雑
1での計算しつくされた神っぷりはどこに行ってしまったの?と言うほど今作は何の特徴もない平凡なマップ構成でした。……エレベーターで誤魔化してない?
ネットでも散々言われているようですが、土の塔の上りエレベーターの後にマグマの流れる熔鉄城があるのはおかしくない? なんで上に上ったのに地下に来てるの? 謎です。
1ではどんなに複雑な形のダンジョンでも、「帰還の骨片(ワープするアイテム)」を使わなくても必ず徒歩でもで出入口まで行ける道のりが用意されていましたが、2では行き止まりが多く、ワープせざるを得ない場所が何か所かありました。(段差があって戻れない。ハシゴも無いなど)
1が良すぎただけに、ちょっとがっかりさせられてしまいました(´・ω・`)
・アイテムの説明テキストに一部ダサいのがある
「ダークソウル」といえば、独特のダークな世界観が特徴です。消耗品、装備品、キーアイテムそのすべてに意味があり、ダークソウルという世界を構築するためには欠かせない部品なのです。
例えばこんな感じ↓
「ダークリング」
呪われた刻印
リングは自死の力を持ち、すべてのソウルと引き換えに最後に触れた篝火に戻る
溶けて消えゆくものをつなぎ留めなければいけない
その想いの在るうちに
「ガーディアンソード」
王国隊長ドラモンドの大剣
古く飾り気のないこの剣は代え難い誇りと威厳を備えている
ドラモンドの一族の伝来の剣
彼の父も祖父も、この剣を携え、国を脅かす敵と戦い続けた
かっこいい(*‘∀‘)
このような感じで、ダークソウルには見知らぬ誰かの装備品(後に出会うことになる者である場合も)ひとつ取っても世界の情勢、歴史を読み取れるテキストがふんだんに盛り込まれています。手に入るタイミング、場所でそのキャラクターのストーリーがそれとなく察せられたりするんです。
と思いきや、こんなのもあります。↓
「何かの化石」
何かの化石
見た目と違い、触るととても気持ちいい
希少なものには違いないが
何の役に立つのかはよくわからない
「オウルスの鎧」
砂漠の国ウーゴの王家に伝わる鎧
建国の英雄オウルスが身に着けていたと思われる
伝承によると臆病者の目には映らない材質で作られているという
どうだろう、見えるだろうか?
……なんか間抜けっぽい(;´・ω・)
なんだろう、「誰目線?」というような「人の感情」が入ったものがあるんですよね。
「~かもしれない」とか「~した方が良いだろう」とか「~な気がする」とか……。
プレイヤーに語り掛けてたりとか。
「いや、お前誰だよ!?」っていうね。世界観をぶち壊しにするような変なテキストが結構あったりする。
ストーリーと世界観を重視する私にはちょっと受け入れられない要素でした。
本当、1が良すぎたんだよなあ……残念です。3では修正されていることを祈ります。
良かった点
・美しいロケーション
ダンジョンとしての構成はアレでしたが、景観はさすがの一言。こちらは1よりもグレードアップしていてより豪奢でダークファンタジーな雰囲気のある造りになっています。
風で草木が微かに揺れる音、そよぐマントの描画、特にマデューラ(集落)では切ないBGMと相まって最高にノスタルジックな気分に浸れます。
ダンジョン攻略を進めていくうちに人が少しずつ集まっていくのが良かったです(*‘∀‘)
・個性的なNPC
この点は前作に引き続き、どのキャラクターも愛嬌があって良かったです。ウーゴのバンホルトさんにはお世話になりました。古兵ブラッドリーさんもイケメン(*‘∀‘) リンデルトのリーシュも、あの性格は嫌いじゃないです。寧ろ清々しい。
愛しのシャラゴアも大好きです。気だるげなお姉さんといった、あの小悪魔チックなセクシーな声が最高。
ダウンロードコンテンツの白王も大変格好良かったです。やはりイケメンボスは尊い。
・最初から篝火でエリア移動ができるようになった
1では終盤まで進めないと篝火(セーブポイント)でのワープができなかったのですが、2では最初から入ったことのあるエリアにならいつでも移動可能になったのは便利で助かりました。
・死亡すると最大HPが減る、という仕様が加わり生者状態であることの意義が強くなった。
この要素は賛否が分かれると思いますが、私は肯定派です。前作では亡者状態でもデメリットが少なく、生者状態であることの意義が薄かったので、これは楽しめました。
何度も死んでいると主人公の髪がハゲるのが面白かったですw
そうか、敵の亡者はこうやって人間からあの見た目になっているんだな……というのがわかって親近感がわきました。
いや、よくよく考えるとホラーなんだけどね……
・闇霊のバリエーションが豊富
1では数が少なく、あまり印象に残るキャラがいなかったのですが、2では増えてどの敵も動きに個性があって面白かったです。まるで人が操作してるかのようないやらしい動き。(いい意味で)緊張感のある戦いができて良かったです。
でも、ランダムで現れる「喪失者」はちょっと嫌だったな……。ダンジョン攻略中で回復もカツカツの状態で「喪失者に侵入されました」って表示が出たときの絶望感といったら……(;゚Д゚)
・武器の攻撃バリエーションが豊富
もっさりモーションでクソ……と言いましたが有用な武器もあります。弓とクロスボウは矢の種類が豊富になり戦いやすくなった気がします。
とはいえ、その貴重な矢を売ってくれるNPCも1週目では気づきにくいので苦労しましたが……。
1には無かった面白い挙動をする特殊攻撃の武器もあるのでやり込み派の人は楽しいかもしれませんね。(私はあんまりやりませんでしたが)
……とまあ、感想はこんな感じです。
クソゲーと安易に言いたくはないけど、言いたくなる人の気持ちはわかります。良いところもあるんですが、悪い部分がそれをかき消してしまうほど、クソなところはクソでした。
アマナの祭壇は絶対に許さん。
以上です(*‘∀‘)
……噂では知っていました。
「バランスが悪い」
「理不尽」
「クソゲー」
「やる価値なし」
と、評判が悪いことは。
しかし一方では、
「シリーズ通してやったけど2が一番面白い」
「言うほどクソゲーじゃないでしょ」
「2から始めたからそんなに気にならなかった」
「マデューラ(町)の雰囲気は好き」
と、なんだか好みが分かれる作風となっているようです。
んで、実際に私も購入してプレイしてみたところ……
うん、これは好みが分かれるわ。
エンディングに到達した人、全体の2割切ってた。
(;゚Д゚)「………」
今回のステータスはこんな感じ。↓
環境:Xbox
主人公の素性:騎士
ステータス:筋力、技量重視
愛用武器:大剣、弓
クリア回数:2回
総プレイ時間:285時間
死亡回数:1344回
……うーん、1よりはプレイ時間少ないから少しは上達した、のかな?
でも滅茶苦茶苦行だった(´・ω・`)
2からは死亡回数がカウントされるようになって自分の状況が把握できるのが地味に嬉しかったです!
で、クソゲーかどうかという個人的な判定は……
純度100パーセントのクソゲーではないけど、クソゲーの領域に片足突っ込んでる。
といったところでしょうか。
悪かった点
・敵の数が多い
人型にしろ、動物型にしろ、幽霊型にしろ、このゲームって戦闘は一対一に持ち込んで慎重に進めていくというのが基本的な攻略法です。が、2ではそれが通用する状況が少なく、一方的にタコ殴りにされて死ぬということが多々ありました。
面倒くさくて走り抜けようとしたわけでもないのに。
1の方がまだ可愛いと思えるくらい数の暴力が酷い。
・モーションがもっさりしてて敵の攻撃のタイミングが読みづらい&攻撃が当たらないことが多々ある。
この要素が2をクソゲーたらしめている最大の要因だと思います。例えば、「強化クラブ」などの重量のある武器は、攻撃力が高く甲冑を纏った堅い敵でも怯ませられるのが魅力なのですが、このもっさりモーションのおかげでまあー当たらない当たらない。(加えて攻撃範囲も恐ろしく狭い)
敵の攻撃はバカスカ当たるのにね。
回避ローリングしたのに当たって「はあ? 今避けたじゃん!」と、腹を立てることがしばしばありました。
カメラワークもあんまりよろしくない模様。
・回復の反映が遅い
これも上記と並んで2がクソゲー呼ばわりされる最大の要因です。1では回復コマンドを押せば「ヒュンッ!」と体力ゲージが溜まり1秒もかからずにすぐに回復できたのに2では、
コマンドを押す→「じわー……」と、効果が表れるまで6、7秒はかかります。
もちろん回復中にダメージを受ければ死にます。
死んだ回数の8割はこれ。1と同じ仕様だったらあと100時間は早くクリアできてたと思います。時間返せ。
・盾の弱体化
盾の受け能力が前作よりも劣化し、ガードしてもほとんど意味をなしていない。これはひどい改悪。指輪で補強してやっとなんとか機能する、というほど。(その指輪も終盤にならないと手に入らない)
・マップの作りが雑
1での計算しつくされた神っぷりはどこに行ってしまったの?と言うほど今作は何の特徴もない平凡なマップ構成でした。……エレベーターで誤魔化してない?
ネットでも散々言われているようですが、土の塔の上りエレベーターの後にマグマの流れる熔鉄城があるのはおかしくない? なんで上に上ったのに地下に来てるの? 謎です。
1ではどんなに複雑な形のダンジョンでも、「帰還の骨片(ワープするアイテム)」を使わなくても必ず徒歩でもで出入口まで行ける道のりが用意されていましたが、2では行き止まりが多く、ワープせざるを得ない場所が何か所かありました。(段差があって戻れない。ハシゴも無いなど)
1が良すぎただけに、ちょっとがっかりさせられてしまいました(´・ω・`)
・アイテムの説明テキストに一部ダサいのがある
「ダークソウル」といえば、独特のダークな世界観が特徴です。消耗品、装備品、キーアイテムそのすべてに意味があり、ダークソウルという世界を構築するためには欠かせない部品なのです。
例えばこんな感じ↓
「ダークリング」
呪われた刻印
リングは自死の力を持ち、すべてのソウルと引き換えに最後に触れた篝火に戻る
溶けて消えゆくものをつなぎ留めなければいけない
その想いの在るうちに
「ガーディアンソード」
王国隊長ドラモンドの大剣
古く飾り気のないこの剣は代え難い誇りと威厳を備えている
ドラモンドの一族の伝来の剣
彼の父も祖父も、この剣を携え、国を脅かす敵と戦い続けた
かっこいい(*‘∀‘)
このような感じで、ダークソウルには見知らぬ誰かの装備品(後に出会うことになる者である場合も)ひとつ取っても世界の情勢、歴史を読み取れるテキストがふんだんに盛り込まれています。手に入るタイミング、場所でそのキャラクターのストーリーがそれとなく察せられたりするんです。
と思いきや、こんなのもあります。↓
「何かの化石」
何かの化石
見た目と違い、触るととても気持ちいい
希少なものには違いないが
何の役に立つのかはよくわからない
「オウルスの鎧」
砂漠の国ウーゴの王家に伝わる鎧
建国の英雄オウルスが身に着けていたと思われる
伝承によると臆病者の目には映らない材質で作られているという
どうだろう、見えるだろうか?
……なんか間抜けっぽい(;´・ω・)
なんだろう、「誰目線?」というような「人の感情」が入ったものがあるんですよね。
「~かもしれない」とか「~した方が良いだろう」とか「~な気がする」とか……。
プレイヤーに語り掛けてたりとか。
「いや、お前誰だよ!?」っていうね。世界観をぶち壊しにするような変なテキストが結構あったりする。
ストーリーと世界観を重視する私にはちょっと受け入れられない要素でした。
本当、1が良すぎたんだよなあ……残念です。3では修正されていることを祈ります。
良かった点
・美しいロケーション
ダンジョンとしての構成はアレでしたが、景観はさすがの一言。こちらは1よりもグレードアップしていてより豪奢でダークファンタジーな雰囲気のある造りになっています。
風で草木が微かに揺れる音、そよぐマントの描画、特にマデューラ(集落)では切ないBGMと相まって最高にノスタルジックな気分に浸れます。
ダンジョン攻略を進めていくうちに人が少しずつ集まっていくのが良かったです(*‘∀‘)
・個性的なNPC
この点は前作に引き続き、どのキャラクターも愛嬌があって良かったです。ウーゴのバンホルトさんにはお世話になりました。古兵ブラッドリーさんもイケメン(*‘∀‘) リンデルトのリーシュも、あの性格は嫌いじゃないです。寧ろ清々しい。
愛しのシャラゴアも大好きです。気だるげなお姉さんといった、あの小悪魔チックなセクシーな声が最高。
ダウンロードコンテンツの白王も大変格好良かったです。やはりイケメンボスは尊い。
・最初から篝火でエリア移動ができるようになった
1では終盤まで進めないと篝火(セーブポイント)でのワープができなかったのですが、2では最初から入ったことのあるエリアにならいつでも移動可能になったのは便利で助かりました。
・死亡すると最大HPが減る、という仕様が加わり生者状態であることの意義が強くなった。
この要素は賛否が分かれると思いますが、私は肯定派です。前作では亡者状態でもデメリットが少なく、生者状態であることの意義が薄かったので、これは楽しめました。
何度も死んでいると主人公の髪がハゲるのが面白かったですw
そうか、敵の亡者はこうやって人間からあの見た目になっているんだな……というのがわかって親近感がわきました。
いや、よくよく考えるとホラーなんだけどね……
・闇霊のバリエーションが豊富
1では数が少なく、あまり印象に残るキャラがいなかったのですが、2では増えてどの敵も動きに個性があって面白かったです。まるで人が操作してるかのようないやらしい動き。(いい意味で)緊張感のある戦いができて良かったです。
でも、ランダムで現れる「喪失者」はちょっと嫌だったな……。ダンジョン攻略中で回復もカツカツの状態で「喪失者に侵入されました」って表示が出たときの絶望感といったら……(;゚Д゚)
・武器の攻撃バリエーションが豊富
もっさりモーションでクソ……と言いましたが有用な武器もあります。弓とクロスボウは矢の種類が豊富になり戦いやすくなった気がします。
とはいえ、その貴重な矢を売ってくれるNPCも1週目では気づきにくいので苦労しましたが……。
1には無かった面白い挙動をする特殊攻撃の武器もあるのでやり込み派の人は楽しいかもしれませんね。(私はあんまりやりませんでしたが)
……とまあ、感想はこんな感じです。
クソゲーと安易に言いたくはないけど、言いたくなる人の気持ちはわかります。良いところもあるんですが、悪い部分がそれをかき消してしまうほど、クソなところはクソでした。
アマナの祭壇は絶対に許さん。
以上です(*‘∀‘)