蜀軍 同盟延長
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの後、残ったみたらし団子と肉まんは執務で忙しい諸葛亮さんや、仲良しの魏延さんに渡した。嬉しそうに受け取ってもらえたのでこちらも凄く嬉しい。他の人にもちゃんと配った
法正さんという方にも持っていこうとしたけれど、何処にいるのか全く検討も付かなかったので今度にしようと思う。あと肉まんの減りが早すぎて吃驚した。恐るべし肉まん愛
そしてみたらし団子は当然の如く物凄く余った。作りすぎたのもあるが得体の知れない食べ物の為手をつけられなかったのだ(最初の3人と魏延さん、諸葛亮さんは除く)
「あ、関羽様!」
「む、颯閃殿か…。その手に持っているのは?」
「私の故郷でよく食べられていたみたらし団子です。皆様にお配りしている最中でして…。本当は肉まんもありましたが、無くなってしまったのでこれだけ」
「ふむ…そうであり申したか。いや、そのお心遣い誠に嬉しい限り。拙者の部下達にも振舞って頂けるだろうか?」
「はい、これでよければ」
途中関羽さんに串を渡して団子を食べてもらった。凄く美味しいって言ってくれたので私の気分は急上昇。嬉し過ぎて鼻歌交じりになると関羽さんにめっちゃ笑われた。失態失態…
なんてやりながら関羽さんに付いていき、辿り着いたのは鍛錬場。そこでは大きな大剣を振るう男性と、その部下達と思しき兵達が訓練をしていた
「皆の者!魏軍の客人が甘味を作ってくれた!一時休むといい!」
「「「はっ!」」」
関羽さんの一言で兵達が武器を下げ、みたらし団子を見る。これ何?って顔をしているので説明を施した
「これは私の故郷でよく食べられていた甘味です。疲れた身には甘い物が良いと伝わっておりますので、1つどうでしょう?」
まだ和解してから1日という日数しか経っていないため、薄ら警戒心が解けていない模様。仕方ないといえば仕方ないのだが、少ししょんぼりしてしまう。……と、そんな時
「では、拙者も頂いていいですか?」
「おぉ、関平か。良いとも、先程頂いたが実に美味いものだった」
関羽さん食べたあとなのを知り兵達の顔に困惑の色が浮かぶ。自分達の上司が既に口にしてるものを食べずになんだこれとか話し合ってたからだろうか。分かるわその気持ち、私も1回あったから
「では……むぐっ」
少し大きめに作ったみたらし団子を頬張る関平さん。噛む度に幸せそうな表情が濃くなっていく
「確かにこの甘味、鍛錬後に食せば疲れがどっと引く気がします……。皆も食べてくれ!とても美味しいぞ!」
関平さんがそう言うとゾロゾロと兵達がみたらし団子に集まる。私は邪魔かな?と思い机の上に置いてどうぞと串を渡す。串の使い方は流石に分かるのでみたらし団子を食べていく兵達。皆口々に「美味しい」とか「初めて食べる味だ…」と言ってどんどん進む。こんな大勢に食べてもらえて、ましてや美味しいと言われて嬉しかった私はお盆を抱え笑顔になった
「颯閃殿、今回は有難うございました。部下達も大喜びで…」
「いえ、喜んで頂いて嬉しい限りです。それに、肉まんの繋ぎにって作った品ですから…」
「そうでしたか。でも、凄く美味しかったです。次もお頼み出来ますでしょうか」
「はい。お任せ下さい」
「有難うございます!」
丁寧に頭を下げ、それでは…と言ってみたらし団子を食べに行った関平さん。気に入ってもらえたようだ
「関平があの様に食に執着するとは…やはり颯閃殿の料理は美味かったようですな」
「ふふ、それは良かったです。皆様のお口に合うかちょっとドキドキしてたので……」
みたらし団子を美味しそうに食べている皆の姿を見ていると心が浮つく。嬉し過ぎて踊りだしそうな気分だった。いや、踊らないけども
「あ、あの……」
「はい」
1人の兵士さんが話しかけてきた。まだ若い新人さんの様だ
「今回のお裾分け、本当にありがとうございました!これからも鍛錬頑張れそうです!」
「それは良かった…。頑張って下さいね。私も後で参加する予定ですので、その時は宜しくお願いします」
「は、はい!」
団子を食べ終わった兵達は鍛錬に戻っていく。私の横を通ると「美味しかった、有難う」と口々に言ってくれて、そういってもらえると作りがいがあるなぁ…なんて思ったり
「颯閃殿、本当にありがとうございました。これから鍛錬に戻りたいと思います」
関平さんがそう言って話しかけて来てくれた。ちょっと顔が赤いのが初々しい。照れながら話しかけてくる楽進みたいだ
「はい、何かあれば言ってください。お手伝い致しますので」
「いえ、お気持ちだけで…でも、みたらし団子は頼むかも知れません…」
「ふふ、かしこまりました。では鍛錬頑張って下さいね」
「はい!……あの、後でお話宜しいですか?」
「はい」
「有難うございます。…では!」
話が終わると兵達の元へ駆けていった関平さんは、少し体を解してから鍛錬を再開した。関羽さんはそれを見つめ優しげに笑う
「関平も立派に育ったものよ…」
「凄くしっかりしていて、関羽さんに似ていらっしゃいますね……。鍛錬にもしっかり真面目に取り組んでいて…」
「…そうですかな?」
「はい。兵達もしっかり鍛錬に勤しんでいますし、この軍は統一感が高いです」
うちの軍も統一感は高いが…ほら。上がオトン気質の人多いから、叱られてる所しか見たことない。私だって鍛錬で褒められたこと一度もないし……あ、呂布さんとかは除いてね
「颯閃にそう言ってもらえると、関平や兵達の糧となり申そう。誠に忝ない」
「いえ、関羽様にそのように言って頂けるほどでは……。では私は食器を片付けてまいりますので」
「拙者は鍛錬をして行こう…ではまた後ほど」
「はい」
食器を持って調理場へ。これを片付けてから鍛錬しに行ったらいい感じに時間はすぎるだろう
──この後、一部の兵士から颯閃が美味しい料理を作って振舞ったため【料理の女神】と密かに言われ続ける事は、一部の兵士達と、その上司しか知らない──
法正さんという方にも持っていこうとしたけれど、何処にいるのか全く検討も付かなかったので今度にしようと思う。あと肉まんの減りが早すぎて吃驚した。恐るべし肉まん愛
そしてみたらし団子は当然の如く物凄く余った。作りすぎたのもあるが得体の知れない食べ物の為手をつけられなかったのだ(最初の3人と魏延さん、諸葛亮さんは除く)
「あ、関羽様!」
「む、颯閃殿か…。その手に持っているのは?」
「私の故郷でよく食べられていたみたらし団子です。皆様にお配りしている最中でして…。本当は肉まんもありましたが、無くなってしまったのでこれだけ」
「ふむ…そうであり申したか。いや、そのお心遣い誠に嬉しい限り。拙者の部下達にも振舞って頂けるだろうか?」
「はい、これでよければ」
途中関羽さんに串を渡して団子を食べてもらった。凄く美味しいって言ってくれたので私の気分は急上昇。嬉し過ぎて鼻歌交じりになると関羽さんにめっちゃ笑われた。失態失態…
なんてやりながら関羽さんに付いていき、辿り着いたのは鍛錬場。そこでは大きな大剣を振るう男性と、その部下達と思しき兵達が訓練をしていた
「皆の者!魏軍の客人が甘味を作ってくれた!一時休むといい!」
「「「はっ!」」」
関羽さんの一言で兵達が武器を下げ、みたらし団子を見る。これ何?って顔をしているので説明を施した
「これは私の故郷でよく食べられていた甘味です。疲れた身には甘い物が良いと伝わっておりますので、1つどうでしょう?」
まだ和解してから1日という日数しか経っていないため、薄ら警戒心が解けていない模様。仕方ないといえば仕方ないのだが、少ししょんぼりしてしまう。……と、そんな時
「では、拙者も頂いていいですか?」
「おぉ、関平か。良いとも、先程頂いたが実に美味いものだった」
関羽さん食べたあとなのを知り兵達の顔に困惑の色が浮かぶ。自分達の上司が既に口にしてるものを食べずになんだこれとか話し合ってたからだろうか。分かるわその気持ち、私も1回あったから
「では……むぐっ」
少し大きめに作ったみたらし団子を頬張る関平さん。噛む度に幸せそうな表情が濃くなっていく
「確かにこの甘味、鍛錬後に食せば疲れがどっと引く気がします……。皆も食べてくれ!とても美味しいぞ!」
関平さんがそう言うとゾロゾロと兵達がみたらし団子に集まる。私は邪魔かな?と思い机の上に置いてどうぞと串を渡す。串の使い方は流石に分かるのでみたらし団子を食べていく兵達。皆口々に「美味しい」とか「初めて食べる味だ…」と言ってどんどん進む。こんな大勢に食べてもらえて、ましてや美味しいと言われて嬉しかった私はお盆を抱え笑顔になった
「颯閃殿、今回は有難うございました。部下達も大喜びで…」
「いえ、喜んで頂いて嬉しい限りです。それに、肉まんの繋ぎにって作った品ですから…」
「そうでしたか。でも、凄く美味しかったです。次もお頼み出来ますでしょうか」
「はい。お任せ下さい」
「有難うございます!」
丁寧に頭を下げ、それでは…と言ってみたらし団子を食べに行った関平さん。気に入ってもらえたようだ
「関平があの様に食に執着するとは…やはり颯閃殿の料理は美味かったようですな」
「ふふ、それは良かったです。皆様のお口に合うかちょっとドキドキしてたので……」
みたらし団子を美味しそうに食べている皆の姿を見ていると心が浮つく。嬉し過ぎて踊りだしそうな気分だった。いや、踊らないけども
「あ、あの……」
「はい」
1人の兵士さんが話しかけてきた。まだ若い新人さんの様だ
「今回のお裾分け、本当にありがとうございました!これからも鍛錬頑張れそうです!」
「それは良かった…。頑張って下さいね。私も後で参加する予定ですので、その時は宜しくお願いします」
「は、はい!」
団子を食べ終わった兵達は鍛錬に戻っていく。私の横を通ると「美味しかった、有難う」と口々に言ってくれて、そういってもらえると作りがいがあるなぁ…なんて思ったり
「颯閃殿、本当にありがとうございました。これから鍛錬に戻りたいと思います」
関平さんがそう言って話しかけて来てくれた。ちょっと顔が赤いのが初々しい。照れながら話しかけてくる楽進みたいだ
「はい、何かあれば言ってください。お手伝い致しますので」
「いえ、お気持ちだけで…でも、みたらし団子は頼むかも知れません…」
「ふふ、かしこまりました。では鍛錬頑張って下さいね」
「はい!……あの、後でお話宜しいですか?」
「はい」
「有難うございます。…では!」
話が終わると兵達の元へ駆けていった関平さんは、少し体を解してから鍛錬を再開した。関羽さんはそれを見つめ優しげに笑う
「関平も立派に育ったものよ…」
「凄くしっかりしていて、関羽さんに似ていらっしゃいますね……。鍛錬にもしっかり真面目に取り組んでいて…」
「…そうですかな?」
「はい。兵達もしっかり鍛錬に勤しんでいますし、この軍は統一感が高いです」
うちの軍も統一感は高いが…ほら。上がオトン気質の人多いから、叱られてる所しか見たことない。私だって鍛錬で褒められたこと一度もないし……あ、呂布さんとかは除いてね
「颯閃にそう言ってもらえると、関平や兵達の糧となり申そう。誠に忝ない」
「いえ、関羽様にそのように言って頂けるほどでは……。では私は食器を片付けてまいりますので」
「拙者は鍛錬をして行こう…ではまた後ほど」
「はい」
食器を持って調理場へ。これを片付けてから鍛錬しに行ったらいい感じに時間はすぎるだろう
──この後、一部の兵士から颯閃が美味しい料理を作って振舞ったため【料理の女神】と密かに言われ続ける事は、一部の兵士達と、その上司しか知らない──
10/10ページ