蜀軍 同盟延長
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徐庶さんの決意を聞いて夏侯惇さんに報告。夏侯惇さんは「友好関係結んだから大丈夫だろ」との事。めちゃ優しい……
で、客室に戻ったのだけど、徐庶さんが凄く固まってた。なぜ
「あの…徐庶様?」
「はっ!すす、すみません!ついボーッと…」
「いえ、私が遅かったからなので仕方ないかと。…お茶入れ直しますね」
「あ、ありがとうございます…」
温くなったお茶を飲み干して徐庶さんが器を差し出す。この人マジいい人…あれ、いい人多い?まぁうちの軍も負けてませんけどね?……何張り合ってるんだろ
コンコンコン
「失礼する。此処に颯閃殿はいるだろうか」
「はい、居ますが…」
扉をノックする音が部屋に響いた。どこかで聞いたことのある声に了承しておく
ガチャ
扉を開けて入ってきたのは関羽さんだった。いつもと違うのは、少し困った顔をしている所だろうか
「颯閃殿、少々頼みたいことがあるのだが…」
「私が出来ることならば」
「よかった、すまないがこちらに来てくれませぬか?」
関羽さんの言葉に頷くのはいいが徐庶さんにちゃんと言っておかないとと振り向いた。
「…すみません徐庶様。少々行って参ります」
「大丈夫です、俺はずっと待ってますから」
「すみません…」
徐庶さんに謝罪して、関羽さんに招かれた場所は誰かの執務室。綺麗に整理整頓されているが、机の上には山積みの書簡があった
「えっと…?」
「夏侯惇から颯閃殿は執務の整理が得意だと聞いて…その、恥ずかしながら遠征や遠出任務でまともに手がつけられず…」
「だからこの状態に?……かしこまりました。お手伝い致しましょう」
「!忝ない!」
「いえいえ、困っている方を助けるのが私の信条ですから」
筆を持って書簡を開き、いつものように文字を記していく。呂布さんはこれやってる時大人しいんだよなー。呂布さんでも執務できるんだもんなぁ……凄い失礼なこと考えてしまった。今のはなしで
コンコンコン……ガチャ
無言でノックをする音がして、すぐに扉が開かれた。その音の正体は張飛さんで、手元には食べ物がある
「よぉ兄者……って、颯閃?」
「どうも」
「よっ」
部屋に入ってきた張飛さんに挨拶したら挨拶し返してくれた張飛さん。優しいなぁなんて思ってほのぼのしながら筆を動かした
「兄者、颯閃に手伝ってもらってたのか?」
「あぁ、今先程始めたばかりだがな……ん?」
「どうなさいましたか?」
「…いや、書簡の減りが早いと……」
「気のせいでは?」
いつもこのペースだから全く疑問に思わない私は話をしつつ手を動かす。よく言う、口を動かす前に手を動かせ…と
「兄者、減りが早ぇ理由颯閃なんじゃ……」
「むぅ……颯閃殿。それ位で止めてみては?」
「ですが、まだ残っておりますし……」
「いや、その勢いだと全てさせてしまいそうだ…。出来ている分を諸葛亮に渡してきてくれませぬか。さすがに全てをさせてしまうのはこちらとしても…」
「かしこまりました…」
少し不満だったけど、頼まれた事なので終わった書簡を持ち上げる。張飛さんが「おぉ…」って言ったけどもう無視しよう。何かわからないから
「ふぅ…久しぶりの文官職……」
大量の書簡を持ちながらしみじみ思う。地位を上げられてから、私が書簡を持とうとすると陳宮さんが取るし、呂玲綺ちゃんが文官さん呼ぶし、呂布さんがねじ伏せてくるし。側近達め……
コンコンコン
「颯閃です。関羽様の書簡をお持ち致しました」
「どうぞ」
「失礼致します」
片手で書簡を支えて扉を開ける。諸葛亮さんは…わぁ、何時ぞやの司馬懿さんみたいに目を見開いていらっしゃる
「貴方…その書簡を1人で?誰かに頼まなかったのですか」
「いつもの事ですので」
「そうですか……。その様子だと毎度一気に運んでいらっしゃるのですね」
「はい。溜め込む方が多いので…どうぞ」
「有難うございます……さて、馬超の方を見てきて頂いて宜しいですか?馬岱について頂いていますが心配で…」
「かしこまりました」
「有難うございます」
軍神の次は軍師かぁ、なんて思いながら一礼して部屋を退室。馬超さんの執務室へと早足で歩いた
コンコンコン
「颯閃です。馬超様のご様子をお伺いしに来たのですが…」
「あ、入ってきていいよー」
「馬岱、此処は俺の執務室で──」
「失礼致します」
馬岱さんに抗議する馬超さんを無視して入室。執務室は……性格が現れていた。尚、夏侯淵さん並みである。下手をすればそれより酷い
「…まさか寝室も?」
「い、いや…寝室は手が回るんだが……」
「大雑把過ぎるよねぇ?執務も逃げ出すし執務室の清掃も女官にやらせればいいのに断るし…」
「自分で出来ないなら断らない方がよろしいのでは」
「女官に部屋を触られるのは…ちょっと……」
でも…と付けたし私を見る馬超さん。取り敢えず無視する。何が言いたいのかわかったからである
「颯閃に、なら……触らせても…いいと、思う……」
「と言って颯閃殿の疲労を増やす気だろうから自分で片付けようねー。書簡もねー」
「ぬぅぅ…」
しょんぼり馬超さんが渋々書簡に手をつける。その早さは尋常ではない程に遅い
「馬超さん」
「っ!なんだ颯閃!」
さっきの感覚で言ったらめっちゃ嬉しそうに顔を上げた。飼い主にやっと名前呼んでもらえた大型犬みたい
「ちゃんと仕事が出来たら肉まん作ってあげるから…頑張りなさい?」
「頑張る!」
即答で頷きルンルンと書簡を片付けていく馬超さん。最初からそうして……
「…ごめんね颯閃殿」
「いえ、こう接してくれ。…と言われていたので頑張ってみました」
「なんかほんとゴメン!」
馬岱さんの苦労と馬超さんの大雑把さを身をもって知った私であった
で、客室に戻ったのだけど、徐庶さんが凄く固まってた。なぜ
「あの…徐庶様?」
「はっ!すす、すみません!ついボーッと…」
「いえ、私が遅かったからなので仕方ないかと。…お茶入れ直しますね」
「あ、ありがとうございます…」
温くなったお茶を飲み干して徐庶さんが器を差し出す。この人マジいい人…あれ、いい人多い?まぁうちの軍も負けてませんけどね?……何張り合ってるんだろ
コンコンコン
「失礼する。此処に颯閃殿はいるだろうか」
「はい、居ますが…」
扉をノックする音が部屋に響いた。どこかで聞いたことのある声に了承しておく
ガチャ
扉を開けて入ってきたのは関羽さんだった。いつもと違うのは、少し困った顔をしている所だろうか
「颯閃殿、少々頼みたいことがあるのだが…」
「私が出来ることならば」
「よかった、すまないがこちらに来てくれませぬか?」
関羽さんの言葉に頷くのはいいが徐庶さんにちゃんと言っておかないとと振り向いた。
「…すみません徐庶様。少々行って参ります」
「大丈夫です、俺はずっと待ってますから」
「すみません…」
徐庶さんに謝罪して、関羽さんに招かれた場所は誰かの執務室。綺麗に整理整頓されているが、机の上には山積みの書簡があった
「えっと…?」
「夏侯惇から颯閃殿は執務の整理が得意だと聞いて…その、恥ずかしながら遠征や遠出任務でまともに手がつけられず…」
「だからこの状態に?……かしこまりました。お手伝い致しましょう」
「!忝ない!」
「いえいえ、困っている方を助けるのが私の信条ですから」
筆を持って書簡を開き、いつものように文字を記していく。呂布さんはこれやってる時大人しいんだよなー。呂布さんでも執務できるんだもんなぁ……凄い失礼なこと考えてしまった。今のはなしで
コンコンコン……ガチャ
無言でノックをする音がして、すぐに扉が開かれた。その音の正体は張飛さんで、手元には食べ物がある
「よぉ兄者……って、颯閃?」
「どうも」
「よっ」
部屋に入ってきた張飛さんに挨拶したら挨拶し返してくれた張飛さん。優しいなぁなんて思ってほのぼのしながら筆を動かした
「兄者、颯閃に手伝ってもらってたのか?」
「あぁ、今先程始めたばかりだがな……ん?」
「どうなさいましたか?」
「…いや、書簡の減りが早いと……」
「気のせいでは?」
いつもこのペースだから全く疑問に思わない私は話をしつつ手を動かす。よく言う、口を動かす前に手を動かせ…と
「兄者、減りが早ぇ理由颯閃なんじゃ……」
「むぅ……颯閃殿。それ位で止めてみては?」
「ですが、まだ残っておりますし……」
「いや、その勢いだと全てさせてしまいそうだ…。出来ている分を諸葛亮に渡してきてくれませぬか。さすがに全てをさせてしまうのはこちらとしても…」
「かしこまりました…」
少し不満だったけど、頼まれた事なので終わった書簡を持ち上げる。張飛さんが「おぉ…」って言ったけどもう無視しよう。何かわからないから
「ふぅ…久しぶりの文官職……」
大量の書簡を持ちながらしみじみ思う。地位を上げられてから、私が書簡を持とうとすると陳宮さんが取るし、呂玲綺ちゃんが文官さん呼ぶし、呂布さんがねじ伏せてくるし。側近達め……
コンコンコン
「颯閃です。関羽様の書簡をお持ち致しました」
「どうぞ」
「失礼致します」
片手で書簡を支えて扉を開ける。諸葛亮さんは…わぁ、何時ぞやの司馬懿さんみたいに目を見開いていらっしゃる
「貴方…その書簡を1人で?誰かに頼まなかったのですか」
「いつもの事ですので」
「そうですか……。その様子だと毎度一気に運んでいらっしゃるのですね」
「はい。溜め込む方が多いので…どうぞ」
「有難うございます……さて、馬超の方を見てきて頂いて宜しいですか?馬岱について頂いていますが心配で…」
「かしこまりました」
「有難うございます」
軍神の次は軍師かぁ、なんて思いながら一礼して部屋を退室。馬超さんの執務室へと早足で歩いた
コンコンコン
「颯閃です。馬超様のご様子をお伺いしに来たのですが…」
「あ、入ってきていいよー」
「馬岱、此処は俺の執務室で──」
「失礼致します」
馬岱さんに抗議する馬超さんを無視して入室。執務室は……性格が現れていた。尚、夏侯淵さん並みである。下手をすればそれより酷い
「…まさか寝室も?」
「い、いや…寝室は手が回るんだが……」
「大雑把過ぎるよねぇ?執務も逃げ出すし執務室の清掃も女官にやらせればいいのに断るし…」
「自分で出来ないなら断らない方がよろしいのでは」
「女官に部屋を触られるのは…ちょっと……」
でも…と付けたし私を見る馬超さん。取り敢えず無視する。何が言いたいのかわかったからである
「颯閃に、なら……触らせても…いいと、思う……」
「と言って颯閃殿の疲労を増やす気だろうから自分で片付けようねー。書簡もねー」
「ぬぅぅ…」
しょんぼり馬超さんが渋々書簡に手をつける。その早さは尋常ではない程に遅い
「馬超さん」
「っ!なんだ颯閃!」
さっきの感覚で言ったらめっちゃ嬉しそうに顔を上げた。飼い主にやっと名前呼んでもらえた大型犬みたい
「ちゃんと仕事が出来たら肉まん作ってあげるから…頑張りなさい?」
「頑張る!」
即答で頷きルンルンと書簡を片付けていく馬超さん。最初からそうして……
「…ごめんね颯閃殿」
「いえ、こう接してくれ。…と言われていたので頑張ってみました」
「なんかほんとゴメン!」
馬岱さんの苦労と馬超さんの大雑把さを身をもって知った私であった