蜀軍 同盟延長
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二人を説教して、忽ち目立ってしまった私は現在蜀軍の庭で寛いでいる。魏軍の庭は泉や木々が多かったけれど、此処は花畑の様だ。軍の違いが見て取れる
「スゥー……はぁ…いい香り……」
花の甘い香りが心を落ち着かせてくれる。張郃さん辺りに花畑の良さ語ったら一部花畑にしてくれないかしら
なんて考えていると、当然の様に小動物が集まってくる。猫や小鳥、蝶々までも。人差し指を差し出すと青く綺麗な羽を持つ蝶々が指先に止まった。小鳥は頭や肩、猫は私の横や膝の上に
「ふふ、皆仲良くね」
様々な動物達の返事を聞き口元が緩む。久しぶりに動物に囲まれたな…。魏軍は殆ど中に居たし、外に出ても誰かそばに居るから勇気のある子しか近づいてこないから
「あ、こらこら。お花は食べちゃ駄目よ」
「ンニャーゥ」
「はいはい…撫でてあげますよー」
「ニャゥ…♡」
猫を撫でていると小鳥が擦り寄ってくる。蝶々が私の前に飛んできた為空いた左手の人差し指でちょいちょいと顎を撫でてあげた
───────────────
動物達と触れ合って時間が少し経過。少しと言っても大体30分ほど。動物達は私に挨拶をして帰っていった、動物可愛い
今頃夏侯惇さん何してるかなぁ、なんて考えながら花を見渡す。色とりどりの花はどれも綺麗に咲いていて、手入れが行き届いているようだ
そんな花に、私以外の影が落とされた。振り向くとそこに──
「……」
仮面を付けた、大きな男の人が居た。仮面から覗く瞳は何やら寂しげな…そんな印象を与えるもの。私はちょっと話しかけてみた
「…退きましょうか?」
「……イイ……」
「そうですか」
ドスッと音を立てて座り込んだ男の人。大きな見た目をしているのに、寂しげに佇むその姿に私は違和感を覚えた
「…オ前……動物……好キカ…?」
「?はい、大好きですが…」
「…ソウカ……ソウカ…」
何故か嬉しそうな仮面の男性は、この後も動物関連の質問を続けた。狼は好きなのかとか、肉食動物は怖くないのかとか、色々。動物は蛇以外平気ですって答えたら凄く嬉しそうに笑った。なぜ
「…オ前……名前…」
「私の名前は颯閃です。貴方様は…」
「…我……魏延……字ハ……文長…」
「そうですか。どうぞ宜しくお願い致します」
「!…宜シク…!」
嬉しそうに私の距離を詰めた魏延さん。さっきまでの悲しそうな、寂しそうな雰囲気は吹っ飛んだ
「魏延様、唐突ですが何かお好みのものは御座いますか?食べ物で、ですが…」
「…我……肉……肉好キ……」
「ふふ。なら今度、豚の角煮のような物 や豚肉醤油煮込み を作りましょうか」
「…食ベル……オ前ノ手料理……待ツ…」
「楽しみにしててくださいね。これでも大の男の胃袋掴んでますから!」
ちょっと自慢してみると魏延さんは微笑みながら「…楽シミ…」と答えてくれた。癒されます魏延さん……
「…颯閃…」
「はい、何でしょう」
1拍置いて話しかけてきた魏延さんに返事をすると、彼は立ち上がり私に腕を伸ばしてきた。意味がわからず取り敢えず手をとると
「きゃっ」
手を掴んで引っ張るように立たせた。驚いて声が漏れたけど、魏延さんは気にしていないようだった
「…暴レル……危ナイ……」
「す、すみません!いきなりで驚いてしまって…」
「…ソウカ……我……謝ル……デモ……行クゾ……」
「い、行くって何処に…」
私が言い終わる前に、魏延さんは行動に移した
《到着》
「…着イタ……颯閃……無事カ…?」
「は、はい。何とか……。魏延様有難う御座います」
「…初メテ……有難ウ初メテ……嬉シイ……颯閃……オ前良イ奴…」
そう言いながらも魏延さんは森の中を突き進み、泉のある場所で座りこんだ。私もその横に座らされ、何かあるのかな?と待ち遠しく思っていると…
「あっ、可愛い…!」
鹿の親子が泉の水を飲みに来た。その後も色んな動物達が水辺に集まる
「…コノ時間……皆集マル……皆仲間……癒シテクレル…」
「本当ですね……。ふふ、有難う御座います魏延様。私今凄く幸せです」
「…我モ……幸セ…」
その後。暫く動物達を見つめ、寄ってきた動物は撫でたりしながら至福の時間を過ごした
「…ソロソロ帰ル……諸葛亮……オ前連レ出シタラ……多分怒ル…」
「そうですか?怒るとは思いませんよ?今日会ったばかりですし…わっ!」
行きと同じように帰りも私を抱き上げた。しかも速いので次々と景色が変わっていく。流石野性味溢れる魏延さん…!
《帰還》
「もうお空真っ暗ですね……夏侯惇さん怒りませんかね」
「…大丈夫……多分…」
「今最も信じられない言葉が出ましたが!?」
「…何カアル……我ガ守ル…」
ぎゅぅっと私の手を握り楽しげに城の中へ入る魏延さん。そんな呑気にしてたら魏のオトンが怒って登場しますよ…
「ゴラァ魏延!!何勝手に颯閃を連れ出しとるんだァ!!」
「…我ト……颯閃……仲良イ……オ前……一々煩イ……」
「なんだと…?もしそれでうちの颯閃が怪我して帰ってきたらどうする気だ?ん?」
「…怪我……シナイ……我居ル…」
「だからと言って──」
「はいストップ夏侯惇様。魏延様は私の大切な方なんですから、ちょっかいかけないで下さいませ。私はこの人と仲良くやってるんですから変なちょっかい禁止です!」
夏侯惇さんに腹いせに魏延さんを連れて教えられた客室に向かった。ちょっとは信用して欲しいものだ
「…颯閃……」
「はい、何でしょう?」
「…我……颯閃……好キ……颯閃ハ……?」
「?私も好きですよ魏延様。これからも仲良くしてくださいますか?」
「…スル……!颯閃……我ノ……大切ナ人……!」
大切な人と言われて心がジンと温まった。これが母性?あぁ可愛い……こんなこと口にしたら怒られるんだろうけども
「スゥー……はぁ…いい香り……」
花の甘い香りが心を落ち着かせてくれる。張郃さん辺りに花畑の良さ語ったら一部花畑にしてくれないかしら
なんて考えていると、当然の様に小動物が集まってくる。猫や小鳥、蝶々までも。人差し指を差し出すと青く綺麗な羽を持つ蝶々が指先に止まった。小鳥は頭や肩、猫は私の横や膝の上に
「ふふ、皆仲良くね」
様々な動物達の返事を聞き口元が緩む。久しぶりに動物に囲まれたな…。魏軍は殆ど中に居たし、外に出ても誰かそばに居るから勇気のある子しか近づいてこないから
「あ、こらこら。お花は食べちゃ駄目よ」
「ンニャーゥ」
「はいはい…撫でてあげますよー」
「ニャゥ…♡」
猫を撫でていると小鳥が擦り寄ってくる。蝶々が私の前に飛んできた為空いた左手の人差し指でちょいちょいと顎を撫でてあげた
───────────────
動物達と触れ合って時間が少し経過。少しと言っても大体30分ほど。動物達は私に挨拶をして帰っていった、動物可愛い
今頃夏侯惇さん何してるかなぁ、なんて考えながら花を見渡す。色とりどりの花はどれも綺麗に咲いていて、手入れが行き届いているようだ
そんな花に、私以外の影が落とされた。振り向くとそこに──
「……」
仮面を付けた、大きな男の人が居た。仮面から覗く瞳は何やら寂しげな…そんな印象を与えるもの。私はちょっと話しかけてみた
「…退きましょうか?」
「……イイ……」
「そうですか」
ドスッと音を立てて座り込んだ男の人。大きな見た目をしているのに、寂しげに佇むその姿に私は違和感を覚えた
「…オ前……動物……好キカ…?」
「?はい、大好きですが…」
「…ソウカ……ソウカ…」
何故か嬉しそうな仮面の男性は、この後も動物関連の質問を続けた。狼は好きなのかとか、肉食動物は怖くないのかとか、色々。動物は蛇以外平気ですって答えたら凄く嬉しそうに笑った。なぜ
「…オ前……名前…」
「私の名前は颯閃です。貴方様は…」
「…我……魏延……字ハ……文長…」
「そうですか。どうぞ宜しくお願い致します」
「!…宜シク…!」
嬉しそうに私の距離を詰めた魏延さん。さっきまでの悲しそうな、寂しそうな雰囲気は吹っ飛んだ
「魏延様、唐突ですが何かお好みのものは御座いますか?食べ物で、ですが…」
「…我……肉……肉好キ……」
「ふふ。なら今度、
「…食ベル……オ前ノ手料理……待ツ…」
「楽しみにしててくださいね。これでも大の男の胃袋掴んでますから!」
ちょっと自慢してみると魏延さんは微笑みながら「…楽シミ…」と答えてくれた。癒されます魏延さん……
「…颯閃…」
「はい、何でしょう」
1拍置いて話しかけてきた魏延さんに返事をすると、彼は立ち上がり私に腕を伸ばしてきた。意味がわからず取り敢えず手をとると
「きゃっ」
手を掴んで引っ張るように立たせた。驚いて声が漏れたけど、魏延さんは気にしていないようだった
「…暴レル……危ナイ……」
「す、すみません!いきなりで驚いてしまって…」
「…ソウカ……我……謝ル……デモ……行クゾ……」
「い、行くって何処に…」
私が言い終わる前に、魏延さんは行動に移した
《到着》
「…着イタ……颯閃……無事カ…?」
「は、はい。何とか……。魏延様有難う御座います」
「…初メテ……有難ウ初メテ……嬉シイ……颯閃……オ前良イ奴…」
そう言いながらも魏延さんは森の中を突き進み、泉のある場所で座りこんだ。私もその横に座らされ、何かあるのかな?と待ち遠しく思っていると…
「あっ、可愛い…!」
鹿の親子が泉の水を飲みに来た。その後も色んな動物達が水辺に集まる
「…コノ時間……皆集マル……皆仲間……癒シテクレル…」
「本当ですね……。ふふ、有難う御座います魏延様。私今凄く幸せです」
「…我モ……幸セ…」
その後。暫く動物達を見つめ、寄ってきた動物は撫でたりしながら至福の時間を過ごした
「…ソロソロ帰ル……諸葛亮……オ前連レ出シタラ……多分怒ル…」
「そうですか?怒るとは思いませんよ?今日会ったばかりですし…わっ!」
行きと同じように帰りも私を抱き上げた。しかも速いので次々と景色が変わっていく。流石野性味溢れる魏延さん…!
《帰還》
「もうお空真っ暗ですね……夏侯惇さん怒りませんかね」
「…大丈夫……多分…」
「今最も信じられない言葉が出ましたが!?」
「…何カアル……我ガ守ル…」
ぎゅぅっと私の手を握り楽しげに城の中へ入る魏延さん。そんな呑気にしてたら魏のオトンが怒って登場しますよ…
「ゴラァ魏延!!何勝手に颯閃を連れ出しとるんだァ!!」
「…我ト……颯閃……仲良イ……オ前……一々煩イ……」
「なんだと…?もしそれでうちの颯閃が怪我して帰ってきたらどうする気だ?ん?」
「…怪我……シナイ……我居ル…」
「だからと言って──」
「はいストップ夏侯惇様。魏延様は私の大切な方なんですから、ちょっかいかけないで下さいませ。私はこの人と仲良くやってるんですから変なちょっかい禁止です!」
夏侯惇さんに腹いせに魏延さんを連れて教えられた客室に向かった。ちょっとは信用して欲しいものだ
「…颯閃……」
「はい、何でしょう?」
「…我……颯閃……好キ……颯閃ハ……?」
「?私も好きですよ魏延様。これからも仲良くしてくださいますか?」
「…スル……!颯閃……我ノ……大切ナ人……!」
大切な人と言われて心がジンと温まった。これが母性?あぁ可愛い……こんなこと口にしたら怒られるんだろうけども