増兵キャンペーン
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あれから武具の整理や敵兵の清掃など色々あって手伝おうとしたが雑兵の仕事だからと止められてしまった。いや、私雑兵みたいなもんなのに……
「颯閃、そろそろ行くぞ」
「分かってるわよ。あ、手土産なにがいいかしら。桃まん?肉まん?敢えてのお饅頭?あ、みたらし団子でもいいかも!」
「み、みたら……?いや、手土産など不要だろう。こちらが雇ってやるのに態々持って行ってやるやつがあるか」
「礼儀でしょ!たく…呂布さんじゃなくて陳宮さん連れていこうかしら」
「待て、なぜ陳宮なのだ!俺がいくぞ!」
「そんな感じじゃ来てくれる人も来てくれませんよー」
「うぐぐ…」
ちょっと悔しそうに歯をくいしばる呂布さん。考えてみればこうやって熱心に着いてくるのが呂布さんなだけで、私側近あと二人いることを思い出す。さりげなくお風呂一緒に入る呂玲綺ちゃんとか、さりげなく執務手伝ってくれる陳宮さんとか
「んー、今日は呂玲綺ちゃんか陳宮さんと行っていい?交渉類駄目なのが分かったし」
「なぜだ!もし相手がお前を襲ったらどう対処する気だ!陳宮は貧弱だし、玲綺も危ないだろう!」
「もう……正直言うと引っ付きすぎよ」
「はぅっ」
一気に落ち込んだ呂布さんの肩を頑張って背伸びしてポンポンと叩いた。そして私はそのまま陳宮さんと呂玲綺ちゃんの元へ
「呂玲綺ちゃんいる?」
「颯閃殿、どうしましたか?」
「ちょっと登用の件で話があるの。ついてきて欲しいってだけなのだけど…」
「?父上はどうしました?」
「……そこがちょっと疑問なのだけれど、やっぱりお会いしに行って交渉するのだから手土産とか必要よね?」
「はい、相手への礼儀として…」
「貴方のお義父さん、そんなもの相手を雇ってやるのにいるものかーって…」
「……理由がわかりました。私も向かいます」
それとなく携帯用武器を帯で締めている布の中に隠した呂玲綺ちゃんは、準備が出来たといって近づいてきた。流石呂玲綺ちゃん、護衛能力高い
「あ、城下に寄っていい?桃まんを買いたいから」
「なら、良い場所を知っています。土産用の店なのですが、包装が綺麗なので」
「あらそう?呂玲綺ちゃんよく知ってるわね」
「はい。颯閃殿が気に入ってくださるかとおもって」
「可愛い…」
「!?」
私の為に前から調べてくれていたことを知ってヨシヨシと頭を撫でた。いきなりの事だったけれど、とても嬉しそうに顔を赤くして俯いたからまた可愛い
「すみません、この包みで桃まんを6個入りお願いします」
「はい、暫くお待ちください」
お店に来ると、中はとっても豪華な装いで様々な包みが並べられた棚があった。呂玲綺ちゃんと話し合って水色の波の模様があるものにしたけれど、少し光に反射して輝いて見える。すごいなぁ…
「どうぞ!」
「ありがとうございます」
「またのお越しをお待ちしております」
丁寧な接客を受けてそのまま登用の話があった人の所へ。こじんまりしているけれど、少し大きくてしっかりした家を見上げてちょっとだけ感動した。うちの家にちょっとだけ似てたのである
「どうしましたか?」
「いや、なんでもないんだけど……実家に似てたなぁって」
「颯閃殿のご実家……遠い場所ですか?」
「ううん、城からちょっと歩いた先の村なの。懐かしい……あぁ、ごめんなさい。行きましょうか」
実家の話は今は無しだと思い声をかける。ドタドタと慌ただしい足音がした後、髪をオールバックにして私よりちょっとだけ小さい男の人が扉を開けて現れた
「すみません!お出迎えできず…!」
「いえ、少し予定より早く来てしまったので。あぁ、これをお受け取りください。手土産でございます」
「そんな、私のようなものに……ありがとうございます」
オドオドしながらも手土産を受け取ってくれた相手の人は中に招いてくれた。家の中もしっかり清掃されているのか、とても綺麗だ
「今回、登用の話をして下さりありがとうございます」
「いえ、こちらとしても有力な人材が欲しいので。まずは、我々の軍に来ていただけるか、お聞きしても?」
「はい。私は鍛えてはおりませんが、内政の勉学をしております。表立った活躍は出来ぬかもしれませんが、曹操軍の為にこの培った学をお使いしたい」
「では、こちらに来ていただけると取ってよろしいですね?」
「はい」
真剣な眼差しを向けられて本気度は十分に伝わった。穢れを知らない瞳が、とても素敵だ
「では、以後よろしくお願い致します。改めまして、私の名は颯閃です。こちらは私の側近を務めております、呂玲綺です」
「私は諸葛公休と申します。以後、諸葛誕とお呼び頂けたらと。よろしくお願い致します」
お話を終えてその家から離れた。見えなくなるまで見送ってくれた諸葛誕さんだけど、なんだろう。あの時感じた既視感は
「颯閃、そろそろ行くぞ」
「分かってるわよ。あ、手土産なにがいいかしら。桃まん?肉まん?敢えてのお饅頭?あ、みたらし団子でもいいかも!」
「み、みたら……?いや、手土産など不要だろう。こちらが雇ってやるのに態々持って行ってやるやつがあるか」
「礼儀でしょ!たく…呂布さんじゃなくて陳宮さん連れていこうかしら」
「待て、なぜ陳宮なのだ!俺がいくぞ!」
「そんな感じじゃ来てくれる人も来てくれませんよー」
「うぐぐ…」
ちょっと悔しそうに歯をくいしばる呂布さん。考えてみればこうやって熱心に着いてくるのが呂布さんなだけで、私側近あと二人いることを思い出す。さりげなくお風呂一緒に入る呂玲綺ちゃんとか、さりげなく執務手伝ってくれる陳宮さんとか
「んー、今日は呂玲綺ちゃんか陳宮さんと行っていい?交渉類駄目なのが分かったし」
「なぜだ!もし相手がお前を襲ったらどう対処する気だ!陳宮は貧弱だし、玲綺も危ないだろう!」
「もう……正直言うと引っ付きすぎよ」
「はぅっ」
一気に落ち込んだ呂布さんの肩を頑張って背伸びしてポンポンと叩いた。そして私はそのまま陳宮さんと呂玲綺ちゃんの元へ
「呂玲綺ちゃんいる?」
「颯閃殿、どうしましたか?」
「ちょっと登用の件で話があるの。ついてきて欲しいってだけなのだけど…」
「?父上はどうしました?」
「……そこがちょっと疑問なのだけれど、やっぱりお会いしに行って交渉するのだから手土産とか必要よね?」
「はい、相手への礼儀として…」
「貴方のお義父さん、そんなもの相手を雇ってやるのにいるものかーって…」
「……理由がわかりました。私も向かいます」
それとなく携帯用武器を帯で締めている布の中に隠した呂玲綺ちゃんは、準備が出来たといって近づいてきた。流石呂玲綺ちゃん、護衛能力高い
「あ、城下に寄っていい?桃まんを買いたいから」
「なら、良い場所を知っています。土産用の店なのですが、包装が綺麗なので」
「あらそう?呂玲綺ちゃんよく知ってるわね」
「はい。颯閃殿が気に入ってくださるかとおもって」
「可愛い…」
「!?」
私の為に前から調べてくれていたことを知ってヨシヨシと頭を撫でた。いきなりの事だったけれど、とても嬉しそうに顔を赤くして俯いたからまた可愛い
「すみません、この包みで桃まんを6個入りお願いします」
「はい、暫くお待ちください」
お店に来ると、中はとっても豪華な装いで様々な包みが並べられた棚があった。呂玲綺ちゃんと話し合って水色の波の模様があるものにしたけれど、少し光に反射して輝いて見える。すごいなぁ…
「どうぞ!」
「ありがとうございます」
「またのお越しをお待ちしております」
丁寧な接客を受けてそのまま登用の話があった人の所へ。こじんまりしているけれど、少し大きくてしっかりした家を見上げてちょっとだけ感動した。うちの家にちょっとだけ似てたのである
「どうしましたか?」
「いや、なんでもないんだけど……実家に似てたなぁって」
「颯閃殿のご実家……遠い場所ですか?」
「ううん、城からちょっと歩いた先の村なの。懐かしい……あぁ、ごめんなさい。行きましょうか」
実家の話は今は無しだと思い声をかける。ドタドタと慌ただしい足音がした後、髪をオールバックにして私よりちょっとだけ小さい男の人が扉を開けて現れた
「すみません!お出迎えできず…!」
「いえ、少し予定より早く来てしまったので。あぁ、これをお受け取りください。手土産でございます」
「そんな、私のようなものに……ありがとうございます」
オドオドしながらも手土産を受け取ってくれた相手の人は中に招いてくれた。家の中もしっかり清掃されているのか、とても綺麗だ
「今回、登用の話をして下さりありがとうございます」
「いえ、こちらとしても有力な人材が欲しいので。まずは、我々の軍に来ていただけるか、お聞きしても?」
「はい。私は鍛えてはおりませんが、内政の勉学をしております。表立った活躍は出来ぬかもしれませんが、曹操軍の為にこの培った学をお使いしたい」
「では、こちらに来ていただけると取ってよろしいですね?」
「はい」
真剣な眼差しを向けられて本気度は十分に伝わった。穢れを知らない瞳が、とても素敵だ
「では、以後よろしくお願い致します。改めまして、私の名は颯閃です。こちらは私の側近を務めております、呂玲綺です」
「私は諸葛公休と申します。以後、諸葛誕とお呼び頂けたらと。よろしくお願い致します」
お話を終えてその家から離れた。見えなくなるまで見送ってくれた諸葛誕さんだけど、なんだろう。あの時感じた既視感は