増兵キャンペーン
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「調べれば、敵は中々の強者揃い。ここは一つ内輪揉めして欲しいと思いましてね?」
「随分腹黒い策で。それで、私はどう動けば?」
「颯閃は兎も角、呂布殿は目立つのでココで落石計の守備を頼みます。で、颯閃殿は敵に嘘の情報を」
「俺が颯閃から離れるだと…?」
私から離れることが分かった呂布さんは眉間に皺を寄せて賈詡さんを睨みつける。でも、確かに彼は鬼神呂布と謳われる猛将でその名を知らぬ程だ。見た目も目立つし、大きいし、何より先程砦を目立ちながら落としてしまった。その姿はもうバレているだろう。名乗ったみたいだし
「また隠密に行動しなくては行けないなら、呂布さんは向いてないわ。ガタイもいいし、さっき目立ちながら名乗ったでしょう?隠密は無理」
「うっ…だが、もし颯閃に何かあれば…」
「大丈夫、その時は私の責任だから。失敗しないでやるのが隠密ってものよ!ささ、呂布さんはここを頑張って守ってね!呂布さんなら行ける!よっ、鬼神呂布!!」
煽てるといい気分になったのか勢いよく任せろ!と胸を張った呂布さん。なんだろう、この少しばかり醸し出される子供っけは
「嘘の情報とはどんな物を?それ分からないと行けないのですが」
「颯閃殿に行ってもらう砦は次の作戦で使う砦なので、本陣が奇襲されたとでも言っておいてください。あそこは本陣近くですぐにでも飛んでいくでしょうから。あぁ、ただの奇襲じゃ対応されることも見込んで動かないので、派手に頼みますよ。仲間割れするような形で」
「了解」
賈詡さんに作戦を聞いて即実行。素早く動いて門の閉じられた砦を見上げ、少し考えたあと近くにいた敵兵からちょっとばかり鎧を借りて伝兵っぽくなった。これでバッチリ
「伝令!本陣近くの砦を守備していた軍隊がその砦を占領した模様!なんと我ら味方軍を攻撃してきております!」
「中央砦の隊が!!?降伏でも迫られたか…!すぐに向かう!」
これでこの隊は中央砦に攻める。で、そこで先回りして嘘の情報をあともう1回だけ流せば完璧だ。私の足なら大丈夫、行ける!
「伝令!こちらに南東砦の味方軍が進軍している模様!この砦を落とそうとしているようです!」
「なに!くそっ、劣勢だからと敵に降伏したか!門を開けろ!敵を迎撃する!」
「はっ!」
これで終わりだと私はその場から離れると、間もなくして戦い合う声が砦内で響いた。まぁ、作戦は順調?
「これでいいですか?」
「おっと、お早いおかえりで。あぁ、もちろん十分な成果ですよ。まさかこんなにも早く仲間割れしてくれるとは思ってなかった…」
「颯閃!その防具を脱げ!敵のものでは無いか!」
「嘘の情報を流すには敵に扮する必要があるでしょ?仕方ないじゃない。わ!脱ぐから!脱ぐから方天画戟構えないで!」
鎧を木っ端微塵にする気になってしまった呂布さんを落ち着かせるため、自分の武具の上から来ていた敵兵の防具を脱ぐ。興奮した呂布さんってば怖い
「よし、仲間割れしたあの砦の事を報告に伝兵が本陣に向かった。気はそっちに向いたはず、前衛は本陣に突撃するよう伝兵を!颯閃殿や呂布殿は仲間割れしてる砦を落として来て下さい。策だとわかった頃には相手も引けないところまで来てる」
「了解。呂布さん、行きましょ!」
「あぁ!」
斜面の緩やかな山を滑り降り砦に突撃。他の軍隊は本陣に突撃しているようなので、私は私の仕事を終わらせよう
「くそ!今ここで敵の援軍か…!」
「何を言う!お前達の援軍だろう!」
「おい、それはどういうことだ!?」
「残念、貴方達はうちの軍師の策略に嵌ったんですよ」
「「ぐわぁぁぁぁっ!!!!」」
呂布さんと私の一振で仲間割れしていた隊は全滅。主にリーチのある呂布さんの攻撃が要因だ
「さてと、前衛が全部ってことは本陣もすぐに落とされるでしょう。私たちは伝令があるまで待機ね」
「…颯閃、夕方までに間に合うと思うか」
「思うわよ?まだ昼頃だし大丈夫」
間に合うのか?というのは朝話していた登用の話。一応お会いしたいなぁと思ったのだけれど、この調子で行けば余裕だ。赤兎馬が居るし、私走るし
「姉上ー!我らの勝利ですー!」
「おかえり楽進、あー、犬みたいにはしゃがないの」
「姉上姉上、褒めてください!一番乗り出来ました!」
「よーしーしよし、楽進は強い子よー」
「姉上~!」
本陣から近いのもあり、山で鍛えられた脚力で素早く砦に来た楽進はいつもの褒めて褒めてアピールに入った。こんなに甘えだしたのはいい戦果をあげられたのだろう
「おいおい楽進、颯閃さんに甘え過ぎだろ……いや、敵大将の首掻っ切った辺りで何となく予想は出来てたけどな?」
「李典殿にも褒められる権利があるので右だけなら…」
「え、ほんと?失礼しまーす」
「弟が増えた…」
甘えたがりな弟を持つと大変だ、なんて考えながら第2の弟李典くんの頭を撫でながら彼方を見つめるのであった
「随分腹黒い策で。それで、私はどう動けば?」
「颯閃は兎も角、呂布殿は目立つのでココで落石計の守備を頼みます。で、颯閃殿は敵に嘘の情報を」
「俺が颯閃から離れるだと…?」
私から離れることが分かった呂布さんは眉間に皺を寄せて賈詡さんを睨みつける。でも、確かに彼は鬼神呂布と謳われる猛将でその名を知らぬ程だ。見た目も目立つし、大きいし、何より先程砦を目立ちながら落としてしまった。その姿はもうバレているだろう。名乗ったみたいだし
「また隠密に行動しなくては行けないなら、呂布さんは向いてないわ。ガタイもいいし、さっき目立ちながら名乗ったでしょう?隠密は無理」
「うっ…だが、もし颯閃に何かあれば…」
「大丈夫、その時は私の責任だから。失敗しないでやるのが隠密ってものよ!ささ、呂布さんはここを頑張って守ってね!呂布さんなら行ける!よっ、鬼神呂布!!」
煽てるといい気分になったのか勢いよく任せろ!と胸を張った呂布さん。なんだろう、この少しばかり醸し出される子供っけは
「嘘の情報とはどんな物を?それ分からないと行けないのですが」
「颯閃殿に行ってもらう砦は次の作戦で使う砦なので、本陣が奇襲されたとでも言っておいてください。あそこは本陣近くですぐにでも飛んでいくでしょうから。あぁ、ただの奇襲じゃ対応されることも見込んで動かないので、派手に頼みますよ。仲間割れするような形で」
「了解」
賈詡さんに作戦を聞いて即実行。素早く動いて門の閉じられた砦を見上げ、少し考えたあと近くにいた敵兵からちょっとばかり鎧を借りて伝兵っぽくなった。これでバッチリ
「伝令!本陣近くの砦を守備していた軍隊がその砦を占領した模様!なんと我ら味方軍を攻撃してきております!」
「中央砦の隊が!!?降伏でも迫られたか…!すぐに向かう!」
これでこの隊は中央砦に攻める。で、そこで先回りして嘘の情報をあともう1回だけ流せば完璧だ。私の足なら大丈夫、行ける!
「伝令!こちらに南東砦の味方軍が進軍している模様!この砦を落とそうとしているようです!」
「なに!くそっ、劣勢だからと敵に降伏したか!門を開けろ!敵を迎撃する!」
「はっ!」
これで終わりだと私はその場から離れると、間もなくして戦い合う声が砦内で響いた。まぁ、作戦は順調?
「これでいいですか?」
「おっと、お早いおかえりで。あぁ、もちろん十分な成果ですよ。まさかこんなにも早く仲間割れしてくれるとは思ってなかった…」
「颯閃!その防具を脱げ!敵のものでは無いか!」
「嘘の情報を流すには敵に扮する必要があるでしょ?仕方ないじゃない。わ!脱ぐから!脱ぐから方天画戟構えないで!」
鎧を木っ端微塵にする気になってしまった呂布さんを落ち着かせるため、自分の武具の上から来ていた敵兵の防具を脱ぐ。興奮した呂布さんってば怖い
「よし、仲間割れしたあの砦の事を報告に伝兵が本陣に向かった。気はそっちに向いたはず、前衛は本陣に突撃するよう伝兵を!颯閃殿や呂布殿は仲間割れしてる砦を落として来て下さい。策だとわかった頃には相手も引けないところまで来てる」
「了解。呂布さん、行きましょ!」
「あぁ!」
斜面の緩やかな山を滑り降り砦に突撃。他の軍隊は本陣に突撃しているようなので、私は私の仕事を終わらせよう
「くそ!今ここで敵の援軍か…!」
「何を言う!お前達の援軍だろう!」
「おい、それはどういうことだ!?」
「残念、貴方達はうちの軍師の策略に嵌ったんですよ」
「「ぐわぁぁぁぁっ!!!!」」
呂布さんと私の一振で仲間割れしていた隊は全滅。主にリーチのある呂布さんの攻撃が要因だ
「さてと、前衛が全部ってことは本陣もすぐに落とされるでしょう。私たちは伝令があるまで待機ね」
「…颯閃、夕方までに間に合うと思うか」
「思うわよ?まだ昼頃だし大丈夫」
間に合うのか?というのは朝話していた登用の話。一応お会いしたいなぁと思ったのだけれど、この調子で行けば余裕だ。赤兎馬が居るし、私走るし
「姉上ー!我らの勝利ですー!」
「おかえり楽進、あー、犬みたいにはしゃがないの」
「姉上姉上、褒めてください!一番乗り出来ました!」
「よーしーしよし、楽進は強い子よー」
「姉上~!」
本陣から近いのもあり、山で鍛えられた脚力で素早く砦に来た楽進はいつもの褒めて褒めてアピールに入った。こんなに甘えだしたのはいい戦果をあげられたのだろう
「おいおい楽進、颯閃さんに甘え過ぎだろ……いや、敵大将の首掻っ切った辺りで何となく予想は出来てたけどな?」
「李典殿にも褒められる権利があるので右だけなら…」
「え、ほんと?失礼しまーす」
「弟が増えた…」
甘えたがりな弟を持つと大変だ、なんて考えながら第2の弟李典くんの頭を撫でながら彼方を見つめるのであった