増兵キャンペーン
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
例のビックリ騒動から数ヶ月が経過した。朝の冷え込む季節になり、朝起きるのも辛いけれど仕事があるので起き上がらなければならない
「ふぁー……朝楽進いないの違和感あるわ……」
あの一件から私が昇格してしまい、部屋もこの機会にと別々に分かれることになった。楽進は最初渋ってたけれど、司馬懿さんに姉の昇格を祝ってやれと言われてしまい、何も言えてなかった。その晩弱めのカクテル作ってあげたのは昨日のように思える
「颯閃!着替えたか!」
「あ!まだだから開けちゃダメよ!」
「わかった」
扉の外から聞こえる呂布さんの声に急いで着替える。扉を開けて出ると、腕を組んで待っていた呂布さんに挨拶をして食堂に向かう
「颯閃、お前に婚姻の申請がいくつも来ているぞ。どうする」
「いつも通り全部蹴って?」
「わかった、陳宮に言っておく」
違和感ありまくりながらも側近をしてくれている呂布さん。最初はなんで私なんか好きになってくれたんだろうとか思ってたし、お断りしたけれど全く諦める素振りないので、そのままだったりする。キッパリ断わってもどうにもならないんだもの……これ以上何も言えない
「あぁ、颯閃殿!今日もお美しい…!」
「あーはいはい有難うございます。呂布さん一緒に食べにいきましょ?」
「あぁ」
「はぅっ!適当にあしらわれてしまった…そこもまた颯閃殿の魅力…!」
この人は張郃さん。月一で増兵するとかいう曹操さんの急な提案が通ってしまい、その初めの増兵の時に来た人。最初は袁紹という方と所にいたそうだけど、色々あって軍から追われてしまい、また色々な事情でうちに来た
月一の増兵はその名の通り、月に一回増兵を行う事。素質のある兵がうちの城に来るのが多いけれど、今月はするか知らない
あぁ、間者だとかの調べはしっかりやってるそうで、患者だとわかった人はもれなく胴体かは首が離れる。月一なのに人数多く来るから結構な数首離れてるらしい。(司馬懿さん談)
「颯閃殿、ちょっといいかな?」
「郭嘉さん…どうしましたか?」
彼は郭嘉、字を奉孝といい、曹操軍の軍師が一人。とても頭が良くて時間が空いた時に兵法を教わっている。仲良くなったきっかけは、曹操さん経由でカクテルの話が郭嘉さんの耳に入ったこと。一杯無料でサービスする代わりに平方教えて貰ってます
「あ!颯閃さんおはよう!」
「おはようございます颯閃殿、今日も快晴で………ゲホッ」
「おはようございます。あ、郭淮さん、これ今月分のお薬だそうです」
「はい…有難うございます…」
この人は郭嘉さんの親戚(だと思うけど詳しくは知らない)、郭淮さん。病弱で良く咳き込んでおり、吐血することもあってそれをお父さんに書簡で相談してみたら補充のお酒や材料と一緒に薬も送ってくれた。お父さん曰く「この薬飲んでたら病状良くなる」との事。お父さん、あなた何者…
「颯閃殿、私も後で貰えるかな……」
「わかりました」
斯く言う郭嘉さんも郭淮さんと症状が類似しており薬を渡している。彼は表立っては症状が出ないから分からなかったけれど、カクテル作ってる最中咳き込んで吐血したので私にはバレた
「颯閃」
「夏侯惇様、おはようございます」
「おはよう。今月の増兵の件なんだが、いいか?」
「かしこまりました。呂布さん、そういう事だから食事の方は先に」
「………わかった。俺は鍛錬場に居る、話が終われば呼びに来い」
「わかったわ」
側近とかよく分からないので取り敢えず対等という形でお話している。呂布さんもその方がいいってさ
「あ、夏侯惇様。お話の前に少しよろしいですか?」
「?なんだ」
「いえ、お時間が欲しいのです」
「?わかった」
ずっと首を傾げている状態の夏侯惇さんに申し訳なく思いつつも、部屋に薬を取りに戻る。郭嘉さんとは途中合流し、さりげなく渡しといた
「すみません、増兵の件でしたね」
「あぁ」
私が少し時間が欲しいと言った理由も聞かずそのまま進む夏侯惇さんについて行く。さすが私の上司、深くは聞いてこない所を見るに信頼されてる感じがして好きだ
「姉上!」
「あら、楽進…」
目的地に向かう為廊下を歩いていると、廊下の角からとっても嬉しそうにはしゃぎながら走ってくる楽進が。私の元に着くとぴょんぴょん跳ねながら質問してきた
「姉上!とても今更ですが私と対応の職になったんですね!自覚がなかったのですが…!」
「えぇ、そうよ。それがどうしたの?」
「これで、私は姉上を『姉上』と言っていいし、みんなの前で姉上が私を『楽進』と呼んでもいいということですね!」
「とてつもなく今更なのだけど?もう何か月前?」
「自覚が湧かなかったんです!でも、やっとその自覚が持てました!姉上が…うぅっ……私の部屋に居なくなって、執務を手伝いに来たと称して時間を過ごしてくれなくなってから……」
自覚を持った理由がまさにシスコンで、この子早くお嫁さん娶らせてシスコンを和らげてもらわないとと、頭を夏侯惇さんと一緒に抱えるのであった
「ふぁー……朝楽進いないの違和感あるわ……」
あの一件から私が昇格してしまい、部屋もこの機会にと別々に分かれることになった。楽進は最初渋ってたけれど、司馬懿さんに姉の昇格を祝ってやれと言われてしまい、何も言えてなかった。その晩弱めのカクテル作ってあげたのは昨日のように思える
「颯閃!着替えたか!」
「あ!まだだから開けちゃダメよ!」
「わかった」
扉の外から聞こえる呂布さんの声に急いで着替える。扉を開けて出ると、腕を組んで待っていた呂布さんに挨拶をして食堂に向かう
「颯閃、お前に婚姻の申請がいくつも来ているぞ。どうする」
「いつも通り全部蹴って?」
「わかった、陳宮に言っておく」
違和感ありまくりながらも側近をしてくれている呂布さん。最初はなんで私なんか好きになってくれたんだろうとか思ってたし、お断りしたけれど全く諦める素振りないので、そのままだったりする。キッパリ断わってもどうにもならないんだもの……これ以上何も言えない
「あぁ、颯閃殿!今日もお美しい…!」
「あーはいはい有難うございます。呂布さん一緒に食べにいきましょ?」
「あぁ」
「はぅっ!適当にあしらわれてしまった…そこもまた颯閃殿の魅力…!」
この人は張郃さん。月一で増兵するとかいう曹操さんの急な提案が通ってしまい、その初めの増兵の時に来た人。最初は袁紹という方と所にいたそうだけど、色々あって軍から追われてしまい、また色々な事情でうちに来た
月一の増兵はその名の通り、月に一回増兵を行う事。素質のある兵がうちの城に来るのが多いけれど、今月はするか知らない
あぁ、間者だとかの調べはしっかりやってるそうで、患者だとわかった人はもれなく胴体かは首が離れる。月一なのに人数多く来るから結構な数首離れてるらしい。(司馬懿さん談)
「颯閃殿、ちょっといいかな?」
「郭嘉さん…どうしましたか?」
彼は郭嘉、字を奉孝といい、曹操軍の軍師が一人。とても頭が良くて時間が空いた時に兵法を教わっている。仲良くなったきっかけは、曹操さん経由でカクテルの話が郭嘉さんの耳に入ったこと。一杯無料でサービスする代わりに平方教えて貰ってます
「あ!颯閃さんおはよう!」
「おはようございます颯閃殿、今日も快晴で………ゲホッ」
「おはようございます。あ、郭淮さん、これ今月分のお薬だそうです」
「はい…有難うございます…」
この人は郭嘉さんの親戚(だと思うけど詳しくは知らない)、郭淮さん。病弱で良く咳き込んでおり、吐血することもあってそれをお父さんに書簡で相談してみたら補充のお酒や材料と一緒に薬も送ってくれた。お父さん曰く「この薬飲んでたら病状良くなる」との事。お父さん、あなた何者…
「颯閃殿、私も後で貰えるかな……」
「わかりました」
斯く言う郭嘉さんも郭淮さんと症状が類似しており薬を渡している。彼は表立っては症状が出ないから分からなかったけれど、カクテル作ってる最中咳き込んで吐血したので私にはバレた
「颯閃」
「夏侯惇様、おはようございます」
「おはよう。今月の増兵の件なんだが、いいか?」
「かしこまりました。呂布さん、そういう事だから食事の方は先に」
「………わかった。俺は鍛錬場に居る、話が終われば呼びに来い」
「わかったわ」
側近とかよく分からないので取り敢えず対等という形でお話している。呂布さんもその方がいいってさ
「あ、夏侯惇様。お話の前に少しよろしいですか?」
「?なんだ」
「いえ、お時間が欲しいのです」
「?わかった」
ずっと首を傾げている状態の夏侯惇さんに申し訳なく思いつつも、部屋に薬を取りに戻る。郭嘉さんとは途中合流し、さりげなく渡しといた
「すみません、増兵の件でしたね」
「あぁ」
私が少し時間が欲しいと言った理由も聞かずそのまま進む夏侯惇さんについて行く。さすが私の上司、深くは聞いてこない所を見るに信頼されてる感じがして好きだ
「姉上!」
「あら、楽進…」
目的地に向かう為廊下を歩いていると、廊下の角からとっても嬉しそうにはしゃぎながら走ってくる楽進が。私の元に着くとぴょんぴょん跳ねながら質問してきた
「姉上!とても今更ですが私と対応の職になったんですね!自覚がなかったのですが…!」
「えぇ、そうよ。それがどうしたの?」
「これで、私は姉上を『姉上』と言っていいし、みんなの前で姉上が私を『楽進』と呼んでもいいということですね!」
「とてつもなく今更なのだけど?もう何か月前?」
「自覚が湧かなかったんです!でも、やっとその自覚が持てました!姉上が…うぅっ……私の部屋に居なくなって、執務を手伝いに来たと称して時間を過ごしてくれなくなってから……」
自覚を持った理由がまさにシスコンで、この子早くお嫁さん娶らせてシスコンを和らげてもらわないとと、頭を夏侯惇さんと一緒に抱えるのであった
1/8ページ