厄介な軍団との戦い
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「皆様、ただ今戻りました」
「颯閃!よくぞ戻った………いや待て、夏侯覇はどうしたのだ?」
「勢いよく走ってきたらこうなっちゃいましたね…あはは…」
私の背中で酔ったのかぐったりしてしまった夏侯覇君。途中担げばよかったと後悔中
そんな時、眉間に皺を寄せた孫策さんがドスドス音を鳴らしながら私に近づいてきた。夏侯覇君を下ろした瞬間、肩を鷲掴みされる
「颯閃!怪我とかねぇか!」
「だ、大丈夫よ孫策さん。孫策さんこそ怪我してない?」
「親父が出させねくれねぇからよ!お前は颯閃の帰りを待っておけーって…あんなふうに言われたら出れねぇぜ…」
「ふふ…孫堅様は孫策さんのことを分かってらっしゃるのよ」
「どういうことだそれ!」
墓穴掘りそうになったのでなんとか回避して本陣待機してた曹操さんに頭を下げた。曹操さん自身はそんなに気にしていない様だけど、以外にも一番気にしているらしい人がいるらしい
「あれ、司馬懿様も援軍に?」
「ま、まぁな。下邳の連中は軍師と言えるものがおらぬ凡愚共ゆえ、私が来てやったのだ」
「執務で疲れている体に鞭打って来て下さるとは、なんとお心の広い…。司馬懿様のお考えになられた策、私も全力で当たらせて頂きます」
「う、うむ…」
どこか遠い所を見ながら話す司馬懿さんに首を傾げつつ作戦を聞いて私も参加する事に。武器は夏侯惇さんが持ってきていてくれたので戦える
「颯閃!呂布が劉備軍の本陣に突入したそうだ!劉備がやられては元も子もない!行くぞ!」
「分かりました!孫策さん、本陣をお願いね!」
「俺も行くー!」
「子供みたいに言ってもダメ!ここも落とされたら危険になる場所だから、守ってもらわないと困るの!孫策さんなら大丈夫!だって貴方は虎の子、勇敢な虎じゃない!」
それとなく(は出来てないけど)褒めておくと孫策さんはとても嬉しそうに二パァっとして「任せとけ!」と言って守る体勢に入った。これでよし
「行くぞ颯閃!」
「はい!」
夏侯惇さんについていきながら途中の敵を倒していく。既に私が逃げているのは把握済みなので敵として現れても混乱はないのだろう
「本陣落ちかけてるな…颯閃!先に行って持たせておいてくれ!俺もすぐに行く!」
「かしこまりました!」
身体が鈍っていつも通りと同じ感覚で走れるかわからないけれど、身体を解して疾走。思い通りには走れなかったけれど、敵が襲ってこない辺り上手くやれたのだろうか
「貴様らをやれば…!!」
「くっ!万事休すか…!」
「兄者…兄者だけでも…!!」
「………えいっ」
「!?!?!?」
なにやら美しい兄弟愛繰り広げている最中だけど、呂布さんの気が逸れている間に膝カックン。ガクッと膝を地面に着いた所を腕を後ろに回させて固定した
「誰か縄!早く!私そこまで力強くないですから!」
「颯閃!なぜだ!俺はお前と共に安らかな暮らしをしたいと思いこの城を奪おうと…!」
「もう!私そんなの望んでませんから!1回頭冷やした方がいいですよ!」
「うぉぉぉぉっ!離せ颯閃ー!」
じたばたする呂布さんを何とか押さえ込んで縄に掛けた。それを知った呂布軍は士気が著しく低下して皆御用となった
「はー、疲れた……呂布様の暴走辛い…」
「颯閃!怪我はないか!」
「ないですよー…心労があるくらいで…」
「すまん、途中張遼に足止めされてな…あとで労わせてくれ」
「わーい」
遅れてやってきた夏侯惇さんと他愛ない話をしていると、誰かから声をかけられた。振り返るとそこには先程の兄弟愛を見せていた3人が
「颯閃殿…と仰るのですね。私、劉玄徳と申します。先程は助けていただき誠に有難う御座いました」
「そんな、注意を逸らしてくれなかったら私も無理だったでしょうから、お互い様です。お怪我はございませんか?」
「はい!我ら三人、大した怪我はございません。ご心配ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げる劉玄徳さんにいえいえ、と頭を下げた。頭をあげると、後ろにいる二人のうち髭が長い人と目が合う
「…む、そなたはもしや、虎牢関にて呂布の一撃を受け止めた…」
「そういや…あぁ!確かにそうだ!あん時の!」
「なんと、それは強い筈だ。素晴らしき武、お見せいただき有難うございます」
「え、いや、礼を言われるほどでは…。あの時は御三方にお任せしてしまって、こちらが礼をしなくてはいけませんのに…」
「そんな!私共こそ謝罪を…」
「いやいやこちらこそ…」
頭を下げ合う私と劉玄徳さんに、苦笑いする劉玄徳さんの兄弟さんと夏侯惇さん。この謝り合いは合流しにきた司馬懿さんに止められるまで続いたのであった─────
「颯閃!よくぞ戻った………いや待て、夏侯覇はどうしたのだ?」
「勢いよく走ってきたらこうなっちゃいましたね…あはは…」
私の背中で酔ったのかぐったりしてしまった夏侯覇君。途中担げばよかったと後悔中
そんな時、眉間に皺を寄せた孫策さんがドスドス音を鳴らしながら私に近づいてきた。夏侯覇君を下ろした瞬間、肩を鷲掴みされる
「颯閃!怪我とかねぇか!」
「だ、大丈夫よ孫策さん。孫策さんこそ怪我してない?」
「親父が出させねくれねぇからよ!お前は颯閃の帰りを待っておけーって…あんなふうに言われたら出れねぇぜ…」
「ふふ…孫堅様は孫策さんのことを分かってらっしゃるのよ」
「どういうことだそれ!」
墓穴掘りそうになったのでなんとか回避して本陣待機してた曹操さんに頭を下げた。曹操さん自身はそんなに気にしていない様だけど、以外にも一番気にしているらしい人がいるらしい
「あれ、司馬懿様も援軍に?」
「ま、まぁな。下邳の連中は軍師と言えるものがおらぬ凡愚共ゆえ、私が来てやったのだ」
「執務で疲れている体に鞭打って来て下さるとは、なんとお心の広い…。司馬懿様のお考えになられた策、私も全力で当たらせて頂きます」
「う、うむ…」
どこか遠い所を見ながら話す司馬懿さんに首を傾げつつ作戦を聞いて私も参加する事に。武器は夏侯惇さんが持ってきていてくれたので戦える
「颯閃!呂布が劉備軍の本陣に突入したそうだ!劉備がやられては元も子もない!行くぞ!」
「分かりました!孫策さん、本陣をお願いね!」
「俺も行くー!」
「子供みたいに言ってもダメ!ここも落とされたら危険になる場所だから、守ってもらわないと困るの!孫策さんなら大丈夫!だって貴方は虎の子、勇敢な虎じゃない!」
それとなく(は出来てないけど)褒めておくと孫策さんはとても嬉しそうに二パァっとして「任せとけ!」と言って守る体勢に入った。これでよし
「行くぞ颯閃!」
「はい!」
夏侯惇さんについていきながら途中の敵を倒していく。既に私が逃げているのは把握済みなので敵として現れても混乱はないのだろう
「本陣落ちかけてるな…颯閃!先に行って持たせておいてくれ!俺もすぐに行く!」
「かしこまりました!」
身体が鈍っていつも通りと同じ感覚で走れるかわからないけれど、身体を解して疾走。思い通りには走れなかったけれど、敵が襲ってこない辺り上手くやれたのだろうか
「貴様らをやれば…!!」
「くっ!万事休すか…!」
「兄者…兄者だけでも…!!」
「………えいっ」
「!?!?!?」
なにやら美しい兄弟愛繰り広げている最中だけど、呂布さんの気が逸れている間に膝カックン。ガクッと膝を地面に着いた所を腕を後ろに回させて固定した
「誰か縄!早く!私そこまで力強くないですから!」
「颯閃!なぜだ!俺はお前と共に安らかな暮らしをしたいと思いこの城を奪おうと…!」
「もう!私そんなの望んでませんから!1回頭冷やした方がいいですよ!」
「うぉぉぉぉっ!離せ颯閃ー!」
じたばたする呂布さんを何とか押さえ込んで縄に掛けた。それを知った呂布軍は士気が著しく低下して皆御用となった
「はー、疲れた……呂布様の暴走辛い…」
「颯閃!怪我はないか!」
「ないですよー…心労があるくらいで…」
「すまん、途中張遼に足止めされてな…あとで労わせてくれ」
「わーい」
遅れてやってきた夏侯惇さんと他愛ない話をしていると、誰かから声をかけられた。振り返るとそこには先程の兄弟愛を見せていた3人が
「颯閃殿…と仰るのですね。私、劉玄徳と申します。先程は助けていただき誠に有難う御座いました」
「そんな、注意を逸らしてくれなかったら私も無理だったでしょうから、お互い様です。お怪我はございませんか?」
「はい!我ら三人、大した怪我はございません。ご心配ありがとうございます」
ぺこりと頭を下げる劉玄徳さんにいえいえ、と頭を下げた。頭をあげると、後ろにいる二人のうち髭が長い人と目が合う
「…む、そなたはもしや、虎牢関にて呂布の一撃を受け止めた…」
「そういや…あぁ!確かにそうだ!あん時の!」
「なんと、それは強い筈だ。素晴らしき武、お見せいただき有難うございます」
「え、いや、礼を言われるほどでは…。あの時は御三方にお任せしてしまって、こちらが礼をしなくてはいけませんのに…」
「そんな!私共こそ謝罪を…」
「いやいやこちらこそ…」
頭を下げ合う私と劉玄徳さんに、苦笑いする劉玄徳さんの兄弟さんと夏侯惇さん。この謝り合いは合流しにきた司馬懿さんに止められるまで続いたのであった─────