董卓討伐戦
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「見てみてー!可愛いし美味しそう!この軍って珍しいものばかりね!」
「はい。職人が多いので…。あぁ、これも美味しいですよ」
「どれどれ……んっ!あまーい!果物以外でこんなに甘くて美味しいもの初めて!」
「喜んでもらえているようでなによりです」
城下町に引っ張りだされた時はどうなるかと不安だったが、孫尚香さんが美味しそうに食べている姿を見てまぁいいやとなった。彼女がとても美味しそうに食べるから、お腹もいっぱいだ。気分的に
「颯閃さんも食べましょ!美味しいわよ!」
「いえ、私は…」
「食べて!」
「はっ、はい!」
威圧され渡された餡饅を口に運ぶ。とても美味しいのだが、どうしたものか
「お、颯閃じゃねぇか。どうしたんだ孫堅の娘連れて」
「夏侯淵様…」
「どうも。颯閃さんが、根詰めてるって聞いて連れてきたんです」
「やっぱりか!いやぁ、その調子で頼むぜ!颯閃はそろそろ休んだ方がいいからなー」
「えっ、夏侯淵様!?」
じゃあなー、と巡回に戻って行った夏侯淵さんを唖然としながら見送る。そして肩をトントンと叩かれると、笑顔でまた食べ物屋に連れていかれるのであった
「もっ、もう食べられません…」
「えっ!もう!?魏軍の姫様は少食なの?」
「姫君は知りませんが、私は今は食べる気力も胃袋も持ち合わせておりません…」
「勿体ないわねー。やせ細った颯閃さん見たくないわよ、私」
「……気力がわかないのです」
何かに呪われているのではないかと思う程気落ちしてしまう。そんな状況下にある私を見て孫尚香さんはため息を吐いた。本当に申し訳ない
「尚香!勝手に城下に行っては危ないだろう!」
「権兄様!颯閃さんとお食事してたのよ?最近颯閃さん食欲がないって言うから………権兄様聞いてる?」
「………」
「え?権兄様ー?」
ポケーっとしている孫権さんに対して尚香さんに「何時もですか?」と聞いてみると、「いつもは違う」と返ってきた。尚香さんに続き私も孫権さんを呼んでみると、ハッとした感じで私に向き直った
意識がぶっ飛んでなかったみたいでなによりである
「颯閃殿!以前よりも細くなられたのではないですか!?…あぁ!やはり!細くなられている!」
「え?え…?」
「権兄様、颯閃さんの腕にいつ触ったの?」
「以前は少し不可抗力で腕を掴んでしまったからな…その時の感覚だ」
と言って孫権さんは私の腕を優しく撫でる。扱い方がまるで壊れ物を扱う感じで、私も尚香さんも顔を見合わせて顔を顰めた。私はどうしたらいいのだろう
そもそも、そんな瞬間あったのかと私は少し疑問に思った。あったとしても、私の記憶に残らないほどの短さ出会ったに違いない
「あぁ、そうだ颯閃殿。我々の国の特産品をお持ちしました!とても煌びやかで姫君である颯閃殿にお似合いかと思われます!」
「あ、あの。その件なのですが───」
「行きましょう!尚香も帰るぞ!」
「あっ、それなら肉まん帰りに買って帰るから先に行ってて!」
「わかった!」
「あーれー…」
離さないようにギュッと手を握られてしまいそのままお城に戻る。たらふく食べた後でちょっと気持ち悪い気もする
「颯閃ー!」
「あっ、黄蓋様…」
「黄蓋、颯閃殿に上納する髪飾りは何処にある?」
「孫権様の客室に置いておりますぞ!女官にでも付けさせますかな?」
「いや、この日の為に女官から教わってきていたのだ。私にやらせてくれ」
どんどん私を置いて話が進むことに挙動不審になっていると、そこに救世主孫堅さんが現れた。その状況を見て少し目を見開いたあと少し申し訳なさそうに割ってきた
「権、黄蓋。お前達…いや、皆に伝えねばならないことがあってだな」
「?どのような話でしょうか」
「実はな───」
この後、城中に孫権さんの驚愕の叫びと黄蓋さんの大笑いする声が響いた
《来訪者全員集合》
「本っ当に姫じゃねぇのか颯閃!結婚とかしてねぇのか?本当に!?」
「疑い過ぎです…」
「だって普通はこんな可愛い女放っておかないだろ!?えっ、未婚なら俺ん所に来いよ!」
「お世辞は結構ですよ。孫策様は早くいい人見つけてくださいね」
「それがお前なんだってー!」
「まぁまぁ、お世辞が直球ですこと」
「嘘じゃねぇってばー!」
もー!と叫ぶ孫策さんに対し掌より少し大きな細長い箱を持ってしょんぼりする孫権は妹である孫尚香さんに慰められていた。本当に申し訳ない
「いやぁ、あんなに着飾って着飾らずともこんなに美しいならば信じられない気持ちもわかるぞ。だが裏は取ってあるから信じるしかないな」
「にしても、立派に成長したのぅ…。あの時はこんなに小さかったというのに」
そう言って黄蓋さんは自分の胸元くらいに掌を翳してヒラヒラと水平に手を振った。今は座っているし多分適当だ
「……颯閃殿」
「なんでしょう」
「……髪飾りを受け取ってはくれませんか?やはり貴方の為に用意した特別な品でして…」
「………物凄く豪華で身につける時がありません」
「そこをなんとか!気持ちを受け取ると思って!」
「えー…」
今度は孫権さんが駄々をこね始めてしまい孫尚香さんも諦めてしまった。どうしたら良いものか
「颯閃、受け取るだけ受け取ってやってくれないか?孫権が考えたものなんだ」
「え、そうなんですか?」
「……」
顔を真っ赤にしてずいっと箱を出してくるあたり本当のことなんだと悟り、そんなに言うならと受けとった。孫権さんは大喜びで舞い上がる
「…颯閃!俺ともなんかしろよ!」
「そんなこと言われましても……」
「じゃぁ、今日の晩飯は俺と一緒な!一緒に食べようぜ!」
「まぁ、それだけなら…」
この後私はこの言葉を言ったことに後悔する
「はい。職人が多いので…。あぁ、これも美味しいですよ」
「どれどれ……んっ!あまーい!果物以外でこんなに甘くて美味しいもの初めて!」
「喜んでもらえているようでなによりです」
城下町に引っ張りだされた時はどうなるかと不安だったが、孫尚香さんが美味しそうに食べている姿を見てまぁいいやとなった。彼女がとても美味しそうに食べるから、お腹もいっぱいだ。気分的に
「颯閃さんも食べましょ!美味しいわよ!」
「いえ、私は…」
「食べて!」
「はっ、はい!」
威圧され渡された餡饅を口に運ぶ。とても美味しいのだが、どうしたものか
「お、颯閃じゃねぇか。どうしたんだ孫堅の娘連れて」
「夏侯淵様…」
「どうも。颯閃さんが、根詰めてるって聞いて連れてきたんです」
「やっぱりか!いやぁ、その調子で頼むぜ!颯閃はそろそろ休んだ方がいいからなー」
「えっ、夏侯淵様!?」
じゃあなー、と巡回に戻って行った夏侯淵さんを唖然としながら見送る。そして肩をトントンと叩かれると、笑顔でまた食べ物屋に連れていかれるのであった
「もっ、もう食べられません…」
「えっ!もう!?魏軍の姫様は少食なの?」
「姫君は知りませんが、私は今は食べる気力も胃袋も持ち合わせておりません…」
「勿体ないわねー。やせ細った颯閃さん見たくないわよ、私」
「……気力がわかないのです」
何かに呪われているのではないかと思う程気落ちしてしまう。そんな状況下にある私を見て孫尚香さんはため息を吐いた。本当に申し訳ない
「尚香!勝手に城下に行っては危ないだろう!」
「権兄様!颯閃さんとお食事してたのよ?最近颯閃さん食欲がないって言うから………権兄様聞いてる?」
「………」
「え?権兄様ー?」
ポケーっとしている孫権さんに対して尚香さんに「何時もですか?」と聞いてみると、「いつもは違う」と返ってきた。尚香さんに続き私も孫権さんを呼んでみると、ハッとした感じで私に向き直った
意識がぶっ飛んでなかったみたいでなによりである
「颯閃殿!以前よりも細くなられたのではないですか!?…あぁ!やはり!細くなられている!」
「え?え…?」
「権兄様、颯閃さんの腕にいつ触ったの?」
「以前は少し不可抗力で腕を掴んでしまったからな…その時の感覚だ」
と言って孫権さんは私の腕を優しく撫でる。扱い方がまるで壊れ物を扱う感じで、私も尚香さんも顔を見合わせて顔を顰めた。私はどうしたらいいのだろう
そもそも、そんな瞬間あったのかと私は少し疑問に思った。あったとしても、私の記憶に残らないほどの短さ出会ったに違いない
「あぁ、そうだ颯閃殿。我々の国の特産品をお持ちしました!とても煌びやかで姫君である颯閃殿にお似合いかと思われます!」
「あ、あの。その件なのですが───」
「行きましょう!尚香も帰るぞ!」
「あっ、それなら肉まん帰りに買って帰るから先に行ってて!」
「わかった!」
「あーれー…」
離さないようにギュッと手を握られてしまいそのままお城に戻る。たらふく食べた後でちょっと気持ち悪い気もする
「颯閃ー!」
「あっ、黄蓋様…」
「黄蓋、颯閃殿に上納する髪飾りは何処にある?」
「孫権様の客室に置いておりますぞ!女官にでも付けさせますかな?」
「いや、この日の為に女官から教わってきていたのだ。私にやらせてくれ」
どんどん私を置いて話が進むことに挙動不審になっていると、そこに救世主孫堅さんが現れた。その状況を見て少し目を見開いたあと少し申し訳なさそうに割ってきた
「権、黄蓋。お前達…いや、皆に伝えねばならないことがあってだな」
「?どのような話でしょうか」
「実はな───」
この後、城中に孫権さんの驚愕の叫びと黄蓋さんの大笑いする声が響いた
《来訪者全員集合》
「本っ当に姫じゃねぇのか颯閃!結婚とかしてねぇのか?本当に!?」
「疑い過ぎです…」
「だって普通はこんな可愛い女放っておかないだろ!?えっ、未婚なら俺ん所に来いよ!」
「お世辞は結構ですよ。孫策様は早くいい人見つけてくださいね」
「それがお前なんだってー!」
「まぁまぁ、お世辞が直球ですこと」
「嘘じゃねぇってばー!」
もー!と叫ぶ孫策さんに対し掌より少し大きな細長い箱を持ってしょんぼりする孫権は妹である孫尚香さんに慰められていた。本当に申し訳ない
「いやぁ、あんなに着飾って着飾らずともこんなに美しいならば信じられない気持ちもわかるぞ。だが裏は取ってあるから信じるしかないな」
「にしても、立派に成長したのぅ…。あの時はこんなに小さかったというのに」
そう言って黄蓋さんは自分の胸元くらいに掌を翳してヒラヒラと水平に手を振った。今は座っているし多分適当だ
「……颯閃殿」
「なんでしょう」
「……髪飾りを受け取ってはくれませんか?やはり貴方の為に用意した特別な品でして…」
「………物凄く豪華で身につける時がありません」
「そこをなんとか!気持ちを受け取ると思って!」
「えー…」
今度は孫権さんが駄々をこね始めてしまい孫尚香さんも諦めてしまった。どうしたら良いものか
「颯閃、受け取るだけ受け取ってやってくれないか?孫権が考えたものなんだ」
「え、そうなんですか?」
「……」
顔を真っ赤にしてずいっと箱を出してくるあたり本当のことなんだと悟り、そんなに言うならと受けとった。孫権さんは大喜びで舞い上がる
「…颯閃!俺ともなんかしろよ!」
「そんなこと言われましても……」
「じゃぁ、今日の晩飯は俺と一緒な!一緒に食べようぜ!」
「まぁ、それだけなら…」
この後私はこの言葉を言ったことに後悔する