秘めた力に惹き付けられ
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「いや、まさか颯閃が国勤めするとはな…。それも、こんな形で再会できるとは」
「ふふっ、孫堅様はとても威厳のあるお方になっておられていて、全くわかりませんでしたよ」
「あの時は俺もまだ若かったからな…。どうだ、曹操のご子息との仲は」
「とても良くして頂いております」
「そうか。仲がいいなら何よりだ」
久々の再会からか話が弾む。夏侯惇さんも気を使ってか着替えたらいいと言われたので取り敢えず着替えて、今私が借りている客室でお話をしている
「それにしても、颯閃が曹操軍の姫となったんだな……うむ。武もあり美もあるか」
「…その、私はそんなに姫君に見えるのでしょうか」
「あぁ。というかどこからどう見ても姫君だろう?」
「…ここだけの話、私文官なんですよ」
「ん?」
一瞬固まった孫堅さん。でも、すぐに気を取り直して質問してきた
「じゃぁ何か?お前は……その、誰とも婚約してないし血筋もないのにここに来たのか?」
「はい……。主に曹操様と曹丕様の勧めで…」
「…あの二人なら仕方ないな。あの時のことを考えるとやりそうだ」
ちょっと頷いてお茶を飲んだ孫堅さん。私とお茶を飲んでひと息ついた
「…それで?その服はどうしたんだ?」
「曹操様が、ここにいる間は姫君にでも扮していないの危険だから…と」
「…そうだな、確かに危険だ。あの男は何をするかわかったものでは無い」
「えっと、あの男というのは…」
「…董卓だ。少しは聞いたことがあるだろう?アイツはどうも好かん男でな……考えもある種斜め上を行く」
「何度かお話は聞いておりますが…私の口からはあまり言えないほどの?」
「そうだな。物凄くひどいやつだ」
「言ってのけた」
濁したのにしっかりバッサリ言いきった孫堅さんに心の中で拍手をした。まぁ、その点は置いておいて
「ずっと部屋に籠るのもなんですし、何か致しませんか?」
「…いいのか?」
「?はい。遊び程度なら少し位は───」
「すまん。俺は遊びではなく本気でしたい」
「えっ、本気でやったら後先後悔しますよ」
「構わん。いや、いっその事それがいい」
「えー、私凄いですからね?ついてこれますかねー」
「初めては俺ではないのか……。いや、それでも俺は!」
その言葉で(ん?)と私は首を傾げた。この人なんの話してるの?え?アルプス一万尺やりたいだけなのになんなのこれ
「じゃぁ───」
「寝室には誰も近寄らないよう連絡を入れておこう。少し待っていてくれ」
「えーわわっ、ちょ。孫堅様!アルプス一万尺やるだけで兵士の巡回ルート変えないでください!てか寝室の理由は!?」
「ん?夜伽の話ではないのか?」
「そんな軽率に誘うのがあるか!てか今の会話でそっちに向かう方がびっくり!」
服を掴んで必死に止めると、双方勘違いしていたので取り敢えず1万尺の説明
「今は取り敢えず基礎の『1万尺』から教えますね」
「何万尺まであるんだ?」
「私が知ってるのは5万尺迄ですけど、他にもまだあるそうです。地方によって違いますし」
「庶民の遊びは奥深いな」
「私の村で遊んでいたものです。他の村は知りません」
「よし!やるぞ!」
こんな感じですと教えて早速開始。1万尺が終わるにつれて徐々にスピードアップして行くのだが、流石孫堅さん。着いてきている
「こ、これは腕に来るな!」
「そうですか?楽しいでしょう?」
「あぁ!良い腕の運動になるな!」
とっても素晴らしい笑顔でアルプス一万尺してくれる孫堅さんに私は感動した。こんな笑顔で1万尺する人初めてだ
「親父ー、ここに居るって聞いた──早っ!?え、親父何してんだよ!?」
「おぉ、策か!いやぁ、庶民の遊びらしいんだがとっても腕にくるんだ!」
「腕にくる云々の前になんでそんな早いんだよ!え、鍛える遊びなのかそれ!」
「策もやるか?」
「やる!」
何やら孫堅さんの息子さんらしき人が入ってきて孫堅さんとアルプス一万尺し始めた。さすが息子さん。直ぐに理解してパパぱっと遊んでらっしゃる
「おぉー!すげぇ!確かに腕鍛えてる感あるわ!」
「最初の速度だと本当に遊びなんだがな。ここまで来ると腕に負担がくる感じがするだろう?」
「するぜ親父!お前すげぇな!」
「?ありがとうございます?」
なんで褒められたのか分からず取り敢えずありがとうと言っておく。その後『策』と呼ばれた人がギブアップするまで1万尺は続いた
「ぜーっ、ぜーっ…お、親父大人げねぇ…」
「ははは!まだまだ息子には負けてられないからな!颯閃、もう一度やるか?」
「孫堅様とても元気ですね。やります」
「よしっ!」
とっても元気な孫堅さんと今度は最初から猛スピードで1万尺をする事に。策さんがギブアップしたスピードからだ
「…残像じゃねぇかそれ」
「はははっ!楽しいな颯閃!」
「ずっとそればかりですよ孫堅様…」
そんなにも楽しいのかと思うくらい笑ってる孫堅さんに私は苦笑いしてしまう。策さんも気持ちを察してくれたのか彼も苦笑い。まぁ、孫堅さんもこんな時があるさ程度で1万尺を続けたのであった
「ふふっ、孫堅様はとても威厳のあるお方になっておられていて、全くわかりませんでしたよ」
「あの時は俺もまだ若かったからな…。どうだ、曹操のご子息との仲は」
「とても良くして頂いております」
「そうか。仲がいいなら何よりだ」
久々の再会からか話が弾む。夏侯惇さんも気を使ってか着替えたらいいと言われたので取り敢えず着替えて、今私が借りている客室でお話をしている
「それにしても、颯閃が曹操軍の姫となったんだな……うむ。武もあり美もあるか」
「…その、私はそんなに姫君に見えるのでしょうか」
「あぁ。というかどこからどう見ても姫君だろう?」
「…ここだけの話、私文官なんですよ」
「ん?」
一瞬固まった孫堅さん。でも、すぐに気を取り直して質問してきた
「じゃぁ何か?お前は……その、誰とも婚約してないし血筋もないのにここに来たのか?」
「はい……。主に曹操様と曹丕様の勧めで…」
「…あの二人なら仕方ないな。あの時のことを考えるとやりそうだ」
ちょっと頷いてお茶を飲んだ孫堅さん。私とお茶を飲んでひと息ついた
「…それで?その服はどうしたんだ?」
「曹操様が、ここにいる間は姫君にでも扮していないの危険だから…と」
「…そうだな、確かに危険だ。あの男は何をするかわかったものでは無い」
「えっと、あの男というのは…」
「…董卓だ。少しは聞いたことがあるだろう?アイツはどうも好かん男でな……考えもある種斜め上を行く」
「何度かお話は聞いておりますが…私の口からはあまり言えないほどの?」
「そうだな。物凄くひどいやつだ」
「言ってのけた」
濁したのにしっかりバッサリ言いきった孫堅さんに心の中で拍手をした。まぁ、その点は置いておいて
「ずっと部屋に籠るのもなんですし、何か致しませんか?」
「…いいのか?」
「?はい。遊び程度なら少し位は───」
「すまん。俺は遊びではなく本気でしたい」
「えっ、本気でやったら後先後悔しますよ」
「構わん。いや、いっその事それがいい」
「えー、私凄いですからね?ついてこれますかねー」
「初めては俺ではないのか……。いや、それでも俺は!」
その言葉で(ん?)と私は首を傾げた。この人なんの話してるの?え?アルプス一万尺やりたいだけなのになんなのこれ
「じゃぁ───」
「寝室には誰も近寄らないよう連絡を入れておこう。少し待っていてくれ」
「えーわわっ、ちょ。孫堅様!アルプス一万尺やるだけで兵士の巡回ルート変えないでください!てか寝室の理由は!?」
「ん?夜伽の話ではないのか?」
「そんな軽率に誘うのがあるか!てか今の会話でそっちに向かう方がびっくり!」
服を掴んで必死に止めると、双方勘違いしていたので取り敢えず1万尺の説明
「今は取り敢えず基礎の『1万尺』から教えますね」
「何万尺まであるんだ?」
「私が知ってるのは5万尺迄ですけど、他にもまだあるそうです。地方によって違いますし」
「庶民の遊びは奥深いな」
「私の村で遊んでいたものです。他の村は知りません」
「よし!やるぞ!」
こんな感じですと教えて早速開始。1万尺が終わるにつれて徐々にスピードアップして行くのだが、流石孫堅さん。着いてきている
「こ、これは腕に来るな!」
「そうですか?楽しいでしょう?」
「あぁ!良い腕の運動になるな!」
とっても素晴らしい笑顔でアルプス一万尺してくれる孫堅さんに私は感動した。こんな笑顔で1万尺する人初めてだ
「親父ー、ここに居るって聞いた──早っ!?え、親父何してんだよ!?」
「おぉ、策か!いやぁ、庶民の遊びらしいんだがとっても腕にくるんだ!」
「腕にくる云々の前になんでそんな早いんだよ!え、鍛える遊びなのかそれ!」
「策もやるか?」
「やる!」
何やら孫堅さんの息子さんらしき人が入ってきて孫堅さんとアルプス一万尺し始めた。さすが息子さん。直ぐに理解してパパぱっと遊んでらっしゃる
「おぉー!すげぇ!確かに腕鍛えてる感あるわ!」
「最初の速度だと本当に遊びなんだがな。ここまで来ると腕に負担がくる感じがするだろう?」
「するぜ親父!お前すげぇな!」
「?ありがとうございます?」
なんで褒められたのか分からず取り敢えずありがとうと言っておく。その後『策』と呼ばれた人がギブアップするまで1万尺は続いた
「ぜーっ、ぜーっ…お、親父大人げねぇ…」
「ははは!まだまだ息子には負けてられないからな!颯閃、もう一度やるか?」
「孫堅様とても元気ですね。やります」
「よしっ!」
とっても元気な孫堅さんと今度は最初から猛スピードで1万尺をする事に。策さんがギブアップしたスピードからだ
「…残像じゃねぇかそれ」
「はははっ!楽しいな颯閃!」
「ずっとそればかりですよ孫堅様…」
そんなにも楽しいのかと思うくらい笑ってる孫堅さんに私は苦笑いしてしまう。策さんも気持ちを察してくれたのか彼も苦笑い。まぁ、孫堅さんもこんな時があるさ程度で1万尺を続けたのであった