moon.2 甘い朝と昼下がりの調べ
「あ、恵理子さん……おはよう」
エプロン姿で台所に立つ葵ちゃんに、私も「おはよう」と返す。
「何を作ってたの?」
私が葵ちゃんに尋ねると葵ちゃんは「ふふふ」と笑い、お皿を私の目の前に持ってくる。
葵ちゃんが作っていたのは、クッキーだった。丸型、四角型、星型、ハート型……4種類の美味しそうなクッキーが4枚、お皿の上に並ぶ。
「わあ、美味しそう!」
私は目を輝かせる。すると葵ちゃんは、お皿の上のハート型クッキーを手にとる。
「あーん……」
そのクッキーを、私の口元に運ぶ葵ちゃん。私は「あーん」と口を開け、それをパクッと食べる。サクッと、バターのいい香りが口の中いっぱいに広がって……
「うーん! 美味しいっ!」
「よかった……!」
ほっぺたを押さえて目を細める私を見て、葵ちゃんは嬉しそうにニッコリ笑った。
エプロン姿で台所に立つ葵ちゃんに、私も「おはよう」と返す。
「何を作ってたの?」
私が葵ちゃんに尋ねると葵ちゃんは「ふふふ」と笑い、お皿を私の目の前に持ってくる。
葵ちゃんが作っていたのは、クッキーだった。丸型、四角型、星型、ハート型……4種類の美味しそうなクッキーが4枚、お皿の上に並ぶ。
「わあ、美味しそう!」
私は目を輝かせる。すると葵ちゃんは、お皿の上のハート型クッキーを手にとる。
「あーん……」
そのクッキーを、私の口元に運ぶ葵ちゃん。私は「あーん」と口を開け、それをパクッと食べる。サクッと、バターのいい香りが口の中いっぱいに広がって……
「うーん! 美味しいっ!」
「よかった……!」
ほっぺたを押さえて目を細める私を見て、葵ちゃんは嬉しそうにニッコリ笑った。