moon.3 葵のドタバタお届け係
*side Aoi
「すっ、すみません! この子は悪くないんです!」
あたふたする恵理子さんの目の前には、ひとりの女性。
「あら、あなた……」
私の姿を見つけ、びっくりした表情の「そのお方」を、私は知っている。
「東子さま……!」
私はその名を呼んだ。
「すっ、すみません! この子は悪くないんです!」
あたふたする恵理子さんの目の前には、ひとりの女性。
「あら、あなた……」
私の姿を見つけ、びっくりした表情の「そのお方」を、私は知っている。
「東子さま……!」
私はその名を呼んだ。