2nd connect とうことっ♪ ~東子さまが箏を弾けば
「東子さま!」
掃除を終えた私はさっきの写真を持って、縁側に足を投げ出してリラックスしている東子さまの元に走ります。
「どうしたの、そんなに慌てて」
東子さまは呆れ気味です。
「この写真……っ!」
私は写真を東子さまに差し出します。
「うん? ……ああ、これね」
「この人……!」
私は、東子さまの右隣に写るその男性を指差します。
「昨日の、パソコン教室の田村さんじゃないですか!」
「そうよ」
「田村さんのこと、知ってたんですか!?」
「ええ。修くんは、陽子ちゃんの旦那さまだもの」
東子さまがおっしゃった「陽子ちゃん」とは、この写真で東子さまの左隣に写っている方──東子さまの後輩でお箏仲間の陽子さん。東子さまは、お箏もやってらっしゃるんですよ。ちなみに、私もやっています。東子さまから教えていただいてるんですよ……もうシアワセです。
「わかりませんでした……。あっ、そういえば終わった後田村さんとお話していましたよね」
「ちょっと世間話をね。修くんに会うのはひさびさだったもの。半年ぶりくらいかしら。「修くん、ちょっと恰幅良くなった?」ってね」
写真に目を落としたままの東子さまはそこでフッと微笑みました。その微笑みを見て、私は今までの緊張がほぐれました。
「さて、明日は陽子ちゃんとお泊まりね」
「2泊3日のお箏合宿ですよね」
「ええ。で、今週の土曜日はお箏の演奏会。さあ、準備しましょうか」
「はい!」
どうやら、東子さまの怒りは鎮まったようです。私も一安心です……ふぅ。
掃除を終えた私はさっきの写真を持って、縁側に足を投げ出してリラックスしている東子さまの元に走ります。
「どうしたの、そんなに慌てて」
東子さまは呆れ気味です。
「この写真……っ!」
私は写真を東子さまに差し出します。
「うん? ……ああ、これね」
「この人……!」
私は、東子さまの右隣に写るその男性を指差します。
「昨日の、パソコン教室の田村さんじゃないですか!」
「そうよ」
「田村さんのこと、知ってたんですか!?」
「ええ。修くんは、陽子ちゃんの旦那さまだもの」
東子さまがおっしゃった「陽子ちゃん」とは、この写真で東子さまの左隣に写っている方──東子さまの後輩でお箏仲間の陽子さん。東子さまは、お箏もやってらっしゃるんですよ。ちなみに、私もやっています。東子さまから教えていただいてるんですよ……もうシアワセです。
「わかりませんでした……。あっ、そういえば終わった後田村さんとお話していましたよね」
「ちょっと世間話をね。修くんに会うのはひさびさだったもの。半年ぶりくらいかしら。「修くん、ちょっと恰幅良くなった?」ってね」
写真に目を落としたままの東子さまはそこでフッと微笑みました。その微笑みを見て、私は今までの緊張がほぐれました。
「さて、明日は陽子ちゃんとお泊まりね」
「2泊3日のお箏合宿ですよね」
「ええ。で、今週の土曜日はお箏の演奏会。さあ、準備しましょうか」
「はい!」
どうやら、東子さまの怒りは鎮まったようです。私も一安心です……ふぅ。