4th connect とうこいっ♡ ~東子さまは恋をする
その後「ちょっと待ってて」と書架へ向かう東子さま。そして何かを持って縁側へ戻ってきます。
東子さまが「ほら、これ」と私に差し出したのは、アンティーク調のフォトフレームに入った東子さまと私のツーショット写真。私が初めて東子さまにお仕えする時に撮ってもらったものです。
「このフォトフレームが、最初で最後の、大ちゃんから私へのプレゼント。人を好きになる気持ちは忘れたくないから……初恋の人からもらったフォトフレームに、今大好きなあなたの写真を入れているの」
「東子さま……っ!」
嬉しさのあまり、私の頬に涙が一筋伝います。
「恵理子ちゃん……」
私をそっと抱き寄せた東子さまは、そのまま私の唇にキスをくださりました。マシュマロのように柔らかな唇の感触は、東子さまの唇が離れてからもほんのり残っているような気がして、フワフワ優しい気持ちになれます。
「これからもよろしくね、恵理子ちゃん」
向日葵のような明るさと水のような透明さをたたえて、東子さまはふわりと微笑みました。
「こちらこそ、よろしくお願いします。東子さま」
涙をふき、私もニッコリ微笑みます。縁側に吹いてきた夏風。夜空の丸いお月さまとたくさんの星たちが、静かに私たちを見守っていました。
東子さまが「ほら、これ」と私に差し出したのは、アンティーク調のフォトフレームに入った東子さまと私のツーショット写真。私が初めて東子さまにお仕えする時に撮ってもらったものです。
「このフォトフレームが、最初で最後の、大ちゃんから私へのプレゼント。人を好きになる気持ちは忘れたくないから……初恋の人からもらったフォトフレームに、今大好きなあなたの写真を入れているの」
「東子さま……っ!」
嬉しさのあまり、私の頬に涙が一筋伝います。
「恵理子ちゃん……」
私をそっと抱き寄せた東子さまは、そのまま私の唇にキスをくださりました。マシュマロのように柔らかな唇の感触は、東子さまの唇が離れてからもほんのり残っているような気がして、フワフワ優しい気持ちになれます。
「これからもよろしくね、恵理子ちゃん」
向日葵のような明るさと水のような透明さをたたえて、東子さまはふわりと微笑みました。
「こちらこそ、よろしくお願いします。東子さま」
涙をふき、私もニッコリ微笑みます。縁側に吹いてきた夏風。夜空の丸いお月さまとたくさんの星たちが、静かに私たちを見守っていました。
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