3rd connect とうこすっ☆ ~東子さまのウサちゃんコス
ショーが終わり、家族連れがバラバラとステージを離れていきます。私は人がはけてからステージ横の小さな控室に向かいます。
「お疲れさまです、東子さま」
控室には東子さまだけでした。ウサちゃん東子さまはパイプ椅子に腰かけてうなだれています。
「……大丈夫ですか?」
私はウサちゃん東子さまのお顔を覗きこみます。するとウサちゃん東子さまの両腕が動き、ゆっくりと頭を取ります。
「ぷはぁっ! 暑い……!」
東子さまは汗びっしょりでお顔も真っ赤っかです。髪の毛も汗で濡れています。
「お疲れさまです。お水、どうぞ」
私はさっき買ってきたミネラルウォーターのキャップを開けて、ペットボトルを持てない東子さまの口元に持っていきます。飲み口が東子さまの唇に触れ、東子さまはゴクゴクとお水を飲んでいきます。やはり喉が渇いていたようで、500mlのミネラルウォーターをもう3分の2ほど飲み干していました。
「くーっ……しみ渡るわぁ……!」
お風呂上がりにビールを飲んだ時のように、お水を飲んだ東子さまはとても気持ちよさそうです。
「さあ、風船配りに行かなきゃね」
汗だくで真っ赤なお顔の東子さまが私を見上げます。かっ、可愛い……
「もう少しお休みしなくても大丈夫ですか?」
「だーいじょうぶよ! 行きましょ!」
東子さまはニッコリと微笑んで立ち上がり、ウサちゃんの頭をかぶりました。着ぐるみの暑さと外の暑さにも負けじと頑張る東子さまはお強いです。
「じゃあ、配る風船もらってくるわね」
外に出たウサちゃん東子さまはそうおっしゃって、事務所に向かって歩いて行きます。どこかほんのり哀愁も漂う後ろ姿も可愛らしいです。屋上遊園地にはPerfumeの曲が流れてきました。
と、その時。歩みを止めるウサちゃん東子さま。次の瞬間、そのウサちゃんの着ぐるみを着た東子さまが、曲に合わせて踊り出したのです。
……そうです。東子さまはこの曲を完コピして踊れるんでした。いやいや、それにしてもウサちゃんがPerfumeの曲を踊るなんて……なんとも言えずおもしろい光景です。
いつしか東子さまのまわりには人だかりができていました。そこには、さっきのショーを見ていた美澄さんもいて、「何これウケる~」と楽しそうにスマホで写真を撮っていました。
踊り続ける東子さま。東子さまのお顔は見えませんが、ウサちゃんの顔がまるで笑っているように見えます。可愛さ爆発です。
「お疲れさまです、東子さま」
控室には東子さまだけでした。ウサちゃん東子さまはパイプ椅子に腰かけてうなだれています。
「……大丈夫ですか?」
私はウサちゃん東子さまのお顔を覗きこみます。するとウサちゃん東子さまの両腕が動き、ゆっくりと頭を取ります。
「ぷはぁっ! 暑い……!」
東子さまは汗びっしょりでお顔も真っ赤っかです。髪の毛も汗で濡れています。
「お疲れさまです。お水、どうぞ」
私はさっき買ってきたミネラルウォーターのキャップを開けて、ペットボトルを持てない東子さまの口元に持っていきます。飲み口が東子さまの唇に触れ、東子さまはゴクゴクとお水を飲んでいきます。やはり喉が渇いていたようで、500mlのミネラルウォーターをもう3分の2ほど飲み干していました。
「くーっ……しみ渡るわぁ……!」
お風呂上がりにビールを飲んだ時のように、お水を飲んだ東子さまはとても気持ちよさそうです。
「さあ、風船配りに行かなきゃね」
汗だくで真っ赤なお顔の東子さまが私を見上げます。かっ、可愛い……
「もう少しお休みしなくても大丈夫ですか?」
「だーいじょうぶよ! 行きましょ!」
東子さまはニッコリと微笑んで立ち上がり、ウサちゃんの頭をかぶりました。着ぐるみの暑さと外の暑さにも負けじと頑張る東子さまはお強いです。
「じゃあ、配る風船もらってくるわね」
外に出たウサちゃん東子さまはそうおっしゃって、事務所に向かって歩いて行きます。どこかほんのり哀愁も漂う後ろ姿も可愛らしいです。屋上遊園地にはPerfumeの曲が流れてきました。
と、その時。歩みを止めるウサちゃん東子さま。次の瞬間、そのウサちゃんの着ぐるみを着た東子さまが、曲に合わせて踊り出したのです。
……そうです。東子さまはこの曲を完コピして踊れるんでした。いやいや、それにしてもウサちゃんがPerfumeの曲を踊るなんて……なんとも言えずおもしろい光景です。
いつしか東子さまのまわりには人だかりができていました。そこには、さっきのショーを見ていた美澄さんもいて、「何これウケる~」と楽しそうにスマホで写真を撮っていました。
踊り続ける東子さま。東子さまのお顔は見えませんが、ウサちゃんの顔がまるで笑っているように見えます。可愛さ爆発です。