2nd connect とうことっ♪ ~東子さまが箏を弾けば
翌朝、7時。
「東子さーん、恵理子ちゃーん、朝ですよー!」
「んん、ふわぁ……」
陽子さんの明るい声で、私は夢からさめます。
うう……頭が痛い……。昨日の夜は東子さまに日本酒をいっぱいすすめられましたし、それがまたとってもおいしいものですから、思わず飲みすぎました……。
「ん……ううぅ……」
地の底から這い上がってくるような低い声でうなるのは、東子さまです。東子さまはおそらく私よりも飲んでいましたから……
「うぐぅ……気持ち悪い……」
東子さまは険しい表情。眉間にしわを寄せています。
「東子さま、お水飲みましょう……」
私はゆっくりと起き上がりました。……うっ、やっぱり頭が痛いです……。
それに続いて、東子さまはのそのそと布団から這い出します。まるで何かの生き物のようです。
「待ってて! 私、水持ってくるから!」
「あ、すみません……」
陽子さんは私に言うと、洗面所へ向かいました。
「東子さま、しっかりしてください……」
うつ伏せに倒れる東子さまのそばに駆け寄る私。
「うう……恵理子ちゃぁん……」
東子さまはゆっくりと顔を上げます。そして私と目が合った瞬間、東子さまはのそっと起き上がり、私に抱きついたのです。
「ちょっ、えっ!? 東子さま!?」
私の酔いは一気に醒めました。
「東子さまどうなさったんですか!?」
「うう……恵理子ちゃん可愛い……」
「へっ!?」
「かーわーいーいー……」
一晩経ってもまだ酔ってらっしゃるんでしょうか、東子さまはギュッと私を抱きしめています。……いえ、あの、東子さまに可愛いっておっしゃっていただけるのも、こうやって抱きしめられるのも、すごくシアワセなんですが……
「お待たせしました……ってええええっ!?」
お水を持ってきた陽子さんは、この光景にビックリして声を上げました。どんな光景かって……東子さまが私の唇にキスをしていたのです。
「恵理子ちゃん……! 東子さんとはこんな関係だったの……!?」
「ぷはっ! ち、違います! 東子さまが……!」
「えーりーこーちゃーん……」
その東子さまは、また私に抱きついてきました。
「い、いいの……私も他の人たちにはこのことは言わないから……」
「だから違いますってー!」
半分戸惑いをまとった私の悲鳴が部屋に響きました。
「東子さーん、恵理子ちゃーん、朝ですよー!」
「んん、ふわぁ……」
陽子さんの明るい声で、私は夢からさめます。
うう……頭が痛い……。昨日の夜は東子さまに日本酒をいっぱいすすめられましたし、それがまたとってもおいしいものですから、思わず飲みすぎました……。
「ん……ううぅ……」
地の底から這い上がってくるような低い声でうなるのは、東子さまです。東子さまはおそらく私よりも飲んでいましたから……
「うぐぅ……気持ち悪い……」
東子さまは険しい表情。眉間にしわを寄せています。
「東子さま、お水飲みましょう……」
私はゆっくりと起き上がりました。……うっ、やっぱり頭が痛いです……。
それに続いて、東子さまはのそのそと布団から這い出します。まるで何かの生き物のようです。
「待ってて! 私、水持ってくるから!」
「あ、すみません……」
陽子さんは私に言うと、洗面所へ向かいました。
「東子さま、しっかりしてください……」
うつ伏せに倒れる東子さまのそばに駆け寄る私。
「うう……恵理子ちゃぁん……」
東子さまはゆっくりと顔を上げます。そして私と目が合った瞬間、東子さまはのそっと起き上がり、私に抱きついたのです。
「ちょっ、えっ!? 東子さま!?」
私の酔いは一気に醒めました。
「東子さまどうなさったんですか!?」
「うう……恵理子ちゃん可愛い……」
「へっ!?」
「かーわーいーいー……」
一晩経ってもまだ酔ってらっしゃるんでしょうか、東子さまはギュッと私を抱きしめています。……いえ、あの、東子さまに可愛いっておっしゃっていただけるのも、こうやって抱きしめられるのも、すごくシアワセなんですが……
「お待たせしました……ってええええっ!?」
お水を持ってきた陽子さんは、この光景にビックリして声を上げました。どんな光景かって……東子さまが私の唇にキスをしていたのです。
「恵理子ちゃん……! 東子さんとはこんな関係だったの……!?」
「ぷはっ! ち、違います! 東子さまが……!」
「えーりーこーちゃーん……」
その東子さまは、また私に抱きついてきました。
「い、いいの……私も他の人たちにはこのことは言わないから……」
「だから違いますってー!」
半分戸惑いをまとった私の悲鳴が部屋に響きました。