決闘者夢
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いつも服に合わせるようにスニーカーや厚底ブーツを履いてきた為ヒールを履く経験は片手で数える程しかない。
当然のように不慣れで歩き方もぎこちなかった。産まれたての子鹿のように足がガクガクプルプルしながらも歩こうとしているのだ。
「リリア大丈夫?辛くない?足痛む?」
「大丈夫。辛くない。痛まない!」
心配してくれるブルーノに対してムキに応える私。中々自分の嫌いなところなんだけど弱さを見せたくないのだ。
「ならいいけど…辛くなったらいつでも教えて。リリアが心配なんだよ」
「心配なさらずとも結構よ」
心配なんてかけたくない。私の怒りメーターが構うなとふつふつ沸騰してきた頃ずっと隣で荷物持ってくれて横に並んでたブルーノが前に立ち止まった。
「どうしっ!」
一瞬の事。永遠の気持ち。
唇にキスをされていた。
触れるだけの優しいキス。
ちゅっと言うリップ音と目の前いっぱいのブルーノの顔が頭の中でぐるぐる再放送されて顔が熱くなる。
「僕はリリアが好きなんだ。好きな人を心配して何が悪いの?」
だからもう怒らないで。
懇願の言葉は好きと言う感情に支配されて影が薄くなる。
誰が誰の事を好きだって?
「わ、私は…」「リリアは僕のこと好き?」
ちょこんと首を横に倒してあざと可愛い奴め。意識した事なかったのに…
なんでそういうこと言うのよ…
「考えたことない。チームメンバーとして同居人としていて当たり前になってたから…」
遊星がブルーノの事面倒見ると決めた日からいて当たり前の存在だった。メカにうるさくて頭良くて…時々抜けてるところが可愛くて…背が高くて色々手伝ってもらったり…家にいる事が多かったから色々話したりご飯一緒食べたり家族みたいな感情を持っていた。
「僕はリリアと会った日から好きだと感じてしまったんだ。明るくて元気づけられて隣に居ないと落ち着かなくて…僕の物にしたいとずっと考えてた」
「私…その、」
答える言葉が見つからなくてドキドキも止まらない。人生初の告白はあまりに衝撃的に思えて。
「まだ答え出ないなら待ってるね。リリアが僕の事好きになれるように頑張ってみるから」
そう言って落ち着いた様にまた私の隣に戻り歩き出すブルーノ。
直ぐに期待に応えてあげられなくてごめんね。
言葉ではもう出ないから黙って着いていく。はぐれないように服の裾を掴んで。
帰宅の道中ドキドキに潰されないように無意識に歩き方がきちんとなっていた。
自分の言葉、気持ちを立派に伝えたブルーノの隣に居る事ができる人になれたのかな…
お家に帰るとみんな勢揃いしててゾラさんは流石私の娘だよとハグしてくれた。
みんなフリルいっぱいのスカート姿の私を褒めてくれたけど、初見で褒めてくれたブルーノの言葉が1番嬉しく感じたし心にじんわりと安心感があった。
告白の答えは出せないまま貴方を好きになってしまった。大切な物は失ってから気付く
当然のように不慣れで歩き方もぎこちなかった。産まれたての子鹿のように足がガクガクプルプルしながらも歩こうとしているのだ。
「リリア大丈夫?辛くない?足痛む?」
「大丈夫。辛くない。痛まない!」
心配してくれるブルーノに対してムキに応える私。中々自分の嫌いなところなんだけど弱さを見せたくないのだ。
「ならいいけど…辛くなったらいつでも教えて。リリアが心配なんだよ」
「心配なさらずとも結構よ」
心配なんてかけたくない。私の怒りメーターが構うなとふつふつ沸騰してきた頃ずっと隣で荷物持ってくれて横に並んでたブルーノが前に立ち止まった。
「どうしっ!」
一瞬の事。永遠の気持ち。
唇にキスをされていた。
触れるだけの優しいキス。
ちゅっと言うリップ音と目の前いっぱいのブルーノの顔が頭の中でぐるぐる再放送されて顔が熱くなる。
「僕はリリアが好きなんだ。好きな人を心配して何が悪いの?」
だからもう怒らないで。
懇願の言葉は好きと言う感情に支配されて影が薄くなる。
誰が誰の事を好きだって?
「わ、私は…」「リリアは僕のこと好き?」
ちょこんと首を横に倒してあざと可愛い奴め。意識した事なかったのに…
なんでそういうこと言うのよ…
「考えたことない。チームメンバーとして同居人としていて当たり前になってたから…」
遊星がブルーノの事面倒見ると決めた日からいて当たり前の存在だった。メカにうるさくて頭良くて…時々抜けてるところが可愛くて…背が高くて色々手伝ってもらったり…家にいる事が多かったから色々話したりご飯一緒食べたり家族みたいな感情を持っていた。
「僕はリリアと会った日から好きだと感じてしまったんだ。明るくて元気づけられて隣に居ないと落ち着かなくて…僕の物にしたいとずっと考えてた」
「私…その、」
答える言葉が見つからなくてドキドキも止まらない。人生初の告白はあまりに衝撃的に思えて。
「まだ答え出ないなら待ってるね。リリアが僕の事好きになれるように頑張ってみるから」
そう言って落ち着いた様にまた私の隣に戻り歩き出すブルーノ。
直ぐに期待に応えてあげられなくてごめんね。
言葉ではもう出ないから黙って着いていく。はぐれないように服の裾を掴んで。
帰宅の道中ドキドキに潰されないように無意識に歩き方がきちんとなっていた。
自分の言葉、気持ちを立派に伝えたブルーノの隣に居る事ができる人になれたのかな…
お家に帰るとみんな勢揃いしててゾラさんは流石私の娘だよとハグしてくれた。
みんなフリルいっぱいのスカート姿の私を褒めてくれたけど、初見で褒めてくれたブルーノの言葉が1番嬉しく感じたし心にじんわりと安心感があった。
告白の答えは出せないまま貴方を好きになってしまった。大切な物は失ってから気付く