蒼炎・暁 short dream
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「リュっ…リュシオン…」
「ネサラめっ…私達を騙したな!!」
私達は今、ネサラに連れてこられた屋敷でタナス公に捕まっている。
「おお!これが鷺の民…二人も生き残っていたとは…実に美しい!どれどれ、そっちの娘はどうだ…」
「いっいや…!」
「やめろ!」
ドカッ
リュシオンはタナス公に向かって思い切り殴った。
「鼻が…私の鼻が…!!!」
「オリヴァー様!おのれ、鷺の民め!!」
「やめんか!!その二人には傷一つも付けてはならぬ!この美しい美品を汚すようなことはするでないぞ!」
タナス公が言い終えた直後に一人の兵が慌てて入ってきた。
「オっオリヴァー様!傭兵団らしき者達が屋敷に押し寄せて来ました!!」
「なんだと!?ええい、かかれ!決して屋上には入らせぬようにせよ!…さあ、小鳥ちゃん達よ、大人しく部屋で待っておくれよ」
私達は言われるがままに屋上の部屋に閉じ込められた。
「どうしよう…リュシオン…」
「ナマエ…くそっ!ネサラの奴!」
リュシオンは怒りに震えていた。
「ティバーンが助けに来てくれないかな…なんて…」
「ティバーン…?…そうだ!」
「リュシオン?」
「ティバーンの傍にはいつもヤナフとウルキがいただろう。ウルキは耳が良いから…ナマエ、化身して一声助けを求めるときの鳴き声を出してくれないか?」
「え…私が?」
「ああ。お前の居場所がわかったティバーンは必ず助けに来る。だから頼む」
「わっわかった…」
私はリュシオンの言う通り部屋の窓を開けて化身をして外に出た。
そして助けを求めるときの鳴き声を出した。
鳴いたあと私は化身を解いた。
「……ん?」
遠くから何か猛スピードでこちらに向かってくる影があった。
「ナマエ!!」
「ティバーン!!」
勢い良くこちらに向かってきた影はティバーンだった。
そして私はティバーンに抱き締められた。
「心配かけやがって…」
「ごめんなさい…」
ティバーンは私の顎を持ち上げるとキスをした。
「んっ…ティバーン…」
「来てくれたのは有り難いが…私の事を忘れるな…」
「あ…リュシオン…」
「すまん、リュシオン。決して忘れていた訳じゃないんだ」
「はあ…」
「おい、待てよティバーン!!」
「…鷹王はナマエの事となると相変わらずだ」
「ヤナフ!ウルキ!」
ティバーンに置いてかれて来たであろう二人が来た。
「ナマエ大丈夫か!?」
「…ネサラに売られたと聞いた」
「うん、大丈夫だよ!」
「……私もいるんだが」
「あ…しっ白の王子!無事でしたか!?」
「……はあ…」
「よし、さっさと帰るぞ」
「うん…ティバーン?」
ティバーンは何故か化身した。
「疲れてるだろから乗って行けだとさ」
「え…でも…」
「せっかくなんだから乗せて貰えよ」
「わかった…」
私はティバーンの背中に乗った。
「大丈夫?重くない?」
ティバーンは声が出せない代わりに大丈夫と言うように一声鳴いた。
そして五人一斉にフェニキスに向かって帰った。
乗っている間背中から伝わる暖かさに愛しさを感じたのは自分だけの秘密…
君の温もり
より愛しさを増すだけで
~end~
「ネサラめっ…私達を騙したな!!」
私達は今、ネサラに連れてこられた屋敷でタナス公に捕まっている。
「おお!これが鷺の民…二人も生き残っていたとは…実に美しい!どれどれ、そっちの娘はどうだ…」
「いっいや…!」
「やめろ!」
ドカッ
リュシオンはタナス公に向かって思い切り殴った。
「鼻が…私の鼻が…!!!」
「オリヴァー様!おのれ、鷺の民め!!」
「やめんか!!その二人には傷一つも付けてはならぬ!この美しい美品を汚すようなことはするでないぞ!」
タナス公が言い終えた直後に一人の兵が慌てて入ってきた。
「オっオリヴァー様!傭兵団らしき者達が屋敷に押し寄せて来ました!!」
「なんだと!?ええい、かかれ!決して屋上には入らせぬようにせよ!…さあ、小鳥ちゃん達よ、大人しく部屋で待っておくれよ」
私達は言われるがままに屋上の部屋に閉じ込められた。
「どうしよう…リュシオン…」
「ナマエ…くそっ!ネサラの奴!」
リュシオンは怒りに震えていた。
「ティバーンが助けに来てくれないかな…なんて…」
「ティバーン…?…そうだ!」
「リュシオン?」
「ティバーンの傍にはいつもヤナフとウルキがいただろう。ウルキは耳が良いから…ナマエ、化身して一声助けを求めるときの鳴き声を出してくれないか?」
「え…私が?」
「ああ。お前の居場所がわかったティバーンは必ず助けに来る。だから頼む」
「わっわかった…」
私はリュシオンの言う通り部屋の窓を開けて化身をして外に出た。
そして助けを求めるときの鳴き声を出した。
鳴いたあと私は化身を解いた。
「……ん?」
遠くから何か猛スピードでこちらに向かってくる影があった。
「ナマエ!!」
「ティバーン!!」
勢い良くこちらに向かってきた影はティバーンだった。
そして私はティバーンに抱き締められた。
「心配かけやがって…」
「ごめんなさい…」
ティバーンは私の顎を持ち上げるとキスをした。
「んっ…ティバーン…」
「来てくれたのは有り難いが…私の事を忘れるな…」
「あ…リュシオン…」
「すまん、リュシオン。決して忘れていた訳じゃないんだ」
「はあ…」
「おい、待てよティバーン!!」
「…鷹王はナマエの事となると相変わらずだ」
「ヤナフ!ウルキ!」
ティバーンに置いてかれて来たであろう二人が来た。
「ナマエ大丈夫か!?」
「…ネサラに売られたと聞いた」
「うん、大丈夫だよ!」
「……私もいるんだが」
「あ…しっ白の王子!無事でしたか!?」
「……はあ…」
「よし、さっさと帰るぞ」
「うん…ティバーン?」
ティバーンは何故か化身した。
「疲れてるだろから乗って行けだとさ」
「え…でも…」
「せっかくなんだから乗せて貰えよ」
「わかった…」
私はティバーンの背中に乗った。
「大丈夫?重くない?」
ティバーンは声が出せない代わりに大丈夫と言うように一声鳴いた。
そして五人一斉にフェニキスに向かって帰った。
乗っている間背中から伝わる暖かさに愛しさを感じたのは自分だけの秘密…
君の温もり
より愛しさを増すだけで
~end~
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