蒼炎・暁 short dream
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「「トリック オア トリート!!」」
「………は?」
「へ?」
「おぉぉぉ!!」
今日は待ちに待ったハロウィン!
軍の女の子達はみんなちょっとした仮装をして男性陣にお菓子を求めに来ている。
「もう、は?じゃないよ!折角のハロウィンなんだからもっと盛り上がってよ!」
「いや、いきなりだったからどう反応すればいいか分からなくてな…」
「ということで、お菓子よこせー!!」
ワユは近くにいたトパックに掴みかかっていた。
「あげるから離せって!俺もこういうの好きだからお菓子用意しといたんだぜ!」
「おお!さっすがトパック!どっかの誰かさんとは違って気が利くね~!」
ワユは思い切りアイクを見ながら言った。
「気が利かなくて悪かったな」
「アイク抑えて…」
「お、ナマエ!丁度いいとこに!菓子やるよ、ほら!」
そこへティバーンが私を見つけると、私の手にぽんとお菓子を乗せてくれたのだ。
「わあ、ありがとうティバーン!」
私は笑顔でお礼を言った。
「ははっ、どういたしまして」
「おい、ティバーン。人の女の前でデレデレすんな」
「おお、怖っ!団長さんも菓子の一つや二つぐらいやれよ?じゃな!」
そう言ってティバーンは去って行った。
「あ、アイク!どこ行くの?」
「ちょっとな…」
「……そっか…」
「すまない…」
アイクは何故かその場から離れて行ってしまった。
アイク……
「ほら、ナマエ!早くお菓子貰いに行くよ!」
「うん…」
私はアイクが気になったが、ワユ達に押され次の場所に向かった。
「結構集まったね!」
「みんな意外とお菓子持ってて驚いちゃった」
私達は全ての男性陣にお菓子を貰い終えた。
「ハロウィンって最高~!」
「………」
「って、ナマエ?」
「どうしたの?」
気付けばワユとミストが私の顔を覗き込んでいた。
「へ?あ…ごめん……」
「もしかしてお兄ちゃんの事…気にしてる?」
「え!?何で…」
「ふふっ、ナマエちゃん顔に出てるもん。早くお兄ちゃんのところに行って来なよ」
「そうそう!団長待ってるぞ~?」
「皆…ありがとう!」
私は部屋を飛び出してアイクの部屋に向かった。
「青春だねぇ…」
「アイク?私…入るよ?」
「…ああ」
私はアイクの返事が聞こえたと同時に彼の部屋に入った。
「とりあえず座れよ」
アイクは自分が座っているベッドの横をポンポンと叩いた。
「うん…」
私はお言葉に甘えてアイクの隣に座った。
「で、どうしたんだ?」
「…アイク何か変だよ?どうかしたの?」
「どうって…別に何も無いが…」
「嘘つき。アイクが嘘つく時すっごく目が泳ぐんだもん。はっきり言って?」
彼は観念したのか、少し黙った後に口を開いた。
「……ナマエはああいった菓子を貰うのが嬉しいのか…?」
「え?」
アイクは顔を少し赤くさせて俯いていた。
「ふふっ…」
「何で笑う」
「だって可愛いんだもん。それにお菓子を貰えるのは嬉しいけど、アイクからもらった方がよっぽど嬉しいけどな…」
「ナマエ…」
するとアイクは私の目を見つめて言葉を続けた。
「ナマエ、目を瞑ってくれないか?」
「うん…?」
言われた通りに目を閉じると、その後すぐに唇に柔らかい感触が触れたのが分かった。
私…アイクにキスされてる……?
「ん…!」
何か甘いものが口に入ってきた。
これは…キャンディー……?
そしてしばらくして唇が離れた。
「アイク…これって……」
「俺からの菓子だ。まだ渡していなかっただろう…」
アイクは顔をさっきよりも赤くさせるとそっぽを向いてしまった。
「アイク!」
私は嬉しさのあまりアイクに抱きついた。
「こんなもので喜ぶなら何度だってくれてやる」
「うん…ありがとう」
私達はお互いにもう一度キスをした。
その時のキスの味は甘い甘いキャンディーの味がした。
君からの甘いイタズラには敵わないや…
甘いイタズラ
何よりも嬉しい君からの甘いイタズラ
-end-
「………は?」
「へ?」
「おぉぉぉ!!」
今日は待ちに待ったハロウィン!
軍の女の子達はみんなちょっとした仮装をして男性陣にお菓子を求めに来ている。
「もう、は?じゃないよ!折角のハロウィンなんだからもっと盛り上がってよ!」
「いや、いきなりだったからどう反応すればいいか分からなくてな…」
「ということで、お菓子よこせー!!」
ワユは近くにいたトパックに掴みかかっていた。
「あげるから離せって!俺もこういうの好きだからお菓子用意しといたんだぜ!」
「おお!さっすがトパック!どっかの誰かさんとは違って気が利くね~!」
ワユは思い切りアイクを見ながら言った。
「気が利かなくて悪かったな」
「アイク抑えて…」
「お、ナマエ!丁度いいとこに!菓子やるよ、ほら!」
そこへティバーンが私を見つけると、私の手にぽんとお菓子を乗せてくれたのだ。
「わあ、ありがとうティバーン!」
私は笑顔でお礼を言った。
「ははっ、どういたしまして」
「おい、ティバーン。人の女の前でデレデレすんな」
「おお、怖っ!団長さんも菓子の一つや二つぐらいやれよ?じゃな!」
そう言ってティバーンは去って行った。
「あ、アイク!どこ行くの?」
「ちょっとな…」
「……そっか…」
「すまない…」
アイクは何故かその場から離れて行ってしまった。
アイク……
「ほら、ナマエ!早くお菓子貰いに行くよ!」
「うん…」
私はアイクが気になったが、ワユ達に押され次の場所に向かった。
「結構集まったね!」
「みんな意外とお菓子持ってて驚いちゃった」
私達は全ての男性陣にお菓子を貰い終えた。
「ハロウィンって最高~!」
「………」
「って、ナマエ?」
「どうしたの?」
気付けばワユとミストが私の顔を覗き込んでいた。
「へ?あ…ごめん……」
「もしかしてお兄ちゃんの事…気にしてる?」
「え!?何で…」
「ふふっ、ナマエちゃん顔に出てるもん。早くお兄ちゃんのところに行って来なよ」
「そうそう!団長待ってるぞ~?」
「皆…ありがとう!」
私は部屋を飛び出してアイクの部屋に向かった。
「青春だねぇ…」
「アイク?私…入るよ?」
「…ああ」
私はアイクの返事が聞こえたと同時に彼の部屋に入った。
「とりあえず座れよ」
アイクは自分が座っているベッドの横をポンポンと叩いた。
「うん…」
私はお言葉に甘えてアイクの隣に座った。
「で、どうしたんだ?」
「…アイク何か変だよ?どうかしたの?」
「どうって…別に何も無いが…」
「嘘つき。アイクが嘘つく時すっごく目が泳ぐんだもん。はっきり言って?」
彼は観念したのか、少し黙った後に口を開いた。
「……ナマエはああいった菓子を貰うのが嬉しいのか…?」
「え?」
アイクは顔を少し赤くさせて俯いていた。
「ふふっ…」
「何で笑う」
「だって可愛いんだもん。それにお菓子を貰えるのは嬉しいけど、アイクからもらった方がよっぽど嬉しいけどな…」
「ナマエ…」
するとアイクは私の目を見つめて言葉を続けた。
「ナマエ、目を瞑ってくれないか?」
「うん…?」
言われた通りに目を閉じると、その後すぐに唇に柔らかい感触が触れたのが分かった。
私…アイクにキスされてる……?
「ん…!」
何か甘いものが口に入ってきた。
これは…キャンディー……?
そしてしばらくして唇が離れた。
「アイク…これって……」
「俺からの菓子だ。まだ渡していなかっただろう…」
アイクは顔をさっきよりも赤くさせるとそっぽを向いてしまった。
「アイク!」
私は嬉しさのあまりアイクに抱きついた。
「こんなもので喜ぶなら何度だってくれてやる」
「うん…ありがとう」
私達はお互いにもう一度キスをした。
その時のキスの味は甘い甘いキャンディーの味がした。
君からの甘いイタズラには敵わないや…
甘いイタズラ
何よりも嬉しい君からの甘いイタズラ
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