蒼炎・暁 short dream
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「スクリミル、撤退しよう。このままじゃやばい」
「ベオクに後ろを見せろと?ふざけるな!貴様それでも誇り高き獣牙の戦士か!」
スクリミルがライを睨みなら怒鳴った。
「スクリミル!ここは退いてくれ、頼む。相手はベグニオン中央軍なんだぞ!?」
「ベグニオン中央軍と…やっと戦える。逃げたい奴は逃げろ!俺は奴らと戦う!!」
「………スクリミル、どうしてもか?…なら……」
ライが化身をし始めた。
「……正気か?お前の力で俺を止められん。それでも俺とやるというのか」
「お前と兵達をみすみす死なせない……それがオレの役目なんでな。お前の気を失わせてでも止めてやる……」
「いいだろう、相手をしてやる」
そう言ってスクリミルも化身をした。
「やっやめてよ二人共…!」
「ナマエは下がってろ」
「ライ…っ」
止めに入ったが全くの無意味だった。
このままじゃライが危ない…!
「アイク!止めなくていいの!?」
「………」
皆何故か止めようとはせず静かに見守っている。
そして二人が戦い始めた。
一度はスクリミルの攻撃を避け、スクリミルに攻撃を食らわせたライだったけどスクリミルの一撃によって化身が解け倒れてしまった。
「いやぁ…!!ライっ!!しっかりして!!!」
「うぅっ…」
ライに駆け寄り半分泣きそうになりながらも話しかけた。
意識ははっきりしているものの、痛々しい表情をしていた。
「心配はいらん。骨の2、3本は折れただろうが、大した怪我じゃない」
「でもっ…でもだからって…!!」
「……」
スクリミルは答えずそのままライをおぶりガリア陣内の天幕に戻って行った。
「っ…ん…?」
「ライ…気がついた……?」
ライが天幕に運ばれてからしばらくした後目を覚ました。
「俺……いっ…!!」
「だっだめだよ!安静にしてなきゃ…」
「ああ…」
ライは至るところを包帯で巻かれている。
手当ては私がしたんだけど…
「スクリミルは…?」
「今は外に出てるよ…だけど止めても無駄みたい…」
「あいつ…」
ライは顔を曇らせた。
無理もない、スクリミル達に危険が及ばないように止めているのに全く聞こうともしないからだ。
「こんな体じゃまだ歩くのも困難だな…」
「うん…さっきミストも杖で治療してくれたけどまだ完治まではしてないからね…」
ライは一度考え込む仕草をした。
「ライ?」
「そうだ。ナマエ、俺のこと癒してよ」
「え?それってどういう…」
ライはフッと笑うと私の頬に片手を添えた。
「俺が喜ぶこと…分かるだろ?」
「っ!!」
ライが言っている事が理解出来た途端顔が熱で覆われた。
「頼むよ、ナマエ…俺を癒せるのはナマエだけなんだからさ…」
ライはいつでもいいという感じで目を閉じた。
「ちょっとだけだよ…?」
私は少しずつライに顔を近づけ、触れるぐらいの短いキスをした。
「ん…まだ足りないな~…」
「ラっライ…?んっ…!」
私はライに引き寄せられ深く口付けられた。
「ん…ふぅ……ライッ…」
舌を絡み取られ厭らしい水音が響く。
続く深いキスに息が苦しくなりライの胸板を軽く叩いた。
それに気づいたライは離してくれた。
「はぁ…ライ激しいよぉ…!」
「ナマエが可愛いからだろ?」
「もうっ…ライの馬鹿っ」
私はベッドに横たわっているライに優しく抱き付いた。
こんな戦争中に不謹慎かもしれないけど
たまにはこういった時間もいいよね…?
君を癒せるのは
他の誰でもない私だから…
~end~
「ベオクに後ろを見せろと?ふざけるな!貴様それでも誇り高き獣牙の戦士か!」
スクリミルがライを睨みなら怒鳴った。
「スクリミル!ここは退いてくれ、頼む。相手はベグニオン中央軍なんだぞ!?」
「ベグニオン中央軍と…やっと戦える。逃げたい奴は逃げろ!俺は奴らと戦う!!」
「………スクリミル、どうしてもか?…なら……」
ライが化身をし始めた。
「……正気か?お前の力で俺を止められん。それでも俺とやるというのか」
「お前と兵達をみすみす死なせない……それがオレの役目なんでな。お前の気を失わせてでも止めてやる……」
「いいだろう、相手をしてやる」
そう言ってスクリミルも化身をした。
「やっやめてよ二人共…!」
「ナマエは下がってろ」
「ライ…っ」
止めに入ったが全くの無意味だった。
このままじゃライが危ない…!
「アイク!止めなくていいの!?」
「………」
皆何故か止めようとはせず静かに見守っている。
そして二人が戦い始めた。
一度はスクリミルの攻撃を避け、スクリミルに攻撃を食らわせたライだったけどスクリミルの一撃によって化身が解け倒れてしまった。
「いやぁ…!!ライっ!!しっかりして!!!」
「うぅっ…」
ライに駆け寄り半分泣きそうになりながらも話しかけた。
意識ははっきりしているものの、痛々しい表情をしていた。
「心配はいらん。骨の2、3本は折れただろうが、大した怪我じゃない」
「でもっ…でもだからって…!!」
「……」
スクリミルは答えずそのままライをおぶりガリア陣内の天幕に戻って行った。
「っ…ん…?」
「ライ…気がついた……?」
ライが天幕に運ばれてからしばらくした後目を覚ました。
「俺……いっ…!!」
「だっだめだよ!安静にしてなきゃ…」
「ああ…」
ライは至るところを包帯で巻かれている。
手当ては私がしたんだけど…
「スクリミルは…?」
「今は外に出てるよ…だけど止めても無駄みたい…」
「あいつ…」
ライは顔を曇らせた。
無理もない、スクリミル達に危険が及ばないように止めているのに全く聞こうともしないからだ。
「こんな体じゃまだ歩くのも困難だな…」
「うん…さっきミストも杖で治療してくれたけどまだ完治まではしてないからね…」
ライは一度考え込む仕草をした。
「ライ?」
「そうだ。ナマエ、俺のこと癒してよ」
「え?それってどういう…」
ライはフッと笑うと私の頬に片手を添えた。
「俺が喜ぶこと…分かるだろ?」
「っ!!」
ライが言っている事が理解出来た途端顔が熱で覆われた。
「頼むよ、ナマエ…俺を癒せるのはナマエだけなんだからさ…」
ライはいつでもいいという感じで目を閉じた。
「ちょっとだけだよ…?」
私は少しずつライに顔を近づけ、触れるぐらいの短いキスをした。
「ん…まだ足りないな~…」
「ラっライ…?んっ…!」
私はライに引き寄せられ深く口付けられた。
「ん…ふぅ……ライッ…」
舌を絡み取られ厭らしい水音が響く。
続く深いキスに息が苦しくなりライの胸板を軽く叩いた。
それに気づいたライは離してくれた。
「はぁ…ライ激しいよぉ…!」
「ナマエが可愛いからだろ?」
「もうっ…ライの馬鹿っ」
私はベッドに横たわっているライに優しく抱き付いた。
こんな戦争中に不謹慎かもしれないけど
たまにはこういった時間もいいよね…?
君を癒せるのは
他の誰でもない私だから…
~end~
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