if short dream
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もしも私が…
暗夜側につかず、白夜側についていたら
あなたを失わずに済みましたか…?
「タクミさんっ…嫌です!!しっかりしてくださいッ……!!!」
目の前で今にも意識を手放そうとしている彼…タクミさんに必死で呼び掛ける。
最期に本人の意思が戻ったのだろう。
「カムイ姉さ…僕……」
タクミさんはわたしに手を伸ばしてきた。
「なんですかっ…?」
「最期に…こうしてまた姉さんに会えて…よかったよ……」
彼……タクミさんから私は嫌われていた。
だけど、それは上辺だけでのこと…
初めて会ったあの時、私たちはお互いに一目惚れをして恋に落ちました。
それからはみんなには極力バレないように会ったりして仲を深めたりもしました。
だけど……やはり敵国という壁を乗り越える事は出来ず、彼をこんな目に合わせてしまったのは私の……
「私の…せいでっ……!」
悔しくて涙が溢れでる。
「姉さん…泣かないで……あなたには…笑っていて……ほしいんだ……」
「!!タクミさんっ……!!」
段々と彼が透けて泡と共に消えていくのが分かった。
「僕…後悔は、してないよ……敵同士だったけど…あなたと出逢えて、本当によかっ…た……」
「っ…?」
タクミさんは最期の力を振り絞り、私をグイッと自分の顔に近付けて囁いた。
「愛してるよ……これからも…ずっ…と…………」
「ーっ!!!」
そう言った直後、タクミさんは泡と共に消えてしまった。
「カムイ……」
アクアさんが心配そうに私を見つめた。
「……ごめんなさい。でも、大丈夫です」
私がもしも白夜についていたら、彼はきっとこんなことにはならずに済んだのだろう。
だけど……後悔はしていません。
いつまでも嘆いていたらタクミさんに笑われてしまいますから……
タクミさん……私と出逢ってくれて、ありがとう。
そして……
これからも…ずっと、あなたを愛しています……
~end~
暗夜のラスボス戦後のエピソードを元に作りました。
もしも敵同士だけど、タクミと主人公が通じ合っていたら……という設定で書いたつもりなんですが…
色々と矛盾しているところがあるかと思いますが、そこも温かい目で(ry
暗夜側につかず、白夜側についていたら
あなたを失わずに済みましたか…?
「タクミさんっ…嫌です!!しっかりしてくださいッ……!!!」
目の前で今にも意識を手放そうとしている彼…タクミさんに必死で呼び掛ける。
最期に本人の意思が戻ったのだろう。
「カムイ姉さ…僕……」
タクミさんはわたしに手を伸ばしてきた。
「なんですかっ…?」
「最期に…こうしてまた姉さんに会えて…よかったよ……」
彼……タクミさんから私は嫌われていた。
だけど、それは上辺だけでのこと…
初めて会ったあの時、私たちはお互いに一目惚れをして恋に落ちました。
それからはみんなには極力バレないように会ったりして仲を深めたりもしました。
だけど……やはり敵国という壁を乗り越える事は出来ず、彼をこんな目に合わせてしまったのは私の……
「私の…せいでっ……!」
悔しくて涙が溢れでる。
「姉さん…泣かないで……あなたには…笑っていて……ほしいんだ……」
「!!タクミさんっ……!!」
段々と彼が透けて泡と共に消えていくのが分かった。
「僕…後悔は、してないよ……敵同士だったけど…あなたと出逢えて、本当によかっ…た……」
「っ…?」
タクミさんは最期の力を振り絞り、私をグイッと自分の顔に近付けて囁いた。
「愛してるよ……これからも…ずっ…と…………」
「ーっ!!!」
そう言った直後、タクミさんは泡と共に消えてしまった。
「カムイ……」
アクアさんが心配そうに私を見つめた。
「……ごめんなさい。でも、大丈夫です」
私がもしも白夜についていたら、彼はきっとこんなことにはならずに済んだのだろう。
だけど……後悔はしていません。
いつまでも嘆いていたらタクミさんに笑われてしまいますから……
タクミさん……私と出逢ってくれて、ありがとう。
そして……
これからも…ずっと、あなたを愛しています……
~end~
暗夜のラスボス戦後のエピソードを元に作りました。
もしも敵同士だけど、タクミと主人公が通じ合っていたら……という設定で書いたつもりなんですが…
色々と矛盾しているところがあるかと思いますが、そこも温かい目で(ry