if short dream
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「スズカゼ様、これどうぞ!」
「私からも!」
「あっありがとうございます……」
「……」
白夜王国禁城付近でスズカゼさんがたくさんの女性に取り囲まれおすそ分けしてもらっている場面を遠くから見ていた。
……いい気分とは、言えませんね。
私は今日もため息を吐きその場を離れて廊下を歩き出した。
「…どうされたのですか、暗い顔をなされて」
「わあっ…!?スズカゼさん……!!」
急に目の前に現れた彼に驚きが隠せない。
さすが白夜の忍ですね……
「驚かせてしまいましたね。失礼しました…それで、何か悩み事でも?」
「悩み事……」
さっきから両手いっぱいに産物を抱えているスズカゼさんを見る目が思わずジトッとしてしまう。
「……誰のせいだと思ってるんですか」
「えっ?カムイ様…!?」
私はそのまま彼の脇を通り過ぎて自室へと戻った。
「はあぁ……」
私は自室のベッドにダイブしてため息を吐いた。
スズカゼさんがモテるのは分かってますが…やっぱり辛いですね……
コンコン
「カムイ様、私ですが…入ってもよろしいでしょうか?」
「!!」
招待もしてないのにスズカゼさんが訪問してくるなんて……
私は戸惑った挙句、何故か寝たふりをしてしまった。
「カムイ様?…開いてる……失礼致します」
スズカゼさんが部屋に入ってゆっくりとこちらに近寄って来るのが分かる。
「……眠ってらっしゃるのか。…何と無防備なお姿なんだ」
スズカゼさんが私の髪に触れてきた。
「私は……あなたの臣下失格なのかも、しれませんね…ですが……今だけは…」
「!!」
目を瞑っているせいで直前まで分からなかったけど、唇に温かいものが触れたのを感じた。
「…お許しください、カムイ様……」
唇が離れると、スズカゼさんはそう呟いて部屋を出て行ってしまった。
「今のは……」
私は反射的に飛び起きて自分の唇を触っていた。
「スズカゼさん……」
これは…自惚れても、いいのでしょうか……?
今この時だけは…あなたが私を見ていてくれる……そう信じても、いいですか…?
~end~
「私からも!」
「あっありがとうございます……」
「……」
白夜王国禁城付近でスズカゼさんがたくさんの女性に取り囲まれおすそ分けしてもらっている場面を遠くから見ていた。
……いい気分とは、言えませんね。
私は今日もため息を吐きその場を離れて廊下を歩き出した。
「…どうされたのですか、暗い顔をなされて」
「わあっ…!?スズカゼさん……!!」
急に目の前に現れた彼に驚きが隠せない。
さすが白夜の忍ですね……
「驚かせてしまいましたね。失礼しました…それで、何か悩み事でも?」
「悩み事……」
さっきから両手いっぱいに産物を抱えているスズカゼさんを見る目が思わずジトッとしてしまう。
「……誰のせいだと思ってるんですか」
「えっ?カムイ様…!?」
私はそのまま彼の脇を通り過ぎて自室へと戻った。
「はあぁ……」
私は自室のベッドにダイブしてため息を吐いた。
スズカゼさんがモテるのは分かってますが…やっぱり辛いですね……
コンコン
「カムイ様、私ですが…入ってもよろしいでしょうか?」
「!!」
招待もしてないのにスズカゼさんが訪問してくるなんて……
私は戸惑った挙句、何故か寝たふりをしてしまった。
「カムイ様?…開いてる……失礼致します」
スズカゼさんが部屋に入ってゆっくりとこちらに近寄って来るのが分かる。
「……眠ってらっしゃるのか。…何と無防備なお姿なんだ」
スズカゼさんが私の髪に触れてきた。
「私は……あなたの臣下失格なのかも、しれませんね…ですが……今だけは…」
「!!」
目を瞑っているせいで直前まで分からなかったけど、唇に温かいものが触れたのを感じた。
「…お許しください、カムイ様……」
唇が離れると、スズカゼさんはそう呟いて部屋を出て行ってしまった。
「今のは……」
私は反射的に飛び起きて自分の唇を触っていた。
「スズカゼさん……」
これは…自惚れても、いいのでしょうか……?
今この時だけは…あなたが私を見ていてくれる……そう信じても、いいですか…?
~end~