if short dream
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マークス兄さん達と中立国であるイズモ公国を訪れた時のこと。
「!!リョウマ兄さん…!?」
「カムイ!?何故お前がここに……」
そう、リョウマ兄さんをはじめ白夜の兄妹達がイズモ公国に来ていたのだ。
「カムイ姉様…!」
「サクラさん……」
「カムイ、下がれ。白夜の者達はお前に何をするか分からん」
マークス兄さんは私の前に出てリョウマ兄さんを威嚇している。
「くっ…卑怯者め……!暗夜の者が言えることか!?」
「何とでも言うがいい。カムイは渡さん」
兄さん達の間には激しい火花が飛び散っているのが嫌でも分かった。
「ストォォップ!!ちょっとちょっと君達、ここでは戦いは一切禁止だよー?ほらほら、武器を置いて!」
兄さん達の間に割って入ったのはこの国の公王であるイザナ王だった。
「え?」
「ここイズモ公国は、中立の場であるからそういった戦闘行為は一切禁止されているのよ」
アクアさんが私の様子を察してかそう説明をしてくれた。
「くっ…」
「仕方ない……」
二人は渋々といった感じで武器をしまった。
そして私達はイズモ王のご好意で夕食をもてなしてくれるそうなので、今はそれぞれ大人しく待機という形を取っている。
「…カムイ」
「何ですか?」
廊下でマークス兄さんに呼び止められた。
「お前にとって白夜は今でも本当の兄妹だ。だが……」
「ふふ、兄さんは心配性ですね。私はもう暗夜側についたんです。確かにリョウマ兄さん達に会ってしまい心が全く揺らがなかったと言えば嘘になります……ですが、この戦争を終わらせるために私は暗夜側で戦っていきます」
マークス兄さんはその言葉を聞くと同時に安堵の笑みを見せた。
「カムイ」
するとそこへリョウマ兄さんが歩み寄って来た。
「貴様…何の用だ?」
「安心しろ。ここにいる限り手出しはしない」
「リョウマ兄さん?どうしました?」
「ああ。少しぐらい妹であるお前と話したくてな」
リョウマ兄さんは優しい笑みを浮かべてそう言った。
「カムイに何か吹き込んだら容赦はしないぞ」
「マークス兄さんやめてくださいっ」
今は戦う気を示していないリョウマ兄さんに少したりとも気を許さないマークス兄さんを抑えた。
「こんな兄を持ってカムイは大変だな。俺だったらこんな苦労はさせまい」
「なんだと…!?」
リョウマ兄さんの発言に余計に火が付いたマークス兄さんは今にも斬りかかりそうだった。
「二人とも!とにかく落ち着いてください!!リョウマ兄さんも挑発するようなことは控えて!」
「っ、すまない…」
「……」
二人の間に割って入る事でやっと少しは落ち着かせる事ができた。
「ふん……とにかく、カムイは何があろうとも渡す気はないからな」
「マークス兄さん?」
マークス兄さんは私の肩を軽く抱くとリョウマ兄さんにそう言い放った。
急な事に心臓の鼓動が早くなるのを感じる。
「俺も諦めはしないさ。……じゃあ、またな、カムイ」
リョウマ兄さんはそれだけ言うと、私の頭をポンポンとしてから去っていった。
…いつか、白夜と暗夜が手を取り合う日が来たのなら……
その時はきっと……
~end~
主人公が暗夜側についていて、実はマークスと裏切られたけどリョウマ二人から想われているという設定にしました。
…何か原作無視の話になっちゃいましたが、そこは温かい目で見守ってやってください……。
「!!リョウマ兄さん…!?」
「カムイ!?何故お前がここに……」
そう、リョウマ兄さんをはじめ白夜の兄妹達がイズモ公国に来ていたのだ。
「カムイ姉様…!」
「サクラさん……」
「カムイ、下がれ。白夜の者達はお前に何をするか分からん」
マークス兄さんは私の前に出てリョウマ兄さんを威嚇している。
「くっ…卑怯者め……!暗夜の者が言えることか!?」
「何とでも言うがいい。カムイは渡さん」
兄さん達の間には激しい火花が飛び散っているのが嫌でも分かった。
「ストォォップ!!ちょっとちょっと君達、ここでは戦いは一切禁止だよー?ほらほら、武器を置いて!」
兄さん達の間に割って入ったのはこの国の公王であるイザナ王だった。
「え?」
「ここイズモ公国は、中立の場であるからそういった戦闘行為は一切禁止されているのよ」
アクアさんが私の様子を察してかそう説明をしてくれた。
「くっ…」
「仕方ない……」
二人は渋々といった感じで武器をしまった。
そして私達はイズモ王のご好意で夕食をもてなしてくれるそうなので、今はそれぞれ大人しく待機という形を取っている。
「…カムイ」
「何ですか?」
廊下でマークス兄さんに呼び止められた。
「お前にとって白夜は今でも本当の兄妹だ。だが……」
「ふふ、兄さんは心配性ですね。私はもう暗夜側についたんです。確かにリョウマ兄さん達に会ってしまい心が全く揺らがなかったと言えば嘘になります……ですが、この戦争を終わらせるために私は暗夜側で戦っていきます」
マークス兄さんはその言葉を聞くと同時に安堵の笑みを見せた。
「カムイ」
するとそこへリョウマ兄さんが歩み寄って来た。
「貴様…何の用だ?」
「安心しろ。ここにいる限り手出しはしない」
「リョウマ兄さん?どうしました?」
「ああ。少しぐらい妹であるお前と話したくてな」
リョウマ兄さんは優しい笑みを浮かべてそう言った。
「カムイに何か吹き込んだら容赦はしないぞ」
「マークス兄さんやめてくださいっ」
今は戦う気を示していないリョウマ兄さんに少したりとも気を許さないマークス兄さんを抑えた。
「こんな兄を持ってカムイは大変だな。俺だったらこんな苦労はさせまい」
「なんだと…!?」
リョウマ兄さんの発言に余計に火が付いたマークス兄さんは今にも斬りかかりそうだった。
「二人とも!とにかく落ち着いてください!!リョウマ兄さんも挑発するようなことは控えて!」
「っ、すまない…」
「……」
二人の間に割って入る事でやっと少しは落ち着かせる事ができた。
「ふん……とにかく、カムイは何があろうとも渡す気はないからな」
「マークス兄さん?」
マークス兄さんは私の肩を軽く抱くとリョウマ兄さんにそう言い放った。
急な事に心臓の鼓動が早くなるのを感じる。
「俺も諦めはしないさ。……じゃあ、またな、カムイ」
リョウマ兄さんはそれだけ言うと、私の頭をポンポンとしてから去っていった。
…いつか、白夜と暗夜が手を取り合う日が来たのなら……
その時はきっと……
~end~
主人公が暗夜側についていて、実はマークスと裏切られたけどリョウマ二人から想われているという設定にしました。
…何か原作無視の話になっちゃいましたが、そこは温かい目で見守ってやってください……。