if short dream
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「カムイ、ちょっといいか?」
マイルームでくつろいでいると、マークスさんが声を掛けてきた。
「何ですか?」
「その…カンナがな、お前と一緒に寝たいと言っていたぞ」
「カンナが?」
最近甘えてくれる事が少なくなってきていたカンナが、そう言っていた事に少し驚くも嬉しい気持ちが湧いてきた。
「ああ。…それとな、カムイ……」
「はい?」
なんだか言いづらそうにしている彼を少し疑問に思った。
「カンナが言うには私も一緒に…という事らしいのだが……」
「マークスさんも一緒に…?」
きっとカンナは家族で寝たいという思いからそう言ったのだろう。
「私は別にいいですよ。たまには家族で寝るのもいい事です!」
「そっそうだな…」
「あ、それならジークベルトも誘いましょうか」
…という事で、今夜はカンナとジークベルトをマイルームに招いて家族四人で寝る事になった。
「わーい!みんなで寝るのって久しぶりだね!」
「ちっ父上…どうして急に一緒に寝る事になったのですか?」
ベッドに私とマークスさんの間にカンナとジークベルトが入る状態となった。
大はしゃぎのカンナとは反対に、ジークベルトは少し戸惑っているように見えた。
「僕が頼んだんだよ!家族みんなで一緒に寝たいって」
「そういうことだな…」
「私は……少し恥ずかしいです…」
「たまにはいいじゃないですか、ジークベルト。ほら、母さんが寝るまでこうしてあげますから…」
私はジークベルトを自分の方へ抱き寄せ背中をポンポンと叩いた。
「はっ母上…!私はもう子供じゃないのだよ…!」
「昔はあなたもいつもこうやって寝てたんですよ~」
恥ずかしがる彼をよそに、私はそのまま赤ちゃんを安心させる時のように背中をポンポンと叩く。
「あー!ジークベルトばっかりずるいよー!お母さん、僕も僕も!!」
カンナが頬を膨らませてジークベルトの上に抱きついてきた。
「ふふ、カンナもいらっしゃい」
この私たちの光景をマークスさんは微笑みながら眺めていた。
「お父さんもおいでよ!」
「いっいや、私は…」
「マークスさん」
私は空いている右手をマークスさんの方へと伸ばした。
「カムイ……」
「みんなで一緒に…ね?」
彼はふっと笑うと、私の手に自分の指を絡めて私と息子達を挟むようにして寄り添った。
「えへへ、あったかいね…」
「…久々にぐっすり眠れる気がします」
そう言ってカンナとジークベルトは目を閉じて数分も経たないうちに眠ってしまった。
「もう寝ちゃいましたね…」
「そうだな……カムイ」
マークスさんは私と指を絡めたまま体を少し起き上がらせた。
「マークスさん…?」
「………」
「んっ…」
私に顔を寄せたかと思いきや、次の途端軽いキスをされた。
「今夜はこれで我慢だな…おやすみ、カムイ」
マークスさんはそう言うと再び横になり眠ってしまった。
…私と指を絡めたまま。
「もう……おやすみなさい」
私は幸せを噛み締めながら眠りに就いた。
~end~
マイルームでくつろいでいると、マークスさんが声を掛けてきた。
「何ですか?」
「その…カンナがな、お前と一緒に寝たいと言っていたぞ」
「カンナが?」
最近甘えてくれる事が少なくなってきていたカンナが、そう言っていた事に少し驚くも嬉しい気持ちが湧いてきた。
「ああ。…それとな、カムイ……」
「はい?」
なんだか言いづらそうにしている彼を少し疑問に思った。
「カンナが言うには私も一緒に…という事らしいのだが……」
「マークスさんも一緒に…?」
きっとカンナは家族で寝たいという思いからそう言ったのだろう。
「私は別にいいですよ。たまには家族で寝るのもいい事です!」
「そっそうだな…」
「あ、それならジークベルトも誘いましょうか」
…という事で、今夜はカンナとジークベルトをマイルームに招いて家族四人で寝る事になった。
「わーい!みんなで寝るのって久しぶりだね!」
「ちっ父上…どうして急に一緒に寝る事になったのですか?」
ベッドに私とマークスさんの間にカンナとジークベルトが入る状態となった。
大はしゃぎのカンナとは反対に、ジークベルトは少し戸惑っているように見えた。
「僕が頼んだんだよ!家族みんなで一緒に寝たいって」
「そういうことだな…」
「私は……少し恥ずかしいです…」
「たまにはいいじゃないですか、ジークベルト。ほら、母さんが寝るまでこうしてあげますから…」
私はジークベルトを自分の方へ抱き寄せ背中をポンポンと叩いた。
「はっ母上…!私はもう子供じゃないのだよ…!」
「昔はあなたもいつもこうやって寝てたんですよ~」
恥ずかしがる彼をよそに、私はそのまま赤ちゃんを安心させる時のように背中をポンポンと叩く。
「あー!ジークベルトばっかりずるいよー!お母さん、僕も僕も!!」
カンナが頬を膨らませてジークベルトの上に抱きついてきた。
「ふふ、カンナもいらっしゃい」
この私たちの光景をマークスさんは微笑みながら眺めていた。
「お父さんもおいでよ!」
「いっいや、私は…」
「マークスさん」
私は空いている右手をマークスさんの方へと伸ばした。
「カムイ……」
「みんなで一緒に…ね?」
彼はふっと笑うと、私の手に自分の指を絡めて私と息子達を挟むようにして寄り添った。
「えへへ、あったかいね…」
「…久々にぐっすり眠れる気がします」
そう言ってカンナとジークベルトは目を閉じて数分も経たないうちに眠ってしまった。
「もう寝ちゃいましたね…」
「そうだな……カムイ」
マークスさんは私と指を絡めたまま体を少し起き上がらせた。
「マークスさん…?」
「………」
「んっ…」
私に顔を寄せたかと思いきや、次の途端軽いキスをされた。
「今夜はこれで我慢だな…おやすみ、カムイ」
マークスさんはそう言うと再び横になり眠ってしまった。
…私と指を絡めたまま。
「もう……おやすみなさい」
私は幸せを噛み締めながら眠りに就いた。
~end~