if short dream
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「父さん!!」
「ん?何だいソレイユ」
「私と勝負して欲しいの!」
・
「えーと…二人ともどうしたんですか?」
急にソレイユに呼び出され、その場所へ向かうと何故かラズワルドさんとソレイユが剣を持ち向かい合っていた。
「あたしと父さん、どっちが母さんの事想ってるか勝負するんだ!」
「えぇ?何を急に……」
「ここはカムイの夫である僕は負けられないからね。いくら可愛い愛娘でも、手加減はしないよ!」
まったく、どうしてこうなってしまったのかが分からない…
「母さん、審判お願いできる?」
「え?」
「しっかりと見ててね。どっちの愛が大きいか…」
審判を任され、二人はいつでもいいと言うかのように剣を構えた。
……あまり乗り気では無いですが、ここまで来たらやるしかありませんよね…
「…では、はじめ!」
「はあぁぁ!!」
私が開始の合図を出したと同時に、ソレイユがラズワルドさんに一気に突っ込んでいった。
「っ…さすがソレイユ、なかなかの腕だね……!」
「父さんに教えてもらったり、傭兵団に所属していたからね…!」
「でも、負けないよ……!それっ!」
ソレイユを押し返すラズワルドさん。
それに負けじと粘るソレイユを見ていると本当にハラハラする。
「っ、はぁ!やあ!!」
「くっ……」
試合開始から数分後、今まで互角に戦っていたけどソレイユが段々押し切ってきた。
「もらった……!!」
ガキィン…!
「なっ…!?」
「…やっぱりね」
ソレイユが後少しで一本を取ろうとした時、ラズワルドさんがギリギリでそれを制した。
「はあっ!!」
「え、うわぁ…!!」
最後はその隙を突かれたソレイユが地面に尻餅をつき、そこに剣をを向けたラズワルドさんが勝利した。
「……はっ…しっ勝負あり!ラズワルドさんの勝ち、です…!」
「そっそんなぁ~……」
負けた事がかなりショックだったのか、ソレイユは地面にヘタレこんでしまった。
「はは、僕の勝ちだね」
「勝てると思ったのに……」
「最後僕に討ちこもうとした時、右から来ようとしたよね?君をいつも見ていれば分かるよ」
「えー!?気付いてたの?」
「当たり前だよ。僕はソレイユの父親なんだから!」
そう言ってラズワルドさんはソレイユに手を差し伸べた。
「父さんには敵わないや……」
「そんなことないよ。ソレイユはいつか僕を超えられる。また勝負しよう?」
「!うん!」
その光景を見ていて自然と頬が緩んだ。
「ま、カムイへの愛は一生超えられないけどね!」
気付けばラズワルドさんが私の肩を抱いてそう言っていた。
「うぅ~…やっぱりあたしだって母さんの事大好きだもん!!」
「わっ、ソレイユ!」
悔しい?のか、ソレイユは彼に負けじと私に抱きついてきた。
「ふふ、二人とも本当急にどうしたんですか?私はどちらが勝ったとか関係なしに大好きですよ?」
「カムイ…そうだよね。勝ち負けでどっちの方が好きとか関係ないよね」
「ごめんね、父さん…あんな勝負申し込んで……」
ソレイユはシュンと反省した様子を見せた。
「もういいんだよ。カムイを好きな気持ちはお互い様なんだから!」
「父さん……そうだね!母さんも父さんも大好きー!!」
「僕も二人共愛してるよ!」
「きゃっ、もう……」
初めは勝負などとかで焦ったけれど……
この日は二人からの愛を再確認出来た日になった。
大好きですよ、これからもずっと……
~end~
「ん?何だいソレイユ」
「私と勝負して欲しいの!」
・
「えーと…二人ともどうしたんですか?」
急にソレイユに呼び出され、その場所へ向かうと何故かラズワルドさんとソレイユが剣を持ち向かい合っていた。
「あたしと父さん、どっちが母さんの事想ってるか勝負するんだ!」
「えぇ?何を急に……」
「ここはカムイの夫である僕は負けられないからね。いくら可愛い愛娘でも、手加減はしないよ!」
まったく、どうしてこうなってしまったのかが分からない…
「母さん、審判お願いできる?」
「え?」
「しっかりと見ててね。どっちの愛が大きいか…」
審判を任され、二人はいつでもいいと言うかのように剣を構えた。
……あまり乗り気では無いですが、ここまで来たらやるしかありませんよね…
「…では、はじめ!」
「はあぁぁ!!」
私が開始の合図を出したと同時に、ソレイユがラズワルドさんに一気に突っ込んでいった。
「っ…さすがソレイユ、なかなかの腕だね……!」
「父さんに教えてもらったり、傭兵団に所属していたからね…!」
「でも、負けないよ……!それっ!」
ソレイユを押し返すラズワルドさん。
それに負けじと粘るソレイユを見ていると本当にハラハラする。
「っ、はぁ!やあ!!」
「くっ……」
試合開始から数分後、今まで互角に戦っていたけどソレイユが段々押し切ってきた。
「もらった……!!」
ガキィン…!
「なっ…!?」
「…やっぱりね」
ソレイユが後少しで一本を取ろうとした時、ラズワルドさんがギリギリでそれを制した。
「はあっ!!」
「え、うわぁ…!!」
最後はその隙を突かれたソレイユが地面に尻餅をつき、そこに剣をを向けたラズワルドさんが勝利した。
「……はっ…しっ勝負あり!ラズワルドさんの勝ち、です…!」
「そっそんなぁ~……」
負けた事がかなりショックだったのか、ソレイユは地面にヘタレこんでしまった。
「はは、僕の勝ちだね」
「勝てると思ったのに……」
「最後僕に討ちこもうとした時、右から来ようとしたよね?君をいつも見ていれば分かるよ」
「えー!?気付いてたの?」
「当たり前だよ。僕はソレイユの父親なんだから!」
そう言ってラズワルドさんはソレイユに手を差し伸べた。
「父さんには敵わないや……」
「そんなことないよ。ソレイユはいつか僕を超えられる。また勝負しよう?」
「!うん!」
その光景を見ていて自然と頬が緩んだ。
「ま、カムイへの愛は一生超えられないけどね!」
気付けばラズワルドさんが私の肩を抱いてそう言っていた。
「うぅ~…やっぱりあたしだって母さんの事大好きだもん!!」
「わっ、ソレイユ!」
悔しい?のか、ソレイユは彼に負けじと私に抱きついてきた。
「ふふ、二人とも本当急にどうしたんですか?私はどちらが勝ったとか関係なしに大好きですよ?」
「カムイ…そうだよね。勝ち負けでどっちの方が好きとか関係ないよね」
「ごめんね、父さん…あんな勝負申し込んで……」
ソレイユはシュンと反省した様子を見せた。
「もういいんだよ。カムイを好きな気持ちはお互い様なんだから!」
「父さん……そうだね!母さんも父さんも大好きー!!」
「僕も二人共愛してるよ!」
「きゃっ、もう……」
初めは勝負などとかで焦ったけれど……
この日は二人からの愛を再確認出来た日になった。
大好きですよ、これからもずっと……
~end~