if short dream
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※“争奪戦”の続きとなります。
透魔王ハイドラを倒し、カムイ様が新たなる透魔王に即位された後……
私とラズワルドとソレイユ、オーディンとルーナとオフェリアで元の世界への帰路を歩いていた。
「いやぁ、長い戦いだったね!」
「何呑気に言ってんのよ!もしかしたら死んでたのかもしれないのよ!?」
「まっまあまあ、落ち着いてルーナ。こうしてみんな無事でいられたんだし」
「そうだ。我が妻よ、今宵はこうして生き延びられた事を盛大に祝……」
「あんたは黙ってなさい」
二人の相変わらずのやりとり思わず笑みが溢れた。
実はオーディンとルーナも結婚したのだ。
そうして子供も生まれて…前の戦いの時よりとはまた違った思いが心の中にあった。
「ねえ、父さん!」
「何?ソレイユ」
「父さん達の世界には可愛い女の子はたくさんいるの?」
ソレイユの質問にラズワルドは呆れ笑いを浮かべた。
「君はそればっかりだなぁ……」
「ナンパばかりしてる父さんに言われたくないねー!それで、どうなの?」
「ここは自分の目で確かめた方がいいんじゃないかな?ほら、楽しみは取っておかないと」
「それもそうだね!あっ、でも……」
するとソレイユは私の腕に抱き着いてきた。
「この先、どんな可愛い子がいてもあたしは母さんが一番だから!!」
ニッと笑みを浮かべてそう言う彼女に思わず頬が緩んだ。
「ちっちょっと、それは僕だって負けないからね?カムイへの愛は僕が一番強いんだから!」
「いーや、あたしの方が上だね!」
「あんたも大変ねぇ」
「あはは…でも、見てるだけで楽しくなってきちゃうから!」
「はぁ…本当呑気なんだから……」
「ま、いいんじゃないか?それでこそカムイ達って事だろ!」
「わ、父さんが真面目な事言ってる…!」
「しっ失礼な!!」
こうやって……またみんなとバカ出来るのがすごく幸せに感じる。
私達生きてるんだ、笑えるんだって。
「ねえ、カムイ」
「何?ラズワルド」
急にラズワルドが私の元へ駆け寄ってきた。
「急かもしれないけど……僕と出会ってくれてありがとう。これからもずっと愛してるよ!」
「!!」
そう言われた後、ラズワルドは私にキスをした。
「あーっ!!父さん何やってるんだよー!?」
「え?夫婦なんだから当たり前の事しただけだよ?」
「あたっ…あたしも母さんとキスしたいぃいぃぃ!!」
「ちょっ、ソレイユ!!?」
「本当、見てて呆れるわ」
「我が妻よ、俺たちも熱く情熱的な口付けを交わそうではない…」
「やめなさいよこの馬鹿ッ!!!」
「ふぐぉっ…!!」
「さすが母さん!」
それぞれがふざけ合いながら歩いていると、先の方から声がした。
「おーい、カムイー!!」
「!父さんだ!!」
「え、母さんのお父さん!?ってことは…あたしのお爺ちゃんね!?」
お爺ちゃん……その言葉につい笑ってしまった。
まだそんな年齢じゃないんだけどね…
「ルフレさん、僕達の子供を見てどう思うかな?」
「それは…もうすぐルフレお爺ちゃんに会えるんだから、楽しみに取っておかないと!」
「あはは、そうだね!」
「お爺ちゃーん、今会いに行くよー!!」
「ソレイユ!待ってー!」
「ほら、あんた達ボケっとしないで早く行くわよ!」
「今行くよ!行こう、カムイ!」
「うん!!」
ラズワルドの手を取り私達は走り出した。
__懐かしい、笑顔が溢れるあの場所へと……
~end~
透魔王ハイドラを倒し、カムイ様が新たなる透魔王に即位された後……
私とラズワルドとソレイユ、オーディンとルーナとオフェリアで元の世界への帰路を歩いていた。
「いやぁ、長い戦いだったね!」
「何呑気に言ってんのよ!もしかしたら死んでたのかもしれないのよ!?」
「まっまあまあ、落ち着いてルーナ。こうしてみんな無事でいられたんだし」
「そうだ。我が妻よ、今宵はこうして生き延びられた事を盛大に祝……」
「あんたは黙ってなさい」
二人の相変わらずのやりとり思わず笑みが溢れた。
実はオーディンとルーナも結婚したのだ。
そうして子供も生まれて…前の戦いの時よりとはまた違った思いが心の中にあった。
「ねえ、父さん!」
「何?ソレイユ」
「父さん達の世界には可愛い女の子はたくさんいるの?」
ソレイユの質問にラズワルドは呆れ笑いを浮かべた。
「君はそればっかりだなぁ……」
「ナンパばかりしてる父さんに言われたくないねー!それで、どうなの?」
「ここは自分の目で確かめた方がいいんじゃないかな?ほら、楽しみは取っておかないと」
「それもそうだね!あっ、でも……」
するとソレイユは私の腕に抱き着いてきた。
「この先、どんな可愛い子がいてもあたしは母さんが一番だから!!」
ニッと笑みを浮かべてそう言う彼女に思わず頬が緩んだ。
「ちっちょっと、それは僕だって負けないからね?カムイへの愛は僕が一番強いんだから!」
「いーや、あたしの方が上だね!」
「あんたも大変ねぇ」
「あはは…でも、見てるだけで楽しくなってきちゃうから!」
「はぁ…本当呑気なんだから……」
「ま、いいんじゃないか?それでこそカムイ達って事だろ!」
「わ、父さんが真面目な事言ってる…!」
「しっ失礼な!!」
こうやって……またみんなとバカ出来るのがすごく幸せに感じる。
私達生きてるんだ、笑えるんだって。
「ねえ、カムイ」
「何?ラズワルド」
急にラズワルドが私の元へ駆け寄ってきた。
「急かもしれないけど……僕と出会ってくれてありがとう。これからもずっと愛してるよ!」
「!!」
そう言われた後、ラズワルドは私にキスをした。
「あーっ!!父さん何やってるんだよー!?」
「え?夫婦なんだから当たり前の事しただけだよ?」
「あたっ…あたしも母さんとキスしたいぃいぃぃ!!」
「ちょっ、ソレイユ!!?」
「本当、見てて呆れるわ」
「我が妻よ、俺たちも熱く情熱的な口付けを交わそうではない…」
「やめなさいよこの馬鹿ッ!!!」
「ふぐぉっ…!!」
「さすが母さん!」
それぞれがふざけ合いながら歩いていると、先の方から声がした。
「おーい、カムイー!!」
「!父さんだ!!」
「え、母さんのお父さん!?ってことは…あたしのお爺ちゃんね!?」
お爺ちゃん……その言葉につい笑ってしまった。
まだそんな年齢じゃないんだけどね…
「ルフレさん、僕達の子供を見てどう思うかな?」
「それは…もうすぐルフレお爺ちゃんに会えるんだから、楽しみに取っておかないと!」
「あはは、そうだね!」
「お爺ちゃーん、今会いに行くよー!!」
「ソレイユ!待ってー!」
「ほら、あんた達ボケっとしないで早く行くわよ!」
「今行くよ!行こう、カムイ!」
「うん!!」
ラズワルドの手を取り私達は走り出した。
__懐かしい、笑顔が溢れるあの場所へと……
~end~