マイヒーロー
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「僕の…半身に、なってくれないかな?」
「いいよ?」
あっさりとした答えにアルフォンスは驚いた。
「えっと…本当にいいの?」
「?うん。半身って、クロムとルフレみたいな関係でしょう?」
「………」
アルフォンスはその瞬間、盛大に困った。
彼の言う“半身”とはつまり、ナマエを妻に迎えたいという意味で言ったのであって…
「その、違うんだナマエ…」
「え、違うの?」
「うん…半身になって欲しいっていうのは、つまり…僕と……」
「うん?」
普段思った事は遠慮なく伝える彼だが、さすがにプロポーズとなると緊張するものなのなだろう。
しかも何も分かっていないナマエは、アルフォンスの目をじっと見つめ返している。
「僕、と…けっ……」
「け?」
結婚して欲しい…思い切ってそう言おうとした、その時。
「ナマエさんっ!」
突然、シャロンがナマエの後ろから抱きついてきたのだ。
「わっ、シャロン!どうしたの?」
「えっとですね…ちょっとお願いがありまして」
「お願い?」
シャロンはちらりとアルフォンスを見ると、再びナマエに向き直り口を開いた。
「はい!私のお姉さんになって欲しいんです!」
「お姉さ…え?」
「ふふ…お兄様!」
驚いたままナマエはアルフォンスの顔を見た。
「…ナマエ。改めて…僕と結婚してくれないか?」
「お姉さん…結婚……私が…?」
ナマエは頭の整理が追い付かず、その場で考え込んでしまった。
「あらら…ナマエさん、考えモードになっちゃいましたよ」
「やっぱり急過ぎたかな…でも、諦める気はないよ」
アルフォンスはナマエの両肩に手を置くと彼女と目を合わせた。
「ナマエ、その…落ち着いてくれ」
「…あ……アルフォンス…」
「僕は君が好きだ。この先僕の隣にいて欲しいのはナマエじゃないと駄目なんだ…君の、正直な気持ちを聞かせて欲しい」
「っ…」
アルフォンスの今までにない真剣な目を見てナマエはドキリとした。
「…私なんかで、本当にいいの?だって私は王族や貴族でもない、ましてや異世界の人間なのに……」
「言ったよね?僕はナマエじゃなきゃ駄目なんだって。そんな身分とかどうでもいい…ナマエという一人の女性に、僕は惹かれたんだ」
「アルフォンス……うぅっ…」
ナマエは嬉しさのあまり堪えていた涙が溢れ出た。
「あー!お兄様がナマエさんを泣かせました!」
「えっ…!やっやっぱり駄目…だったかな…?」
「ちがっ…違うよ!ふふ…シャロンも分かってるくせにそんな事言わないであげて…」
「えへへ、ごめんなさい…!でも、やっと私の願いが叶います!」
「わっ!」
「おっと…そうだね。これからはみんな本当の“家族”だ。末永く、よろしく頼むよ…ナマエ」
「はい、こちらこそっ…!」
___それは、私達が家族になると誓った日…
~end~
初アルフォンス夢でした!
彼の口調がイマイチ細かく掴めない…
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