※花嫁争奪戦の続編です。




「なあ、ナマエの花嫁姿は反則だと思うんだが」
「それ以上にこの前の戦闘…」
「あれはもう僕達が戦闘どころじゃなくなったな…」


あれから花嫁ナマエの争奪戦は引き分けに終わり、今はみんなの花嫁だということで終結した。

そしてその後、花嫁衣装のままナマエも戦闘に出された(元剣道部主将という事で、剣の心得はこの世界に来てから習得しているため)のだが…


「あの時の指揮は僕がしたけど…ナマエを指揮する時のあの言葉は悶えたな…」
「まるでルフレに言ってたみたいで妬けたぞ」
「僕だって…僕だって…！」
彼らは花嫁ナマエが参戦した時の戦闘を思い返していた。


“幸せにして欲しいな…”
“ちっ誓います！”
“ずっと一緒に…”


「普段聞けない言葉を聞けたのは相当レアだったな」
「あれも花嫁衣装の影響なのかな…」
「クソッ…ルフレが羨ましい！」
「戦闘中なのに、いつも以上にナマエが気になって仕方なかったよ…」

男性陣が花嫁ナマエの姿を思い返しては幸せな溜め息を吐いていた。


そんな中、ルフレが言いにくそうに口を開いた。


「あのさ…あの戦闘の後、実はナマエから戦闘の反省をするために二人で話し合ってたんだけど…」
「なっ…」
「んだってぇ！？」
「ナマエと二人きりで…！」

「お前達落ち着け。それで？」

「うっうん…それでその時、少し色々反応を見せてくれてね…」



“私が花嫁衣装を着る事になるなんて…思ってもみなかったよ”
“少し恥ずかしいけど…ウェディングドレスって憧れだったんだ～！”
“この格好、どう…かな？”
“好きな人と結婚かぁ。花婿さんは誰なんだろ…”
“私の花婿さんになってみる？ふふ、なんてね！”
“えへへ…”



「「「……」」」

「みんな、抑えろ…」

「中でもあの反応が一番可愛かったな…」



“ナマエ、少し動かないで…”
“ひゃっ…！？あ…ベールを直してくれたの？ありがとう！”



「ベールを直そうとナマエに触れた時、少し顔を赤くしたのは本当に可愛かった…」


「…いいぞ、お前達。存分にルフレに制裁を下せー！！」

「「「おおぉぉお！！！」」」



「え、ちょ…うわあぁぁぁぁ！！！」






～end～
花嫁夢主2回目ですね…そして鑑賞してなくてすみません汗
ただあのステータス画面で英雄を愛でた時に流れる台詞を、夢主で考えてみたかっただけなんです笑
そしてルフレが美味しい思いをする、と…笑
ちなみに、話している男性陣は前回出てきた7人です。