マイヒーロー
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ええっと……」
「とっても似合ってるわ、ナマエ!」
「悔しいけど…あたしよりも綺麗じゃないの」
「もう私がナマエをもらいたいくらいだわ!」
「ナマエみたいな人があの人も振り向いてくれるんでしょうね。はぁ…」
私は今、シーダとシャーロッテとリンとティアモにベタ褒めされている。
…花嫁衣装を着せられて。
私は彼女達が花嫁衣装を着ているところに偶然通りかかっただけで、何故か私も事の成り行きで着せられてしまったのだ。
どうやら花嫁を祝福する伝統的なお祭りのためらしいけど…
「あのー…もう気が済んだでしょうか…?私そろそろ着替…」
「何言ってるの!男性陣にも見せるべきよこれは!」
「ちょ、えぇぇえぇ!?」
四人にぐいぐいと引っ張られながら、私達は他の英雄達が集まるエントランスまで来た。
「みんなー、ちょっと集まって!特に男性陣!」
リンがそう呼びかけると、エントランスにいた英雄達がぞろぞろと集まってきた。
見たところ、ここにいる男性陣はアイク、クロム、タクミ、レオン、ルフレ、ロイ、エフラムだ。
「どうしたの?」
「?何で花嫁衣装を着てるんだ?」
「まあ、その説明は後!それよりいいもの見せてあげるわ。男性陣はより嬉しいと思うわよ~…ほら、ナマエ!」
「わわっ!ちょっとリン……」
「「「………」」」
リンに腕を引かれて私は英雄達の前に出された途端、英雄達の視線が一斉に私に注がれた。
「あ……えと…どっどうも……?」
なんて言ったらいいか分からなかったので、取り敢えず挨拶はしたけど…
何だろう…気のせいかな。
男性陣がみんな一斉に自分達だけで輪を作ってヒソヒソ話を始めている気がする…
「見たか?ナマエの姿…」
「ああ…」
「かっ可愛い…あれは可愛い過ぎた…ッ」
「でも、何で花嫁衣装を?」
「まさか知らない間に結婚相手がいたのか?!」
「なっ…一体誰だその抜け駆けをした愚か者は!!」
「こうなったら力ずくでナマエの結婚相手を決めようじゃないか」
「「「望むところだ!!!」」」
「…ねえ、みんなどうしたの?」
「きっと、今から貴女の結婚相手を決める決闘が行われると思うわ」
「けっ決闘?そんなバカな…」
シーダの言葉を冗談だと思っていると、話し合いを終えたのか男性陣が私に詰め寄ってきた。
「ナマエ、お前を花嫁にするのは俺だ」
「いや、ここは僕も負けてられないね」
「この中で誰がナマエの花婿に相応しいか決めることにしたんだ」
「まあ、もちろん勝つのは僕だけどね」
「何言ってるんだよ。僕に決まってる」
「ナマエの愛を手に入れるのは俺だ」
「運命を変えるッ!!!」
クロムの口癖を合図に男性陣は外に出て行ってしまった。
「………」
「効果はバツグンね!」
「なにその某モンスターでお馴染みのセリフ…というか、あの勝手な決闘を何とかしてよ!!」
「あの男性陣の中からナマエの花婿が決まるのね」
「一体誰になるのかしら!」
「あたし達も見学に行くわよ!!」
「ちょっとぉ~!!!」
花嫁なんて散々だ…そう思う日になったのだった。
~end~
今回の花嫁イベントから…
四人とも可愛過ぎました。
あんまり男性陣との絡み要素無くてすみません!
5/129ページ