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※タップバトルのネタバレ注意
幻の100階ダンジョン…
それは突如として現れた、天高く続く謎の多い塔だ。
100階目に到達した時、一体何が起こるのか…
それを確かめるために私は英雄達の力を借りてダンジョンの攻略を進めていた。
「これで…100階目……」
「とうとうここまで来たんだな…」
「一体、何が待っているのでしょうか…」
「本当に長かったわね…」
「これで最後なはずだ。気を抜かずに備えるぞ」
共に100階まで来てくれた英雄達はエフラム、エイリーク、ターナ、ヒーニアスの四人だ。
「!敵だ、迎え撃つぞ!」
ここに来るまでにも何度も遭遇した数多くの敵達が襲いかかってきた。
それをいつものように四人が倒していき…
「私は誰よりも強く、美しい!クックック…、さあ、恐れ慄き跪くがいい!」
この100階層目のボスなのかナーシェンが斧を手に攻撃を仕掛けてきた。
「最後はナーシェンか…」
「相手が斧となるとエフラムは不利になるな。果たしてヤツに敵うのか?」
「何を言ってる、そんなのは関係ない。俺は必ず勝つ!それにナマエが応援してくれるからな」
「惚気はいい。いくぞ!」
エフラムとヒーニアスの小さな言い争いの後、彼らは次々と来る敵と共に襲いかかるナーシェンと交戦を始めた。
「頑張って、みんな…!」
私は戦えない代わりに、彼らに全力で指示を出していく。
そして…
「ぐあぁっ…!バカな、この…私が……!!」
激しい戦いの末、私達が勝利を収める形でこの戦いは幕を閉じた。
「みんな、お疲れ様!」
「ああ、やっと終わったな…」
「まだ奥が続いているようですね」
「行ってみましょう!」
私達は期待と不安を抱きながら奥へと駆けて行った。
「!これは…」
「温泉…か?」
そう、100階層の最奥には光り輝く温泉が湧き出ていたのだ。
「最後の敵を倒した先にあるのが、まさか温泉だったとはな…」
「いいじゃない、この際みんなで入っていきましょうよ!」
ターナからまさかの提案に一同驚いて彼女を見た。
「えっ…一緒に、ですか…?」
「私達はずっと一緒に過ごしてきた仲なのに今更でしょう?さ、入るわよ!」
「ちょっ、ターナ…!」
エイリークだけでなく、私までターナに腕を引かれて岩の陰に連れていかれた。
「…エフラム、私達は先に帰った方が良さそうだと思わないか」
「確かにな…それにお前にナマエの裸を見せる訳にはいかない」
「そういう問題か…」
「お兄様達もちゃんと入るのよー!」
「「……」」
「って、なんでバスタオル持ってるのよ…」
「うーん、勘ってヤツかしら?」
「どんな勘よ…」
「まあまあ、とりあえず入りましょう」
私達はターナが何故か持っていたバスタオルを巻き温泉に入った。
「はぁ~…気持ちいいわぁ…」
「本当…身も心溶けていくようです…」
ここの温泉は何か特別な効果があるんじゃないのかってくらい、今まで入った温泉とは違っていた。
「…!」
「あ、エフラムにお兄様!」
岩の陰から出てきたのは、バスタオルを腰に巻いたエフラムとヒーニアスだった。
「っ…俺たちは向こうを向いているからな…」
「くれぐれもこちら側には近づくのではないぞ…」
少し顔を赤くさせながら、彼らは端の方に移動して湯に浸かった。
「二人とも照れ屋ね~。あ、そうだ!ナマエ、エフラムと一緒に入ってきたら?」
「は!?なっ何言ってるの…!?」
「そうよ、確かにお二人はお付き合いをされているけれど…今は流石にナマエが困るのでは…」
エイリークもターナの言葉に少し戸惑っているようだった。
「でも、この世界に温泉なんてきっとここくらいよ?もしかしたら探せばあるかもしれないけど…せっかくの機会なんだし、ほら!」
「ほらって、そういう問題じゃ…」
「私達はもっと向こうに行ってあげるからちゃんと二人で楽しみなさいよね?」
私の恥じらいなど完全無視で、ターナはエフラムに声を掛けた。
「エフラム!ナマエが貴方と一緒に入りたいんですって!」
ターナの言葉にエフラムが一瞬肩をビクッとさせた後、こちらを振り返った。
「タっターナ!私はそんな事言って…」
「お兄様はこっちに来て色々お話でもしましょう」
「…お前達の方には行かないが、向こうには行ってやる…」
「ヒーニアスまで…」
気付けば私とエフラム以外の三人は、私達からだいぶ離れたところまで移動してしまった。
「その、なんだ……嫌…だったか?」
「!いっ嫌なわけない…!でも…少し恥ずかしい…かな……」
恥ずかしさで俯きながらそう言葉を漏らすと、彼は私の後ろ側へと回り込んだ。
「わっ…!」
すると彼は私を後ろから抱きしめてきたのだ。
「実は俺も少し緊張してる…今だって、お前の顔をちゃんと見れないくらいだ…」
「エフラム…」
何だか嬉しかった。
彼も同じ気持ちでいてくれた事が…
「まあ、思えば俺たちお互いの裸見てるんだけどな」
「!!またそういう事言う…!」
「ははっ、悪い…」
次の瞬間、首筋に柔らかいものが触れて少しビクリとしてしまった。
「あっ…エフラム…!」
「今…俺とナマエの二人だけだったら……俺は完全にお前を襲っていただろうな」
「バカ…ここじゃなくても、お城に戻ったらそうするくせに…」
「ふっ…確かにそうだな」
「やっぱりエフラムはケダモノね」
「兄上、本当にナマエの事が好きみたいね。仲の良いところが見れて良かった」
「エイリークは相変わらず純粋よね…」
「……やはり帰るべきだったか…」
~end~
タップバトルの100階層ラストにある温泉ネタです。
ifみたいに召喚士と推しが混浴できるシステム実装されませんかね…笑
幻の100階ダンジョン…
それは突如として現れた、天高く続く謎の多い塔だ。
100階目に到達した時、一体何が起こるのか…
それを確かめるために私は英雄達の力を借りてダンジョンの攻略を進めていた。
「これで…100階目……」
「とうとうここまで来たんだな…」
「一体、何が待っているのでしょうか…」
「本当に長かったわね…」
「これで最後なはずだ。気を抜かずに備えるぞ」
共に100階まで来てくれた英雄達はエフラム、エイリーク、ターナ、ヒーニアスの四人だ。
「!敵だ、迎え撃つぞ!」
ここに来るまでにも何度も遭遇した数多くの敵達が襲いかかってきた。
それをいつものように四人が倒していき…
「私は誰よりも強く、美しい!クックック…、さあ、恐れ慄き跪くがいい!」
この100階層目のボスなのかナーシェンが斧を手に攻撃を仕掛けてきた。
「最後はナーシェンか…」
「相手が斧となるとエフラムは不利になるな。果たしてヤツに敵うのか?」
「何を言ってる、そんなのは関係ない。俺は必ず勝つ!それにナマエが応援してくれるからな」
「惚気はいい。いくぞ!」
エフラムとヒーニアスの小さな言い争いの後、彼らは次々と来る敵と共に襲いかかるナーシェンと交戦を始めた。
「頑張って、みんな…!」
私は戦えない代わりに、彼らに全力で指示を出していく。
そして…
「ぐあぁっ…!バカな、この…私が……!!」
激しい戦いの末、私達が勝利を収める形でこの戦いは幕を閉じた。
「みんな、お疲れ様!」
「ああ、やっと終わったな…」
「まだ奥が続いているようですね」
「行ってみましょう!」
私達は期待と不安を抱きながら奥へと駆けて行った。
「!これは…」
「温泉…か?」
そう、100階層の最奥には光り輝く温泉が湧き出ていたのだ。
「最後の敵を倒した先にあるのが、まさか温泉だったとはな…」
「いいじゃない、この際みんなで入っていきましょうよ!」
ターナからまさかの提案に一同驚いて彼女を見た。
「えっ…一緒に、ですか…?」
「私達はずっと一緒に過ごしてきた仲なのに今更でしょう?さ、入るわよ!」
「ちょっ、ターナ…!」
エイリークだけでなく、私までターナに腕を引かれて岩の陰に連れていかれた。
「…エフラム、私達は先に帰った方が良さそうだと思わないか」
「確かにな…それにお前にナマエの裸を見せる訳にはいかない」
「そういう問題か…」
「お兄様達もちゃんと入るのよー!」
「「……」」
「って、なんでバスタオル持ってるのよ…」
「うーん、勘ってヤツかしら?」
「どんな勘よ…」
「まあまあ、とりあえず入りましょう」
私達はターナが何故か持っていたバスタオルを巻き温泉に入った。
「はぁ~…気持ちいいわぁ…」
「本当…身も心溶けていくようです…」
ここの温泉は何か特別な効果があるんじゃないのかってくらい、今まで入った温泉とは違っていた。
「…!」
「あ、エフラムにお兄様!」
岩の陰から出てきたのは、バスタオルを腰に巻いたエフラムとヒーニアスだった。
「っ…俺たちは向こうを向いているからな…」
「くれぐれもこちら側には近づくのではないぞ…」
少し顔を赤くさせながら、彼らは端の方に移動して湯に浸かった。
「二人とも照れ屋ね~。あ、そうだ!ナマエ、エフラムと一緒に入ってきたら?」
「は!?なっ何言ってるの…!?」
「そうよ、確かにお二人はお付き合いをされているけれど…今は流石にナマエが困るのでは…」
エイリークもターナの言葉に少し戸惑っているようだった。
「でも、この世界に温泉なんてきっとここくらいよ?もしかしたら探せばあるかもしれないけど…せっかくの機会なんだし、ほら!」
「ほらって、そういう問題じゃ…」
「私達はもっと向こうに行ってあげるからちゃんと二人で楽しみなさいよね?」
私の恥じらいなど完全無視で、ターナはエフラムに声を掛けた。
「エフラム!ナマエが貴方と一緒に入りたいんですって!」
ターナの言葉にエフラムが一瞬肩をビクッとさせた後、こちらを振り返った。
「タっターナ!私はそんな事言って…」
「お兄様はこっちに来て色々お話でもしましょう」
「…お前達の方には行かないが、向こうには行ってやる…」
「ヒーニアスまで…」
気付けば私とエフラム以外の三人は、私達からだいぶ離れたところまで移動してしまった。
「その、なんだ……嫌…だったか?」
「!いっ嫌なわけない…!でも…少し恥ずかしい…かな……」
恥ずかしさで俯きながらそう言葉を漏らすと、彼は私の後ろ側へと回り込んだ。
「わっ…!」
すると彼は私を後ろから抱きしめてきたのだ。
「実は俺も少し緊張してる…今だって、お前の顔をちゃんと見れないくらいだ…」
「エフラム…」
何だか嬉しかった。
彼も同じ気持ちでいてくれた事が…
「まあ、思えば俺たちお互いの裸見てるんだけどな」
「!!またそういう事言う…!」
「ははっ、悪い…」
次の瞬間、首筋に柔らかいものが触れて少しビクリとしてしまった。
「あっ…エフラム…!」
「今…俺とナマエの二人だけだったら……俺は完全にお前を襲っていただろうな」
「バカ…ここじゃなくても、お城に戻ったらそうするくせに…」
「ふっ…確かにそうだな」
「やっぱりエフラムはケダモノね」
「兄上、本当にナマエの事が好きみたいね。仲の良いところが見れて良かった」
「エイリークは相変わらず純粋よね…」
「……やはり帰るべきだったか…」
~end~
タップバトルの100階層ラストにある温泉ネタです。
ifみたいに召喚士と推しが混浴できるシステム実装されませんかね…笑
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