マイヒーロー
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※“ハッピーエンド”の続編
「ん……」
目が覚めて時計を見ると朝の6時だった。
__いつもの、学校へ行く日に起きる時間。
「………」
なんだか……
とても長い夢を、見ていた気がする…
「…まあ、いっか……」
私は気のせいだと自分に言い聞かせるように学校の支度を始めた。
「えー、今日やるところは教科書56ページの……」
授業中、私は何故か上の空でずっと窓の外を眺めていた。
どこか…心にぽっかりと穴が開いてしまったようだった。
そして何故か無性に目がいってしまう。
雲ひとつない、綺麗な蒼い…蒼い空に……
「この人物はかつてこの大陸を救った英雄、“蒼炎の勇者アイク”と呼ばれる大英雄の一人であり…」
「!?」
今、“アイク”って…
私は体に電撃が走ったかのように、今の授業…世界史の教科書に目を通した。
そこには蒼い髪に赤いマントをなびかせた青年の後ろ姿の絵の画像が載っていた。
「“蒼炎の勇者アイク”……」
なんでだろう…
もう随分と昔で当然出会った事もない人のはずなのに……
「っ…ぁ……」
大粒の涙が溢れて止まらないの……
私はここが授業中の教室という事も忘れて、両手で顔を覆いながら嗚咽交じりに泣き出した。
「え、ちょっとナマエ?大丈夫…?」
隣の席の友人が私の背中をさすりながら心配そうに声を掛けてくれた。
「ごっごめ…なんか、私……ッ」
「なんだどうしたー?」
「先生、何かナマエ体調悪そうなので保健室まで連れて行きます」
私は友人に支えられながら教室を出た。
「本当に大丈夫?」
「うん…っ……ありがとう、ここまで付いてきてくれて…」
「いいってことよ!じゃあ、私教室戻ってるね」
保健室まで送ってもらうと、友人はそのまま教室に戻って行った。
幸いと言っていいのか…保健室には先生がみえず誰もいなかった。
「私…どうしたんだろう……」
本当に、何故あの“アイク”という名前を聞いたら涙が溢れてしまったのか……
それだけじゃない、会ったこともないはずの昔の英雄に…愛おしい、会いたいと…確かに思っていた。
「…とりあえず今は寝よう……」
私は一度落ち着くために保健室のベッドへ横になろうとした。
「誰かいるのか?」
突然、どこか聞いた事あるような声が扉が開く音と共に保健室に響いた。
「え……」
その人物は…綺麗な青色の髪に、頭には何故か緑色のハチマキを巻いていて、ここの制服を着た体格の良い青年だった。
「“アイク”………?」
私は気付けばその名前を口にしていた。
まるでずっと前から彼の事を知っていたかのように…
「ああ…そうだ。あんたはもう覚えてないかもしれないが…俺はもう1度、あんたに会いに来たんだ、ナマエ」
そう言ってフッと笑った彼…アイクに私はまた大粒の涙を溢れさせ、そのまま彼に駆け寄ると思い切り抱き付いていた。
「アイク…っ!…私、あなたをッ……!」
「何も言わなくていい。俺はただ…またナマエの傍にいたいだけだからな」
ああ、私はこの人を知っている。
確かな想いが、ずっと残ってる。
今度こそは…幸せが始まる……
もう二度と、離れないで…
~end~
“ハッピーエンド”の続編を書いてみました。
現代に戻った夢主はFEHでの記憶は無くなっていたけれど、アイクの事はどこか覚えていた→アイクは夢主のいる現代に転生?みたいな…笑
ちょっと“君の○は。”っぽいかな…汗
「ん……」
目が覚めて時計を見ると朝の6時だった。
__いつもの、学校へ行く日に起きる時間。
「………」
なんだか……
とても長い夢を、見ていた気がする…
「…まあ、いっか……」
私は気のせいだと自分に言い聞かせるように学校の支度を始めた。
「えー、今日やるところは教科書56ページの……」
授業中、私は何故か上の空でずっと窓の外を眺めていた。
どこか…心にぽっかりと穴が開いてしまったようだった。
そして何故か無性に目がいってしまう。
雲ひとつない、綺麗な蒼い…蒼い空に……
「この人物はかつてこの大陸を救った英雄、“蒼炎の勇者アイク”と呼ばれる大英雄の一人であり…」
「!?」
今、“アイク”って…
私は体に電撃が走ったかのように、今の授業…世界史の教科書に目を通した。
そこには蒼い髪に赤いマントをなびかせた青年の後ろ姿の絵の画像が載っていた。
「“蒼炎の勇者アイク”……」
なんでだろう…
もう随分と昔で当然出会った事もない人のはずなのに……
「っ…ぁ……」
大粒の涙が溢れて止まらないの……
私はここが授業中の教室という事も忘れて、両手で顔を覆いながら嗚咽交じりに泣き出した。
「え、ちょっとナマエ?大丈夫…?」
隣の席の友人が私の背中をさすりながら心配そうに声を掛けてくれた。
「ごっごめ…なんか、私……ッ」
「なんだどうしたー?」
「先生、何かナマエ体調悪そうなので保健室まで連れて行きます」
私は友人に支えられながら教室を出た。
「本当に大丈夫?」
「うん…っ……ありがとう、ここまで付いてきてくれて…」
「いいってことよ!じゃあ、私教室戻ってるね」
保健室まで送ってもらうと、友人はそのまま教室に戻って行った。
幸いと言っていいのか…保健室には先生がみえず誰もいなかった。
「私…どうしたんだろう……」
本当に、何故あの“アイク”という名前を聞いたら涙が溢れてしまったのか……
それだけじゃない、会ったこともないはずの昔の英雄に…愛おしい、会いたいと…確かに思っていた。
「…とりあえず今は寝よう……」
私は一度落ち着くために保健室のベッドへ横になろうとした。
「誰かいるのか?」
突然、どこか聞いた事あるような声が扉が開く音と共に保健室に響いた。
「え……」
その人物は…綺麗な青色の髪に、頭には何故か緑色のハチマキを巻いていて、ここの制服を着た体格の良い青年だった。
「“アイク”………?」
私は気付けばその名前を口にしていた。
まるでずっと前から彼の事を知っていたかのように…
「ああ…そうだ。あんたはもう覚えてないかもしれないが…俺はもう1度、あんたに会いに来たんだ、ナマエ」
そう言ってフッと笑った彼…アイクに私はまた大粒の涙を溢れさせ、そのまま彼に駆け寄ると思い切り抱き付いていた。
「アイク…っ!…私、あなたをッ……!」
「何も言わなくていい。俺はただ…またナマエの傍にいたいだけだからな」
ああ、私はこの人を知っている。
確かな想いが、ずっと残ってる。
今度こそは…幸せが始まる……
もう二度と、離れないで…
~end~
“ハッピーエンド”の続編を書いてみました。
現代に戻った夢主はFEHでの記憶は無くなっていたけれど、アイクの事はどこか覚えていた→アイクは夢主のいる現代に転生?みたいな…笑
ちょっと“君の○は。”っぽいかな…汗
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