マイヒーロー
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「………まずい…」
私は今、焦っていた。
「ここは…どこ……?」
そう、私は只今絶賛道に迷い中なのだ。
迷った場所はアスク王国から少し離れたところにある森の中…
何故こんなところに来ているのかというと、この森には水浴びにピッタリな綺麗な泉があるのだとシャロンから教えてもらったからであって…
思えば、森のどこらへんにあるとか聞いてなかった…
私はなんて馬鹿なんだ……
ガサッ
「!?」
その時、後ろから何か音が聞こえ思い切り振り返った。
まっまさか…敵……!?
私が身構えていると、音がした茂みからその正体が現れた。
「…いた。探したぞ、ナマエ」
現れたのは敵なんかではなく…
「ロ…ロディ~…!!」
そう、私の恋人でもあるロディだったのだ。
私は安心感から思わず彼に駆け寄ると抱きついてしまった。
「おっと…まったく、どうせ迷っている頃だろうとは思っていたが…まさか本当に迷っていたとは。どうして一人で行ったりしたんだ?どこかへ行くなら、私も呼んでくれと言っているだろう?」
ロディは呆れたような、でもどこか心配そうな瞳でそう聞いてきた。
「だっだって…ロディ、特訓忙しいみたいだったから…邪魔したら悪いかなって……」
私がそう答えると、彼は小さく溜息を吐いて私に向き直った。
「…君らしいな。いつでも他人を気遣う優しいところ……だが、一人で出歩くのに危険な事には変わりはない。それに、こうして迷っていては目的地に行く意味がないだろう?」
「う……ごめんなさい…」
何も反論なんて出来ずに、私はただロディに謝罪の言葉を述べた。
「まあ、こうして無事に君を見つけられたから良かったよ。さあ、泉に行くんだろう?早くしないと日が暮れてしまう」
「え、ロディ…どうしてその事を?」
「私はナマエの恋人だろう。君の考える事は大抵把握しているさ」
そう言って私の手を取ると彼は泉に向かって歩き出した。
「…やはり似ているな」
「え?」
「私の元いた世界にも、ナマエのようによく迷子になっている人がいたんだ。その度に私が助けていたが…」
「へぇ…そう、なんだ……」
私は何故かそこで、その私に似ているという人は女の子だったのかな…なんて事を考えてしまった。
「…その人は女性だったが、彼女に対して特に特別な感情は抱いてなどいなかったぞ。第七小隊のリーダーとして、本当に尊敬できる人物ではあったが……」
「ロっロディ…?」
突然、握られている手に少し力が加えられたのを感じて彼の顔を見上げた。
「お願いだから…そんな苦しそうな顔をしないでくれ。原因が私なら、君が笑ってくれるまで傍にいる。私は…君にそんな顔をして欲しくはない」
「ロディ……」
本当、彼には何でもお見通しだなぁ…
「…ごめんねロディ…正直に言うと、少し嫉妬しちゃってた。特別な感情がなかったとしても、ロディが他の女の人と一緒に過ごしてたんだって思うと…あはは、こんな醜い私、きっと嫌われちゃうな……」
「何を馬鹿な事を…ナマエを嫌うわけないだろう。私が好きになったのは、生涯で君ただ一人だけだ」
「ふふ、生涯って…まだ早過ぎるんじゃない?」
「そんな事はない。…これ以上は少し照れ臭いから、この話は終わりだ」
「えー?そんな事言うなら、私笑わなくなっちゃうんだから」
「そっそれは困るな…」
本気で受け止めてしまうロディに思わず笑みが溢れる。
「ふふっ…じゃあ、一緒に水浴びしてくれたら…許してあげる」
「!?そっそれは…分かってて言ってるのか…?」
「さぁ…?ほら、早く案内して!」
「なっ……はぁ…まったく、君には敵わないな……」
~end~
初ロディ夢でした!
ロディは新紋章で一番初めにマイユニとの支援A会話を見たくらいには好きでした笑
今回のお話は、新紋章マイユニとロディといえば迷子とうワードが真っ先に思い浮かんだので、思わず衝動書きしてしまいました…
私は今、焦っていた。
「ここは…どこ……?」
そう、私は只今絶賛道に迷い中なのだ。
迷った場所はアスク王国から少し離れたところにある森の中…
何故こんなところに来ているのかというと、この森には水浴びにピッタリな綺麗な泉があるのだとシャロンから教えてもらったからであって…
思えば、森のどこらへんにあるとか聞いてなかった…
私はなんて馬鹿なんだ……
ガサッ
「!?」
その時、後ろから何か音が聞こえ思い切り振り返った。
まっまさか…敵……!?
私が身構えていると、音がした茂みからその正体が現れた。
「…いた。探したぞ、ナマエ」
現れたのは敵なんかではなく…
「ロ…ロディ~…!!」
そう、私の恋人でもあるロディだったのだ。
私は安心感から思わず彼に駆け寄ると抱きついてしまった。
「おっと…まったく、どうせ迷っている頃だろうとは思っていたが…まさか本当に迷っていたとは。どうして一人で行ったりしたんだ?どこかへ行くなら、私も呼んでくれと言っているだろう?」
ロディは呆れたような、でもどこか心配そうな瞳でそう聞いてきた。
「だっだって…ロディ、特訓忙しいみたいだったから…邪魔したら悪いかなって……」
私がそう答えると、彼は小さく溜息を吐いて私に向き直った。
「…君らしいな。いつでも他人を気遣う優しいところ……だが、一人で出歩くのに危険な事には変わりはない。それに、こうして迷っていては目的地に行く意味がないだろう?」
「う……ごめんなさい…」
何も反論なんて出来ずに、私はただロディに謝罪の言葉を述べた。
「まあ、こうして無事に君を見つけられたから良かったよ。さあ、泉に行くんだろう?早くしないと日が暮れてしまう」
「え、ロディ…どうしてその事を?」
「私はナマエの恋人だろう。君の考える事は大抵把握しているさ」
そう言って私の手を取ると彼は泉に向かって歩き出した。
「…やはり似ているな」
「え?」
「私の元いた世界にも、ナマエのようによく迷子になっている人がいたんだ。その度に私が助けていたが…」
「へぇ…そう、なんだ……」
私は何故かそこで、その私に似ているという人は女の子だったのかな…なんて事を考えてしまった。
「…その人は女性だったが、彼女に対して特に特別な感情は抱いてなどいなかったぞ。第七小隊のリーダーとして、本当に尊敬できる人物ではあったが……」
「ロっロディ…?」
突然、握られている手に少し力が加えられたのを感じて彼の顔を見上げた。
「お願いだから…そんな苦しそうな顔をしないでくれ。原因が私なら、君が笑ってくれるまで傍にいる。私は…君にそんな顔をして欲しくはない」
「ロディ……」
本当、彼には何でもお見通しだなぁ…
「…ごめんねロディ…正直に言うと、少し嫉妬しちゃってた。特別な感情がなかったとしても、ロディが他の女の人と一緒に過ごしてたんだって思うと…あはは、こんな醜い私、きっと嫌われちゃうな……」
「何を馬鹿な事を…ナマエを嫌うわけないだろう。私が好きになったのは、生涯で君ただ一人だけだ」
「ふふ、生涯って…まだ早過ぎるんじゃない?」
「そんな事はない。…これ以上は少し照れ臭いから、この話は終わりだ」
「えー?そんな事言うなら、私笑わなくなっちゃうんだから」
「そっそれは困るな…」
本気で受け止めてしまうロディに思わず笑みが溢れる。
「ふふっ…じゃあ、一緒に水浴びしてくれたら…許してあげる」
「!?そっそれは…分かってて言ってるのか…?」
「さぁ…?ほら、早く案内して!」
「なっ……はぁ…まったく、君には敵わないな……」
~end~
初ロディ夢でした!
ロディは新紋章で一番初めにマイユニとの支援A会話を見たくらいには好きでした笑
今回のお話は、新紋章マイユニとロディといえば迷子とうワードが真っ先に思い浮かんだので、思わず衝動書きしてしまいました…
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