マイヒーロー
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※少し肌色注意
夜……
私はアルフォンスの部屋のベッドの上で、彼に腕枕をされた状態である事について考えながら横たわっていた。
そのある事とは…
「ナマエさーん!」
今日の昼下がり、お城の廊下を歩いているとシャロンに呼び止められた。
「シャロン。どうかした?」
「はい!ナマエさん、少し耳を貸してくれませんか?」
「?別にいいけど…」
私は言われるまま彼女に耳を寄せた。
「そろそろお兄様との赤ちゃんは出来る頃でしょうか?」
「!!!??」
とんだ爆弾発言に私は思わず思い切り後ずさった。
「なっなななな何を…!!?」
「ナマエさん、お兄様とお付き合いされてから大分経ちましたよね?なのでもうそういう事は経験済みかと思うので、そろそろ赤ちゃんが出来てもいい頃___」
「ちっちょっと待ってね、シャロン」
一人暴走する彼女の肩を掴んで一旦落ち着かせた。
「…いきなりどうしてそんな風に思ったの?」
「え?だって、ナマエさんとお兄様…もう経験されてるんじゃないんですか?」
「いや別に…まあ、しっしてはいますけど……!だからって何で赤ちゃんなんて…」
というか、経験済みかどうかの質問でもうアウトだと思うんですが……
「この前、お母様とお手紙のやりとりをしていた時なんですけど…早くナマエさんとお兄様の孫の顔が見たいって書かれてたんです!なのでここは状況を聞いておこうかと思いまして…」
「孫の顔って……」
いくらなんでも気が早すぎなんじゃ…
「私もお母様もいつでも待ってますからね!あ、急に気分が悪くなって吐き気が襲ってきたりしたらいち早く教えてくださいね?私が駆け付けちゃいますから!それでお母様の元へ報告に___」
「…ダメだ、ついていけない……」
「どうかしたのかい?」
昼間のシャロンのマシンガントークを思い返していたら、アルフォンスが私の顔を覗いてきた。
「アルフォンス…ううん、何でもないよ……」
「…もしかしてシャロンに何か言われた?」
「う……」
いきなり図星を突いてくるものだから思わず顔に出てしまった。
「良かったら話してくれないか?」
「えっと…」
こっこれは…話していいものなのかな……?
というか、今更だけどアルフォンスは一国の王子様…
そう簡単に彼との子供…この国の継承者の話を持ち出していいのか。
「ナマエ…僕は、どんな話でもきちんと向き合いたいと思ってる。君がどうしても話したくないのなら、無理強いだけはしないよ」
「アルフォンス……」
そうだ……彼はこういう人だった。
どんな事でも、やっぱり隠し事なんてしたくない…
私は意を決してアルフォンスに昼間、シャロンから言われた事を告白した。
「……という訳なんです…」
「なるほど…シャロンがそんな事を……」
私が話し終えるとアルフォンスは一瞬どこか一点を見つめた後、私に向き直った。
……いや、向き直ったというか…
腕枕の状態から私を組み敷いている態勢に変わった。
「あっアルフォンス…?」
「そんなに僕達の子供を期待されてたなんて…正直予想外だったよ。ナマエ、幸せな家庭を築いていこうね……」
「え、あの……あっ…!」
元々、事後でお互い何も身に纏っていなかったため、第二ラウンドなるものを開始するのは容易な事だった。
この数ヶ月後、吐き気を催しシャロンが本当に駆けつけて来てくれたのは……また別のお話。
~end~
夜……
私はアルフォンスの部屋のベッドの上で、彼に腕枕をされた状態である事について考えながら横たわっていた。
そのある事とは…
「ナマエさーん!」
今日の昼下がり、お城の廊下を歩いているとシャロンに呼び止められた。
「シャロン。どうかした?」
「はい!ナマエさん、少し耳を貸してくれませんか?」
「?別にいいけど…」
私は言われるまま彼女に耳を寄せた。
「そろそろお兄様との赤ちゃんは出来る頃でしょうか?」
「!!!??」
とんだ爆弾発言に私は思わず思い切り後ずさった。
「なっなななな何を…!!?」
「ナマエさん、お兄様とお付き合いされてから大分経ちましたよね?なのでもうそういう事は経験済みかと思うので、そろそろ赤ちゃんが出来てもいい頃___」
「ちっちょっと待ってね、シャロン」
一人暴走する彼女の肩を掴んで一旦落ち着かせた。
「…いきなりどうしてそんな風に思ったの?」
「え?だって、ナマエさんとお兄様…もう経験されてるんじゃないんですか?」
「いや別に…まあ、しっしてはいますけど……!だからって何で赤ちゃんなんて…」
というか、経験済みかどうかの質問でもうアウトだと思うんですが……
「この前、お母様とお手紙のやりとりをしていた時なんですけど…早くナマエさんとお兄様の孫の顔が見たいって書かれてたんです!なのでここは状況を聞いておこうかと思いまして…」
「孫の顔って……」
いくらなんでも気が早すぎなんじゃ…
「私もお母様もいつでも待ってますからね!あ、急に気分が悪くなって吐き気が襲ってきたりしたらいち早く教えてくださいね?私が駆け付けちゃいますから!それでお母様の元へ報告に___」
「…ダメだ、ついていけない……」
「どうかしたのかい?」
昼間のシャロンのマシンガントークを思い返していたら、アルフォンスが私の顔を覗いてきた。
「アルフォンス…ううん、何でもないよ……」
「…もしかしてシャロンに何か言われた?」
「う……」
いきなり図星を突いてくるものだから思わず顔に出てしまった。
「良かったら話してくれないか?」
「えっと…」
こっこれは…話していいものなのかな……?
というか、今更だけどアルフォンスは一国の王子様…
そう簡単に彼との子供…この国の継承者の話を持ち出していいのか。
「ナマエ…僕は、どんな話でもきちんと向き合いたいと思ってる。君がどうしても話したくないのなら、無理強いだけはしないよ」
「アルフォンス……」
そうだ……彼はこういう人だった。
どんな事でも、やっぱり隠し事なんてしたくない…
私は意を決してアルフォンスに昼間、シャロンから言われた事を告白した。
「……という訳なんです…」
「なるほど…シャロンがそんな事を……」
私が話し終えるとアルフォンスは一瞬どこか一点を見つめた後、私に向き直った。
……いや、向き直ったというか…
腕枕の状態から私を組み敷いている態勢に変わった。
「あっアルフォンス…?」
「そんなに僕達の子供を期待されてたなんて…正直予想外だったよ。ナマエ、幸せな家庭を築いていこうね……」
「え、あの……あっ…!」
元々、事後でお互い何も身に纏っていなかったため、第二ラウンドなるものを開始するのは容易な事だった。
この数ヶ月後、吐き気を催しシャロンが本当に駆けつけて来てくれたのは……また別のお話。
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