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※夢主とアイクは“召喚士との絆の契り”レベルS一歩手前のレベルA状態。
(ここではレベルS=結婚/婚約となります)
「はあぁっ!!」
ウルヴァンを振りかざす彼…アイクは今日も修練の塔で特訓だ、という事で一緒に第10階層へ来ていた。
いつものように私が指示を出してアイクが敵を倒していく…
そういえば、彼と絆の契りを交わしてからもう随分と経つ気がする。
召喚士と絆の契りを交わした英雄は、共に戦う度にさらに強くなれるもの……
契りを交わしてからのアイクを見ていると、前も相当強かったけれどますます強くなっているのが目に見えて分かる。
「お疲れ様、アイク。今日も絶好調だね!」
「ああ。あんたと契りを交わしてから、もっと強くなったのを実感できてるな…」
するとアイクはじっと私の顔を凝視してきた。
「…アイク?」
「いや…何でもない。今日の特訓はここまでで大丈夫だ。付き合ってくれてありがとな」
「あ…うっうん」
何か言いたそうな感じがしたのは気のせい…なのかな……?
アイクとお城で別れた後、私は勉強をしようと資料室へ足を進めていた。
「…あ、ナマエ!ちょうどよかったわ!」
途中でアンナさんが私を見つけるなり駆け寄ってきた。
「アンナさん。どうかしたんですか?」
「ナマエ、さっきもアイクと修練の塔で特訓してきたんでしょう?」
「ええ、まあ…」
するとアンナさんはどこか嬉しそうに口を開いた。
「ふふふ…ついにこの時が来たわね……ナマエ、これから言うことをよく聞きなさい!」
彼女はそう言って私の両肩を掴んできた。
「あなたとアイクの絆はもう十分に深まったわ。そしてこの召喚士との絆の契りの最終目標は…ズバリ、契りを交わした英雄と結婚出来るのよ!」
「……はい?」
一瞬、アンナさんが言っている事が理解出来ずポカンとしてしまった。
「あら、もしかして説明してなかった?召喚士が契りを交わす時に選んだ英雄が異性なら、絆を十分に深めると婚約を交わす事が出来るのよ。まあ、別に結婚じゃなくても半身…つまり一番の相棒って関係でもいいんだけど」
淡々と説明していくアンナさんについていけない……
結婚って…この契りにそんな事も含まれていたなんて……
「でも…ナマエが契りを交わそうと思った英雄がアイクだったのは、あなたが彼を好きだったから…そうでしょう?」
「っ!!?」
図星を突かれ、思わずバッと彼女に顔を向けてしまった。
「何で分かるのかって顔ね。だってあなた達、契りを交わす前からすごく仲良かったもの。その時からの様子を見てれば…ねえ?」
「ねえ?って…」
確かにアンナさんの言う通りだ。
私が絆の契りを交わす際にアイクを選んだ理由…それは紛れも無く私がアイクに恋をしていたから……
少し贔屓かもしれないけど…アイクがもっと強くなってくれる事は本当に嬉しかった。
「アイクが好きなら、もうこれは結婚一択よね?」
「…出来ません」
「え…どっどうして!?」
私がそう言うと、アンナさんはとても驚いた様子だった。
「いくらこの契りで交わした相手と結婚が出来るからって…アイクの気持ちを無視して結婚なんて、出来ません。それにアイクは…私を生涯の友だ、と言ってくれたんです。その関係だけで、私は幸せだから……」
私は本心をそのまま彼女に話した。
アイクと結婚……そんな事できたら、どれだけ素敵だろう。
でも…それを望んでいるのは私だけ……
アイクは私の事を仲間としか思っていないから…
「…これはアイクも可哀想ね……」
「え?」
「ううん、何でもないわ。じゃあ、半身として絆を結ぶ前にアイクに会いに行って来なさい」
「はい…」
私はアンナさんに一礼すると、先ほど別れたばかりのアイクの元へと走った。
「…!アイク!」
ちょうどお城の廊下を歩いていたアイクの後ろ姿を見かけ、私はその背中に向かって彼の名前を呼んだ。
「!ナマエか。どうした?」
「あのね…アイクに話したい事があって…」
彼とは半身として…これからもこの契りを交わしていこう。
私の一方的な想いは、胸の奥にしまい込まないと……
「私との絆の契りなんだけど…私と___」
「待った」
私と半身になって欲しい、と言う前にアイクに遮られた。
「俺から先に言わせてくれ。…ナマエ、俺と結婚してくれないか?」
「……………え?」
アンナさんの時と同じように再び思考が停止した。
「今、なんて…?」
「俺と結婚…婚約して欲しい。召喚士との絆の契りは、最終的に婚約が出来るんだろう?俺はナマエと結婚したい。もちろん、あんたがよければだが…」
「ちっちょっと待って!どうしてアイクがその事を…?」
アイクがこの契りで最終的に結婚できる事を知っている事に疑問を感じた。
「契りを交わした時にアンナから言われたんだ。だから俺は頻繁にあんたを特訓に付き合わせてた…そこは悪かった」
「いや、それは別に謝る事じゃないけど……アイク、結婚じゃなくて半身になってくれの間違いじゃないの…?」
私がそう聞くと、彼は私の目をまっすぐに見たまま口を開いた。
「前にあんたには生涯の友だ、と言った事があったよな。だが…今は生涯の伴侶になって欲しい…そう思っている。この契りを利用するような形になってしまったが…それでも、俺はあんたと結婚したい」
私は気付けば目から涙が溢れている事に気が付いた。
「本当に…本当に、結婚してもいいの…?私なんかが…アイクの奥さんになっていいの…?」
「何言ってる。ナマエにしかなって欲しくないんだ。これからは英雄として、夫としてあんたを守り抜くと誓う」
「アイクっ……はい、お願いします…!」
これからもこの契りは続いていく。
私たちは固い絆で結ばれてる……そう信じていいよね?
~end~
召喚士との絆の契りシステムから…
私は迷わず総選挙アイクと結んで無事にSに出来ました!笑
このレベルSが結婚だったらいいなぁ~という願望を込めてこのお話を書きました…笑笑
結婚した場合はもちろん、英雄の世界に一緒に帰る事前提…ですよね((
(ここではレベルS=結婚/婚約となります)
「はあぁっ!!」
ウルヴァンを振りかざす彼…アイクは今日も修練の塔で特訓だ、という事で一緒に第10階層へ来ていた。
いつものように私が指示を出してアイクが敵を倒していく…
そういえば、彼と絆の契りを交わしてからもう随分と経つ気がする。
召喚士と絆の契りを交わした英雄は、共に戦う度にさらに強くなれるもの……
契りを交わしてからのアイクを見ていると、前も相当強かったけれどますます強くなっているのが目に見えて分かる。
「お疲れ様、アイク。今日も絶好調だね!」
「ああ。あんたと契りを交わしてから、もっと強くなったのを実感できてるな…」
するとアイクはじっと私の顔を凝視してきた。
「…アイク?」
「いや…何でもない。今日の特訓はここまでで大丈夫だ。付き合ってくれてありがとな」
「あ…うっうん」
何か言いたそうな感じがしたのは気のせい…なのかな……?
アイクとお城で別れた後、私は勉強をしようと資料室へ足を進めていた。
「…あ、ナマエ!ちょうどよかったわ!」
途中でアンナさんが私を見つけるなり駆け寄ってきた。
「アンナさん。どうかしたんですか?」
「ナマエ、さっきもアイクと修練の塔で特訓してきたんでしょう?」
「ええ、まあ…」
するとアンナさんはどこか嬉しそうに口を開いた。
「ふふふ…ついにこの時が来たわね……ナマエ、これから言うことをよく聞きなさい!」
彼女はそう言って私の両肩を掴んできた。
「あなたとアイクの絆はもう十分に深まったわ。そしてこの召喚士との絆の契りの最終目標は…ズバリ、契りを交わした英雄と結婚出来るのよ!」
「……はい?」
一瞬、アンナさんが言っている事が理解出来ずポカンとしてしまった。
「あら、もしかして説明してなかった?召喚士が契りを交わす時に選んだ英雄が異性なら、絆を十分に深めると婚約を交わす事が出来るのよ。まあ、別に結婚じゃなくても半身…つまり一番の相棒って関係でもいいんだけど」
淡々と説明していくアンナさんについていけない……
結婚って…この契りにそんな事も含まれていたなんて……
「でも…ナマエが契りを交わそうと思った英雄がアイクだったのは、あなたが彼を好きだったから…そうでしょう?」
「っ!!?」
図星を突かれ、思わずバッと彼女に顔を向けてしまった。
「何で分かるのかって顔ね。だってあなた達、契りを交わす前からすごく仲良かったもの。その時からの様子を見てれば…ねえ?」
「ねえ?って…」
確かにアンナさんの言う通りだ。
私が絆の契りを交わす際にアイクを選んだ理由…それは紛れも無く私がアイクに恋をしていたから……
少し贔屓かもしれないけど…アイクがもっと強くなってくれる事は本当に嬉しかった。
「アイクが好きなら、もうこれは結婚一択よね?」
「…出来ません」
「え…どっどうして!?」
私がそう言うと、アンナさんはとても驚いた様子だった。
「いくらこの契りで交わした相手と結婚が出来るからって…アイクの気持ちを無視して結婚なんて、出来ません。それにアイクは…私を生涯の友だ、と言ってくれたんです。その関係だけで、私は幸せだから……」
私は本心をそのまま彼女に話した。
アイクと結婚……そんな事できたら、どれだけ素敵だろう。
でも…それを望んでいるのは私だけ……
アイクは私の事を仲間としか思っていないから…
「…これはアイクも可哀想ね……」
「え?」
「ううん、何でもないわ。じゃあ、半身として絆を結ぶ前にアイクに会いに行って来なさい」
「はい…」
私はアンナさんに一礼すると、先ほど別れたばかりのアイクの元へと走った。
「…!アイク!」
ちょうどお城の廊下を歩いていたアイクの後ろ姿を見かけ、私はその背中に向かって彼の名前を呼んだ。
「!ナマエか。どうした?」
「あのね…アイクに話したい事があって…」
彼とは半身として…これからもこの契りを交わしていこう。
私の一方的な想いは、胸の奥にしまい込まないと……
「私との絆の契りなんだけど…私と___」
「待った」
私と半身になって欲しい、と言う前にアイクに遮られた。
「俺から先に言わせてくれ。…ナマエ、俺と結婚してくれないか?」
「……………え?」
アンナさんの時と同じように再び思考が停止した。
「今、なんて…?」
「俺と結婚…婚約して欲しい。召喚士との絆の契りは、最終的に婚約が出来るんだろう?俺はナマエと結婚したい。もちろん、あんたがよければだが…」
「ちっちょっと待って!どうしてアイクがその事を…?」
アイクがこの契りで最終的に結婚できる事を知っている事に疑問を感じた。
「契りを交わした時にアンナから言われたんだ。だから俺は頻繁にあんたを特訓に付き合わせてた…そこは悪かった」
「いや、それは別に謝る事じゃないけど……アイク、結婚じゃなくて半身になってくれの間違いじゃないの…?」
私がそう聞くと、彼は私の目をまっすぐに見たまま口を開いた。
「前にあんたには生涯の友だ、と言った事があったよな。だが…今は生涯の伴侶になって欲しい…そう思っている。この契りを利用するような形になってしまったが…それでも、俺はあんたと結婚したい」
私は気付けば目から涙が溢れている事に気が付いた。
「本当に…本当に、結婚してもいいの…?私なんかが…アイクの奥さんになっていいの…?」
「何言ってる。ナマエにしかなって欲しくないんだ。これからは英雄として、夫としてあんたを守り抜くと誓う」
「アイクっ……はい、お願いします…!」
これからもこの契りは続いていく。
私たちは固い絆で結ばれてる……そう信じていいよね?
~end~
召喚士との絆の契りシステムから…
私は迷わず総選挙アイクと結んで無事にSに出来ました!笑
このレベルSが結婚だったらいいなぁ~という願望を込めてこのお話を書きました…笑笑
結婚した場合はもちろん、英雄の世界に一緒に帰る事前提…ですよね((
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